右肩下がりのドクターイエロー

なんでもありの日記。ゲーム・アニメ・ネット・妄想の話が多い。記事の半分は冗談で出来てます。

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2014.01.16.Thu

私のリアルは充実しすぎている 感想

乙女ゲームをやりまくって、疲れ果ててしまったあなたへ―――

650_120.jpg

キャッチを付けるとしたら、こんな感じでしょうか。

同人乙女ゲームです。公開してから、一気に広がっている様子です。ビッグウェーブビッグウェーブ!久々の大波に、中の人も大はしゃぎです!1人でな。
通販で手に入るパッケージ版もありますが、フリーDLでプレイできます。月並みですが、こんな面白いゲームをただでプレイしてしまいやっぱり茫然とするレベル。
アニメみたいな良く動くOP、豊富な立ち絵、作り込まれたストーリー、コメディからシリアスへの秀逸な展開。
OPの曲が好きすぎて、何度も何度も聞いてしまう。サントラ出ないかな。サントラ欲しい。要望出しておいたよオッスオッス!

あらすじは以下の通り。

――――――――――――――――――――――――――――――――

顔良し、頭良し、性格良し。
完全無欠のリア充女子が送るドタバタラブコメディ!(たぶん)

難関私立高校に入学して一年と半年。
主人公・姉崎希美は充実した日々を過ごしていた。

学園では常に明るく、礼儀正しく。
生徒会役員も学級委員長も学外ボランティアも積極的に務め、生徒だけでなく先生からの人望も厚い。

しかしそんな彼女にも、誰にも言えない悩ましい秘密があったのだ——(別にたいしたことではない)

いつも仏頂面で生意気な弟、憧れの生徒会長、突然やってきた転校生……
個性的なメンバーに囲まれて、今日もリア充な一日がスタートする!

(公式サイトから引用)
――――――――――――――――――――――――――――――――

公開されて間もないので閉じておきます。
ネタバレはあまりお勧めしないでおこうかなと。衝撃を受けつつ悶えるのが楽しいプレイかと思います。というわけでほとんどやった人にしかわからない感想は以下の通り。

なんだこのゲーム!乙女ゲーマーが主人公か!リア充じゃないのか!?そんな所から転げ落ちるようにストーリーに引き込まれました。

●キャラクター

・姉崎希美(主人公)
見た目は、ずっと「けいおん!のあずにゃんみたいだ~」と思っていました。やってみると「宮沢雪乃みたい」ですかね。いざ進めてみると「あれ、これ、?」
なんとこのゲームの主人公は乙女ゲーマーだったのです。しかも隠れ。うわーってなりますね。だって自分も隠れ乙女ゲーマーだもん!そして「乙女ゲームしてる自分なんて、好かれるわけないし」と、現実を諦め、大好きなゲーム「わたプリ」の最萌え・ヴァルト様と毎日イチャイチャ。
お、おい、皆これ固まるだろ……という設定。
そして何より200本以上乙女ゲーをこなした猛者www高校生の段階で200本以上とかぶっとんでますね!!そしてひどい乙女ゲー脳。見ててつらいでも見ちゃうwwwってなります。
とは言いましても、努力で高校デビューできる、品行方正な美少女です。おそらく真面目に「乙女ゲーの主人公みたいにならなくちゃ」と思ったんかと。思考回路はおおよそまとも、自分がいじめられた経験があるからいじめの空気にはとても敏感ですね。優しくてありがとうとごめんなさいが言える子。非常に好感が持てましたので苛々もせず応援できました。
乙女ゲー脳の乙女ゲーマーであるってチャレンジングすぎる設定でしたが、嫌悪感を持つことなく最後まで好きでいられました。これってなかなかできることじゃないなあと……
とても可愛いし、冷静だし、自己嫌悪もするし、調子にのるし怒るしわめくし見栄もはる。非常に人間らしい主人公だと思いました。コンプレックスが根深いですが、隼に髪を切ってもらった時に「私、イケてる?」ってなるのはとても微笑ましかった。

・星名穂積
先輩のルートあると思った?残念、双子の弟でした!
ってふつうにびっくりしました。そいや先輩はメインじゃなかったなと。先輩寄りの選択してたら、あれよあれよという間に穂積君のルートへ。ギャーなんだこいつ!から、あらやだいいヤツじゃない……(単純)、とほだされていくのが楽しい。このルートは先輩と閑音さんと穂積君の関係にやきもきさせられるのが楽しいですね。おい結局誰が誰好きなのかい!?って。閑音さんが可愛くて主人公に好意的で、途中で百合ルート入るのかな~とか余計なこともかんがえました。
乙女ゲーマーとばれるシーンがおもしろい。「苦しい?」「うんかなり」とか。挙句には「乙女ゲーやらせろ」ってそれ乙女ゲーマーへの挑戦か!!隼との絡みが爆笑すぎました。「や、やったのか?」とか、滑っている隼が可愛い~^^
露出系の服が大好きでオープンスケベですが、イケメンだから許される!
先輩と似た恰好した時のほうがギャップ萌えして好みですね。

・倉口歩
主人公の過去の理解者かつ、黒歴史の名残のような少年。
「人違いだよ」とすっとぼけるのではなく「関わらないで」と、一見ひどい台詞を言った時にHAPPYエンドへのルートが開くのが実に秀逸。見ないフリじゃなくて一回現実を認めないと駄目なんですね。
結構冷静で、ラノベのカバーを夏目漱石にすり替えておくなど用意周到。おまけSSでも、非常に冷静な対処で主人公を助けていました(そして友人エピソードが濃すぎて影が薄かった)
一番印象に残ったのは、彼との一番最初の出会いの場面です。「こんなオタクな話題どーせわかんないよね」って思っていたことが、この人には通じるんだってわかって、楽しくなるあの感覚。隠れオタクや隠れ乙女ゲーマーにはものすごく身に覚えがあり過ぎて、皆さん泣きませんでしたでしょうか。私は号泣しました(笑)
そんな唯一のオタ友を引っ越しで失ってしまう主人公の心情たるや身が引き裂かれる思いです。
身が引き裂かれるといえば、クライマックスでクラスでオタバレするシーン。しかもよりにもよってラノベ+中学生の時に書いた小説という併せ技。主人公の「終わった」という一言、まるっきり同じこと考えていました。
しかしながら、主人公の元々の努力あってか、クラスで居場所を失くすこともなく後味悪くなく終わってて安心しました。まさにハッピーエンド。
髪切ってイケメンになった倉口くんも素敵でしたが、キタロー状態も捨てがたい。いやむしろキタローのほうが好みだった。
そのうち主人公はコスプレさせられるのだろうか……!
「歩くん」「希美ちゃん」と、くんづけちゃんづけで呼び合ってるのが可愛い~!!!

・押井有
彼といると心地よい、でもなんかおかしい?どう考えても、恋じゃない何かが混じってる。ですが彼とくっつくと、真実が伝えられないままなんですねー。この後味の悪さがイイ!!
隼のハッピーEDに続くルートにたどり着いたあとにそのまずさがわかるのもいいなと思いました。
姉さん、って呼ぶのも可愛いですね。迷子になっていたのは隼じゃなくてこの子だったのだなあと。

・姉崎隼
「ごち」とか「いってら」とか、久々に聞いた!!そういう丁寧じゃない返事がリア充というか。
主人公ととても仲がよくてオタに理解があって、理想の弟じゃないかこれでガチだったら……と妄想していましたが。いい意味で裏切られました。
多感な時期に真逆なタイプの異性と家族になる、というのはすごく辛いですね。学校での気まずさの表現が壮絶です。
過去回想で、隼に「キモい」と言われた時は、ふおおおおおって泣きました。いやこの先、関係は良好なものになるとわかっていても、あれは、きますね。ハラハラしました。そこからちゃんと姉と弟になっていく様は涙なくして見れず……。「まったく手のかかる……弟」とか、「しっかりしたお姉ちゃんだって」とか、主人公が姉になれてうれしいってことがちゃんと伝わってきて、目の上が痙攣しました。
桜哉の時も思ったのですが、TetraScopeさんは男女として意識する前の「君が君だから好きなんだよ」の部分の描写がすごく綿密で丁寧で何すればユーザーが泣くかわかっているなあと感心するばかりでした。

●おまけすごい
・反省会
フルコンプ後に攻略対象が集まってわーわーやるアレです。
よくフルコンプした後に出てくる主人公が攻略対象に囲まれる絵を利用したギャグに爆笑。スチルで確認すると雷のSEが入ります。へんなとこ頑張りすぎ!(ほめ言葉)
オチも綺麗で良かったです。

・立ち絵
ゲーム中でも様々な、それこそフツーじゃ見れないような主人公の顔パック顔・きもい顔・白目にモザイクと爆笑必至の表情がおもしろいです。さらに面白いのが、おまけでそれを全部見れるってことですね。着せ替えのように顔のパーツもばらばらに動かせるのにはただ脱帽しました。どうやってんの!?しばらく遊べます。

●その他印象に残ったこと
とにかく乙女ゲームやりすぎ人間の思考がとても丁寧に表現されていて、やってて本当に身につまされる思いです。
暗転したシーンで自分の顔が映ってキモい!とか、バックログくれ!とか(本当にバックログが勝手に出てくる)、乙女ゲームならここで選択肢が!とか、ならまだしも、リアルが不調すぎるとゲームする気が起きなかったり、パッケージ見ただけで胸焼けするとか心当たりありすぎて……。
シナリオ担当のkaiso様は、とても良く乙女ゲーマーの「あるある」をご存知ですよね。ちゃんとユーザーの立場というか視点を理解もしくは経験されているのだなと感じました。ていうか理解されすぎてて恥ずかしいです。頭の中覗かれてるのかな!?と何度も思いました。
ちなみに一番心に来たのは、ヴァルト様の「君の萌えは一年続かない」でした……
超すみません!!!!!!!!!!!!その通りです!!!!!!!!!!!!!

主人公のように200本以上プレイしたわけではないのですが、自分でもやりすぎた感(?)があり、正直、以前のように楽しめる心境でもなくなっていたのも事実でして。それでもやっていないゲームが多くあるのだからあきらめちゃいけないぞーと空元気を抱えていたのでした。どこか冷静に。真剣になりすぎないように。別に諦めてるわけじゃないんだけど、期待するのはもういいから距離をとらねば、と。期待してお金かけて勝手に絶望するのももう疲れたからと、言い訳も残しておきました。
かつて乙女ゲー大好きっ子だった頃の自分とは、随分変わってしまったという寂しさがあったなと、久々に思い返しました。
最近忘れていたのでそんな深刻な話でもないんですけれども(笑)
そういう、乙女ゲーやりすぎて疲れ果ててしまった自分は売れ専から外れたなーと思っていたところだったので、やりすぎた人に向けられた作品だった、ということが嬉しかったです。あ、まだ居場所があるんだと、ちょっとほろりとしました。

乙女ゲーの経験が少ないと主人公に共感しにくく、また、経験があっても題材に使われることに抵抗がある方にとっては地雷となるかもしれない作品ですが、笑えて泣けて萌えられる、超お勧めゲームとさせて頂きます。
乙女ゲームで「面白い」って評価、ほんといつぐらいぶりだ……?

乙女ゲームをやりまくって、疲れ果ててしまった私のための―――
あるいは、乙女ゲーマーによる乙女ゲーマーのための乙女ゲーマーの物語。でした。
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