右肩下がりのドクターイエロー

なんでもありの日記。ゲーム・アニメ・ネット・妄想の話が多い。記事の半分は冗談で出来てます。

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2013.11.17.Sun

Si-Nis-Kanto 感想



公式サイトに行っても、なるほど内容がわからん!と思っていたのですがその際お知り合いに教えてもらったのが「マフィアと極道に取り合いされる話」という内容でした。
な、なるほどーここでもマフィアか。BLには何故マフィアものが多いのだろう。自分はマフィアものの良さを理解していないから、ちょっと様子見かな~と思っていたところ、評判が上々ということで購入しました。
結論から言うとマフィアものを理解していなくても大変わかりやすく楽しめました~!自分を引き合いに出して申し訳ない限りですがマフィアものピンとこねえ!って方でもいけるんじゃないでしょうか(自分基準)

あらすじは以下の通り。
――――――――――――――――――――――――
北の果て、絶海の孤島。

世界中を巻き込んだ戦争が終わって間もない「冬の時代」。
親を失い、居場所を失った子供たちが集まる”楽園”があった。

隔離された島で送る短い青春時代――。

マキは親友のエシカとともにこの島の寄宿学校で日々過ごしていた。

少しだけ退屈で、けれど平和で大切な時間。
そんなある日、島に見知らぬ男たちが現れる。
彼らはためらいもせず、マキ達に銃口を向ける――。

(公式サイトから引用)
――――――――――――――――――――――――

●非常にわかりやすい、丁寧な状況説明
マフィアものピンとこない理由に、おそらくマフィアや裏社会ものの作品に馴染みがほとんどなかった、というのが一因かなーという気がしたのですが、ちゃんと状況説明されればわかるんだな、ということを学習しました。と、思うくらいシニシカントの状況説明は優しく、「察しなさい」ということが少ないです。
こういう社会情勢で、この島はこういう状況で、こういう勢力があってこういう役割があるから、今喧嘩してるんだよ、という説明をかなり丁寧にしてくださり、すごいわかりやすくて「そっかー」と納得しながら進められたのが良かったですね。各勢力にも名前や代表者・立ち絵がちゃんと用意されるので(声はあったりなかったりです)「ああこの人はどこ組織の誰々さんね」と認識できるので目で見てもわかるというか。公式サイトやゲームのCONFIGでもキャラクタ数の多さに度胆を抜かれると思うのですが(私は抜かれました)、それもこれも世界観や状況を説明するためにしっかり機能していて、おかげさまで悩まずにプレイ出来ました。
なのであの大量にいるキャラ、そのほとんどは実は恋愛に関係ないドラマ用キャラクターなんですよね。それをあそこまでちゃんと用意できたのは、私のように上手く察せないユーザーのためなのか何なのか、ヤマダ先生の筆がのっちゃったのか。とにかく説明の一助にしっかりなっていたと思いました。

以下からキャラクタ別。

●キャラクター別
あんだけキャラクターいても、ルートのあるキャラは何と3名!途中で分岐して他キャラEDにも行きます。
(メイン)はメイン攻略対象で、(分岐)は分岐して攻略できるキャラです。気になった部分だけ。

・マキ(主人公)
純粋かつ芯の強い真っ直ぐ系主人公。向こう見ずなところもありますが、ニュートラルです。
運命に翻弄されつつ、状況に戸惑ったり受け入れたり抵抗したり、マキと一緒に泣いたり笑ったりするのがストレートに楽しめる……のかな?
主に性的にまた立場的にあるいは力的に押さえつけられつつ、周囲の心を動かすさまはまさに主人公!あんたがヒーローや!波多野氏の舌ったらずな喋り方も最初はちょっと気になったけど慣れれば可愛くなります。

・カルロ(メイン)
一番華があるのはこの方か。
なんかこう絵に描いたような(実際に描かれてるんですが)マフィアマフィアしいデザインで、しかもちょっと古い感じがいいですね。中身は狡猾・残虐・計算高く・人間不信と、学もあり人の気持ちを巧みに操り蛮区を手に入れようとするハイスペック兄さんです。一発目から主人公の処女を奪ったり試したり気の抜けない相手なのですが、一度ほだされるとやっていることは結構少女マンガで、安心して見ていられました。
毒々しい外見に反し、他キャラルートでも、どうも保護者的ポジションにあげられやすく、「あーまたカルロに頼っちゃった」という気持ちにさせられます。
どうしてこんなヒドイ奴に!でも好き!の、くっついたり離れたりの繰り返しが見たい方におすすめ。ルート的には一番優しい内容でした。

・ユーゴ(メイン)
お前の命を奪うけど、敬意は払うし気に入った!何だそりゃ黒蓮会の若頭!と第一印象「戸惑い」に、いつまでも苦しめられるルートでした。重い。ユーゴのルートはえんえんと心のなかがざわついて、どんな幸せなシーンもほの暗い未来が待っていてしんどかったなーという。もしかして差がないのかもしれませんがカルロの1.5倍くらいの体感時間でした。ユーゴ自身の性格の良さや不器用なところに好感を持ちつつ、人として欠落してしまった部分もしこりとなって残ります。
ややこしい事情はありつつつも、目の前のドナーの正体は、実は●●だった!?というスタンダードな構図なので、葛藤もわかりやすかったです。

・エシカ(メイン)
出、出~~ww主人公の傍にいる得体のしれないくらいハイスペックな親友wwww
と、草が生えそうになるくらい萌えました(素直に)。共通ルートでプレイヤーの気持ちを掴みつつ、カルロとユーゴを攻略しないと彼のルートは開きません。一体エシカを攻略するために何人のプレイヤーが根性出したのかなと思うくらい、ものすごい萌えキャラですね。また真相も兼ねているようです。彼の「GOOD END」が大方本筋で良いのでしょうか。
マキに対する甘やかした優しい態度と、好きでも心の内を見せないガードの固さと、マキ以外に対し出る気が強くクソ生意気な態度のギャップが面白い。

・イリヤ
カルロ→ユーゴと入ると同行者がエシカじゃないことに軽く絶望しますが、とんでもねえイリヤ様はめっちゃ頼りになる友達だった!可愛らしい外見と生意気な口の利き方におそらく第一印象は「あーこれ系かー」となるのでしょうが、ユーゴのルートでのきっぱりした物言いや絶望から這い上がる力強さに「キャーイリヤカッコイイ」になれます。多分。
ユーゴルートでのしっかりぷりを見ておくと、エシカルートでの最後の活躍も納得ものです。

・エド(分岐)
エドが全ての黒幕じゃないか。そう思っていた時代が私にもありました――。と思うくらい、ちょくちょく重要な場面で出てきて周囲をけん制してなんか得体が知れないなーと思っていましたが、彼も彼で欲しいもの大事なもののために動いていたのですね。
分岐した彼のルートで「今後こそ本当に恋に落ちよう」ってところに、彼は最後まで本気じゃなかったということが伺えます。スペシャルで見れるイラストの、マキの表情がなんとも辛い。

・ジーゴ、ヴァレンタイン
この作品の一番のバランサーなのかな……。と思うくらいの癒し担当だった。どんなシーンでも彼らが出てくると安心してしまった。ZENCAに属しているわけではなくカルロとの個人的な契約とのことで、その関係の薄さが警戒心の強いカルロにとって気の置けないポジションだった、というのも納得です。どんな場面でもカルロの顔ばっかり気にしているヴァレンタインと、エシカばっかり気にするジーゴのブレなさがなんか良い。それに翻弄されるのが癒しだった。

・千冬(分岐)、シュウ
和気あいあいに見せかけて、内部から実はほころびが出ていた黒蓮会の歪さは、中心となる構成員の真面目さに現れていたのかもしれない。
いつ見ても胃を痛めてそうな千冬、押さえつけた感情が見え隠れするシュウが、度々対立したり協力しあったりするのは何故か常に緊張感があった。千冬のユーゴへの執着とマキへの感情、シュウの組織への思いが複雑に交差して捻じれていくのが見ていてしんどかった。
なので、スペシャルの絵でお菓子を手に、常ににこにこ笑っている千冬がいるのは感動ものですね。作品内での彼の笑顔は、いつも安心できるものではなかったから。

●ヤマダサクラコ先生の絵に華がある
上手い下手問題ではなくある意味才能に偏る部分があるのですが、ヤマダサクラコ先生ってもうとにっかく絵に華があるんですよねー。これってすごい武器だよなあと思う限りで。イベントとか行っても絵柄に華があるかないかで掴みが違うんだろうなと思っています。
あと壮年の男性を描くのが上手だなと思いました。や、最近のBLゲーは概ね皆さん上手なんですが、キャラの書き分けとかすごいお上手だなーと思って見ていました。ともすれば似た感じになりがちなキャラをパキっと色分けできててすごいなーって。

●スペシャル絵が9枚もあるよ
ルートクリアすると出てくるいわゆるご褒美絵、がなんと9枚もあってぶったまげた(正しくは10枚か)。ふ、筆がのっちゃったのかな……?どれも未来もしくは過去を示唆し物語を補完するもので見ていてうれしいです。あとキャラクタ数が多いのでキャラクタが和気藹々してる絵が和む。本編は愛着の持てるキャラクタたちがしんどい状況に置かれることが多いので、派生でわいわいがやがや楽しくしているものが見れればよりうれしいですね。そう考えるとカップリングというよりオールキャラ的な視点で楽しめていたと思います。

丁寧に作られた、ちょっと長いかもしれないけど納得の良作、でFAでしょうか。ご馳走様でした!
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