右肩下がりのドクターイエロー

なんでもありの日記。ゲーム・アニメ・ネット・妄想の話が多い。記事の半分は冗談で出来てます。

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2014.08.16.Sat

最近読んだ本の感想

最近読んだ本の感想です。遡っているものもあるので記憶が結構曖昧です。ご了承ください。

●棺姫のチャイカ

棺姫のチャイカI<棺姫のチャイカ> (富士見ファンタジア文庫)
KADOKAWA / 富士見書房 (2012-09-01)
売り上げランキング: 12,744

「スクラップド・プリンセス」等、長年ライトノベル安定中堅アニメ化経験豊富な榊先生の最新?作。春アニメにやっていたのにドはまりして原作も読みました。あらすじなんかはこんな感じなんですが、原作はよりダークにグロくえげつない内容。アニメでまるでギャグのように表現されていた「トールの見たチャイカの幻影」なんかすごい悲惨なことになっています。あんまりネタバレちゃいけないかな?原作はアニメより進んでいまして遺体集めのための天下一武道会みたいなことしていますが、そこでトールまたアカリが「サバターに向いていない」理由等も語られ、より深くキャラの背景を知ることができます。
人間ではないフレドリカがちょくちょく人間の不合理な行動に対し「罪悪感っていうの?それって人間の悪い癖だよね」と言うのがすげー刺さるすげー刺さる。でも、そういう考え方が必要になる瞬間もあるかもしれないしでもだからこそ人間は人間たりえるのだと思うのですよ。
そんなこんなかっこいい哲学も踏まえつつグロでハードでファンタジー、と見せかけてもしかしたらSF的な、神様的存在が支配しているシステマチックな世界でしたーみたいなオチがくるのかも?と予想したりなんだり。アニメ2期と同時に原作も終わらせるらしいので楽しみです。バッドエンドにはならんと思う。ラノベだし。いやでも……って感じ。

●夜の光

夜の光 (新潮文庫)
夜の光 (新潮文庫)
posted with amazlet at 15.10.18
坂木 司
新潮社 (2011-08-28)
売り上げランキング: 181,142

「約束は交わさない。別れは引きずらない。大事なのは、自分に課せられた任務を遂行すること。正体を隠しながら送る生活の中、出会う特別な仲間たち。天文部での活動を隠れ蓑に、今日も彼らは夜を駆ける。ゆるい部活、ぬるい顧問、クールな関係。ただ、手に持ったコーヒーだけが熱く、濃い。未来というミッションを胸に、戦場で戦うスパイたちの活躍を描く。オフビートな青春小説。(amazonから引用)」だそうです。それぞれに事情を抱えた高校生たちが天文部で身を寄せあいながら、互いに助け合い支えあい見えない未来に向かいそれぞれがそれぞれの場所で頑張る話。比喩としてスパイ、諜報員等々表現を使って日常生活の息苦しさや空気の冷たさ、仲間たちとのほっとした瞬間の緩急つけたピッチングが良いです。馴れ合いすぎないハートフルすぎない、でもクールに逞しく、かつみずみずしく乾いた青春が読みたいならおすすめ。

●深愛

深愛 (しんあい) (幻冬舎文庫)
水樹奈々
幻冬舎
売り上げランキング: 34,414

紅白歌合戦にも出演しちゃうハイパー声優かつ歌手の水樹奈々様の自伝。アニソン界の女王が、もともとは演歌歌手を目指して上京してきたという話は有名ですが、その生い立ちから高校(芸能科)生活、レッスンを受けさせてくれる先生からのセクハラ、そして何よりお父様への深-----------い愛情に満ち満ちた自伝となっております。そもそもなんで演歌歌手を子供の頃から目指していたのか?演歌歌手に育てようと英才教育を施したその歌のレッスン内容とは?等々、出身地であるのど自慢大会が普通に行われる(らしい)名古屋の文化から詳しく書かれているので「それで水樹奈々という存在は作られたのですね!」と納得する逸品。ですが芸能界ってのはハードです。しかも奈々様は演歌歌手を目指していたものの芸能科では成績優秀の特待生(つまり仕事がない)、歌唱力はあり余るくらいなのに、事務所が潰れたり、声優と歌手の両立を目指したり、かといってそれで歌手の仕事に結び付くかというとそうでもなかったりとにかく苦労の連続で超絶ハードな人生を送られていらっしゃいます。今現在のご様子は多くのファンを持ちお父様を亡くされても強く美しくパワフルに活動されていますがなんていうかもう「成功して本当良かったですね!!!!!!!!!!!!!!」としか言いようがない。夢をかなえる強い意志と根性と運を待てる我慢が必要なんですね。ゴクリ。

●マグダラで眠れ
マグダラで眠れ (電撃文庫)
支倉 凍砂
アスキーメディアワークス (2012-07-10)
売り上げランキング: 223,393

「狼と香辛料」の支倉先生の作品。今回は、錬金術士の話ですよー。やはり鉛を金にするってのは並大抵のもんじゃない。おまけに世界情勢は宗教戦争やらなんやらで不安定だったり街の経済が傾きそうになったり、そんな世界の中でラノベヒーローのようにチートな能力のない錬金術士やその見習い、職人等々、「騎士や富豪のお手伝い」をする立場の人達のすったもんだきりきりまいな日々に、読んでて手が震えました(病気のせいです。でもマジでページがめくれなくなった)
錬金術士に剣は使えない、力も体力もない。あるのは知恵と探究心、それらを使ってこんな世界の「マグダラ」をどう目指す!?っていう弱者のぎりぎり感がたまんないっす。主人公クースラ(利子の意)の胃のねじれそうな理屈・屁理屈っぷりと異端の少女フェネシスの可愛さや芯の強さが対立し分かち合いなんかいー雰囲気になっていくのをにやにやしながら読みましょう。地の文まで理屈だらけで、しつこいようだけどやっぱ脳が死にそうになりました。でも面白い!

●艦隊これくしょん-艦これ-鶴翼の絆
艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆 (富士見ファンタジア文庫)
内田 弘樹
KADOKAWA/富士見書房 (2014-02-20)
売り上げランキング: 142,148

うちの艦隊に、まだ瑞鶴も翔鶴もいないよ!そんなこと知らないまま読んじゃったよ!でも面白かったよ!
「あの戦争」から艦娘として生まれ変わった瑞鶴が主人公の艦これライトノベル。メディアミックスももう何読めばいいんだかって感じですが、今のところどの作品もゲームさわってりゃそこそこ理解できるので楽しく読めます。こちらの作品もそうですが、艦これ以前に「艦隊もの」を書いていた作家さん達がゲームをプレイし執筆されているのでその理解度世界観安定感たるや感激致しました。
原作はむしろふわっとしているところがあるので、それを独自解釈だったりオリジナル設定で各作家の色も出ててとても出来のいい二次創作を見ている気分です(めっちゃ褒めています!)どれよめばいいかわかんない方はとりあえず好きなキャラが出てる作品からでいいんじゃないかなっと。

●OP-TICKET GAME
OP-TICKET GAME (電撃文庫)
OP-TICKET GAME (電撃文庫)
posted with amazlet at 15.10.18
土橋真二郎
アスキー・メディアワークス (2013-04-10)
売り上げランキング: 69,904

「扉の外」等で人間の倫理観を崩壊させ主に女の子を心理的立場的に貶めまくる土橋先生が本気を出したーーーーーーー!!「おっぱいチケット」なるものを10枚集めるとクラスの女の子のおっぱいが揉めます!というルールのもと男子たちの威信をかけた心理戦が今、始まる……!だがおっぱいにたどり着く前に、パンツを辿りつかなければならない。さあ君ならどうやってパンツを見るため策略練り根性を出せるだろうか。
ってアホかーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
下品!えげつない!ひどい!バカすぎる!でも好き!だから好き!ってなりました。
頭のいい人が本気出すとこんな面白い作品が出来るんですね。あ、しつこいようですけどやっぱり女の子が萌えっていうよりゲームのルールによって無理やりエロい目にあったり(ラノベなんで可愛いもんですが)男子の性欲のために無茶苦茶な論旨で説き伏せられたりとりあえず色々下品なんで下品なの苦手な方にはおすすめできない。おっぱいとは何か?パンツとは量子論?いや宇宙?とかとにかくつべこべいわず下品を楽しみたい方は是非。パンツのこと考えると自分の存在なんかゴミだね!

●東京右半分
東京右半分
東京右半分
posted with amazlet at 15.10.18
都築 響一
筑摩書房
売り上げランキング: 237,563

「ふんどしパブに女装図書館、パンダの剥製に地元プロレスに、昭和キャバレーに健康ランドに極道ジャージにラブドール…85の物語と108のキャラクターでつづる、右曲がりの東京見聞録。 (Amazonからの引用)」魔都市・東京に潜むアンダーグラウンドな世界を紹介してくれる本です。正直実際に行ってみたいと思うところは(ハードすぎて)なかったんですが、そんな世界を覗き込みたい!って好奇心を満たしてくれます。公の場では言いにくい嗜好だの性癖だの、それこそメディアにあげたら不謹慎だのなんだの文句が飛び交ってきそうですが、人間の欲望や生き方や好みなんて他人の知ったこっちゃないうえ変化させられるもんじゃない。だからこそ、分かり合える者同士が寄り添い笑いあえる場所が必要なのです。と私は解釈しました。表紙見てわかるとおり最後のほうはほぼエロで素人のエロ写真をひたすら集めた図書館とかラブドールの制作現場とか紹介してくれます。それらその世界にも需要と供給があるから、人のドラマがあるから存在するのです。「ある」ものを気に入らないからって「ない」扱いしちゃ駄目だよねーと思いつつ、やっぱ結構ハードな内容もありますから興味のある方にだけおすすめ。

●騙王
騙王 (メディアワークス文庫)
秋目 人
アスキーメディアワークス (2011-07-23)
売り上げランキング: 296,200

「何もせずに朽ち果てるくらいなら、口先だけで手に入れてみせよう。金も力も愛も、そして王座さえも……。 ローデン国の第二王子であるフィッツラルド。第一王子を後継者にと考える国王からは疎まれ、その第一王子からは頻繁に刺客を送られ、茨の日々を過ごしている。このままでは、漫然と死を待つだけだ……そう考えた彼は決意する。相手が誰であろうと、騙りつくそう ―― すべては生き抜くために。 頭脳と口先で自らの運命を変えた、ある少年の物語。第17回電撃小説大賞4次選考作。(Amazonから引用)」
こちらも力や魔法とかはないけれど、自らの立場(第二王子だから、すでに不利)と頭脳を使い、国を動かし婚約者まで利用する、逞しい生き方をするフィッツラルドの奮闘記。これもまた肉体的に強くなくイケメンでもない(って設定)なので見ていてハラハラというか周囲がどいつもこいつも謀り利用してくる連中が多いので、安心できません。他人は思い通りに動かせない。ならば動かせるようこの口先でなんとかしてやんぜ!って感じなので、派手なバトルものに飽きちゃった方とかにお勧め。愛とかロマンスは期待すると肩透かしですが、男女の共謀というか敵であり味方にもなったりでも互いの立場を最終的に尊重して、でもやっぱりこれ最後敵になってんじゃねえの!?って展開が面白かった。一筋縄で安心させてくれないだがそれがいい!
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