右肩下がりのドクターイエロー

なんでもありの日記。ゲーム・アニメ・ネット・妄想の話が多い。記事の半分は冗談で出来てます。

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2013.09.15.Sun

夏空のモノローグ Portable 感想

夏空のモノローグ Portable (通常版)
アイディアファクトリー (2013-03-20)
売り上げランキング: 4,993


移植版発売からも相当経っている気がしますが、なんかネタバレしちゃいけないような気がするのでなんとなく閉じています。あまり意味がないような気がしますが……。
気になったことをつらつら買いているだけのさらっと感想になりますー。



●吹けば飛ぶようなオトメイト歴
薄桜鬼(PS2)<3名で挫折>→華ヤカ哉我ガ一族<隠し以外はとりあえずクリア>華ヤカ哉我ガ一族キネマモザイク<1名で挫折>→AMNESIA<一応コンプ>→十三支演義<3名で挫折>
確かこのような感じで、もはや数えるのすら難しいオトメイト作品とはたった5作品の付き合いです。これってオトメイト全体の何%程度なんでしょうか……。しかもほとんどコンプできていないwwという具合に、自分でも「もしかして相性が悪いのではないか」と危機感すら覚えているメーカーです。というのもオトメイトが堅実に萌えさせてくれる無難な作風(一般のイメージ)で、現在猛威を振るっている爆発大ヒットシェア上位メーカーにも関わらず、自分は深い感動やすごい萌えのような感じた経験がないからでした。
超私見なのですが、オトメイトはどうも「大層な題材使う割には大した結論持ってこない」という印象があり、これは「どんな題材でも恋愛に徹した結論に持ってくる」という最大の長所なのですが、私から見た短所のようであった、と今は思っています。「大した結論」というのはものすごい仕掛けとか誰も考え出したことがないシナリオとかではなく、受け入りでもツギハギでもいいから「その題材を選んだ理由」が作品から伝わってくればいいのですが、そのようなものは私の感性が乏しいようでキャッチできず、どの作品も「題材には関係ないけど恋愛だけはきっちりする」乙女ゲームの優等生である、というのがイメージなのです。
(昨今はその優等生がつまづくこともあるようで、ついにイメージ脱却を図っているのかと見ててドキドキします。乙女達の心臓が心配で)
いやほんと山のように作品があるのにたったこれだけで挫折感を味わうのは早計な気もしますが……あとラインによって作風も違うようなのですが……ここ最近は遠目から眺めるだけでお腹いっぱいという感じでした。

●夏空やろう経緯
夏空のモノローグはPS2時代にweb体験版はプレイ済、(私の)リアルではそうでもないけどネットでの評価は異様に高いなーということは知っており、なんというか感想サイト熱心に語られ夏になるとファンが一斉にプレイし始めるから「えーオトメイトなのに(失礼)こんなに褒められているのは何故だろう」と気になってはおり、乙女ゲー選びに右往左往していたところフォロワさんから薦められ、丁度いいやとサクっと購入しました。

●OPから匂うギャルゲー臭
私はこういう雰囲気好きなんですが、90年代のギャルゲのようなOPになごみますね。Portable用に作り直したわけでもないようで、PS2版は2010年発売ですから今見ると地味ですがこれがいいんだなと思います。

●キャラクター
一度誰かを攻略したら絶対最初からやらないといけないよ情報を抱えつつキャラごとに。

・小川 葵(主人公)
一年前に記憶を失ってしまい、母と疎遠で友達が科学部部員だけで部がなくなるのが怖くて明日の訪れが望めない大人しい子。と思いきや部活している時は突っ込むはボケるわなので全く大人しくは感じませんでした。本人が居場所があると認識するかどうかで表に出てくる性格が変わるのですね。冷静に考えるとリアルな設定だ。
感情的になると当事者以外(主にループ管理担当の部長)に「!」付きですごい怒るのでたまにこの怒りは理不尽!!て思いました。ですが記憶がなくて不安定だし必死なんだからしょうがない、という解釈に落ち着きました。

・木野瀬 一輝
顔が怖いが面倒見のいい元野球部員だそうです。最初そんなに顔怖いかな?と思っていたんですが怖い設定を演出されるのでそっかーと思いました。あれこれ話しているうちに個別ルートに入りなんちゃって恋人ごっこをして主人公がその気になったら実は元々付き合っていましたが記憶喪失が原因で忘れられてしまいましたでもまだ好きなんだよー付き合ってた頃の主人公の影を追いかけちゃうよ!だから見守っているよ!という罪悪感をバリバリ煽るキャラクタでした。なんかもうすまん。事あるごとにすまん……。彼のルートクリアするとあー良かったね元に戻ったねってなるけれど、この後他の男と恋愛してくプレイヤをお許しくださいってなった。最初にクリアすべきキャラのような、その真逆のような……。

・加賀 陽
皆がカガハルカガハルって言うのは何だ何かの暗号かと思っていたけれどキャラクター名だった。個人的な理由で申し訳ないんですが声を当てている方の演技が「あんま上手くねえな」と思っていたのですが、お話を進めていくとこれが彼の声なのだと思わせる内容でした。アホの子と思いきや美術の才能に優れたカガハルはループ終わったら海外に5年留学しちゃうよ!そんなんで告白なんか出来ないよ!ということですが、それをすでに受け入れつつある状態だったので実は大変落ち着きのある大人っぽい子でした。
主人公に愛してるだの結婚してほしいだのいうのは本気だけど本気にとってほしくない、けれど伝えたい気持ちの表れであるという設定はなんとも。木野瀬に引き続き第二の罪悪感として蓄積していきました。

・篠原 涼太
愛想がなく、主人公のことを嫌っているのか?と思いきや、記憶を保つことが出来ない不治の病(という設定でしたゲーム内では)であるため人と深くかかわるのを避けている、夏空病気要員。こ、これはきついですねー可哀想です。デートをあれこれしているシーンは可愛かったですね。ちょっと萌えちゃったぞ。萌えたからこそその後の突き落としが結構ショックな感じに。ループを抜けたあと忘れられ続けられることに主人公は耐えられるのかいや耐えていくと信じるしかないっていう終わり方でした。真相がわかるとその心配がある意味必要なくなるんですが……

・浅浪 皓
駄目な大人っぽく見える科学部顧問。だそうですが、そんな駄目だったかな?と思ってしまいました。彼が別の学校に行ってしまうため科学部は廃部になるそうですが、何故かというと余命2年半の弟の入院費稼ぐため、という2連続病気ネタでびっくりしました。ですが理由づけとしてはなるほど確かにという感じですね。弟の友達になってくれないかというお願いを聞きいれ仲良くなっていく主人公は、弟が死んでしまうことが耐えられずループの期間を7日間部長に伸ばしてもらいますが、弟の思いもあり明日を受け入れることに。恋愛EDでもチューはしていなかったので先生我慢してえらいねって思いました。

・沢野井 宗介
真相に近いらしいということで一番最後に。父の遺志を受け継ぎループ研究を続ける彼の願いはツリーを利用してタイムマシンを作り死んでしまった父を救う事、だったのですがそうすると科学部も作られなくなり皆との出会いがなかったことになるという流れは切ない。心優しい彼は皆との思い出をとるのですが。しかしやっていることが何もかも天才すぎて沢野井が宇宙人か何かなのかな?と思っていましたがそうではなかった。あと各ルートでの「あと7日間でループが終わる」宣言の際、攻略対象達が皆落ち着いて「明日は来るべきものだもんな」とか悟っていたので「こんなに落ち着いている上、人為的なものだと推測してるのにそれについては誰一人突っ込まないなんて沢野井を筆頭に実は皆グルなんじゃないか」って思っていましたがそんなことは全くありませんでした。すみませんでした。

・綿森 楓
どのルートでも必ず出てくる謎の人物で、他ルートクリアしたら攻略でき、真相が色々わかるので楽しいんですが、始まり方が突然ネタ晴らしのようでちょっと笑ってしまった。1日ループがさらに1年ループで囲われているというのは面白かったですね。だから1日ループを抜けてもまた1年戻っちゃう=今までの攻略対象との恋愛EDの後日談がなく、周回ごとに綿森とのやりとりが変わっていくのはそのためであるというのはびっくりしました。個別ルートでは相手のために明日を望んでいて自分の問題は放置だな~と思っていたんですがそんな仕掛けがあったとは、という。母との確執が解決するシーンでは涙涙、学校の友達とも仲良くなれそうになるんですがそれが1日ループでまた戻っちゃう!そこで主人公が初めて自分のために自分の明日を望むのは、素晴らしい流れでしたね。ループを抜けたら科学部はなくなるかもしれないそれでも明日を望めるか?のテーマがきちんと消化されているように感じられました。
ループを抜けたらツリーとほぼ同一存在の綿森も消えちゃう!のところはやだー美しいー悲しいーでも正しい!あまりの正しさに涙が溢れ「やっとオトメイトに泣かされたよやったねたえちゃん!」と感動していたら、次の場面でツルっと科学部部員になってて涙全部ひっこみましたありがとうございます。
完全消滅のほうが余韻がでかそうですが、今まで十分悲しく切ない思いをしてきたからハイパー奇跡が起こっても、もういいかな(各攻略対象との恋愛はなかったことになってるし)で納得しました。

●(今までプレイした)オトメイトの中でも優秀作
だと思いました。シナリオちょう頑張っていました。個別ルートではループ云々より各攻略対象の事情に踏み込んで信頼を勝ち得ていくのには堅実すぎてびっくりしました。恋愛物語の部分では、押し付けがましいとか無理な展開もありませんでした。
そのうえでテーマを最後の最後まで貫き通していましたね。そしてあれだけ頑張った各キャラとの個別EDをなかったことにしたのには痺れましたね……媚びないの勇気あるなーと思うし落ちるところに落ちているし、悲壮な印象のない未来に希望の持てるグランドフィナーレも美しい。綿森もいるしこれから彼らとの新しい恋愛が始まってもおかしくないね、好きに妄想していいよ(難病持ちとか遠距離恋愛必須とかいるけれど)、という乙女への配慮まであった。すごい。まあ個別ルートでキャラ萌えが激しくなるとこりゃ地雷やーとなっても無理もないですが、私は好きだと思いました。
そして懸念であった「大層な題材使う割には大した結論持ってこない」印象を見事に覆しました。オトメイトさんすみませんでした!これからは「大層な題材使う割には大した結論持ってこない(夏空は除く)」になりそうです。確かにこのゲームをプレイしているとまたきっと感動できるゲームが出てくるんじゃないかなと期待されても無理ないですね。実際にあるかどうかは存じてないのですが、そのくらい求心力はあるのでプレイした方が褒めるのも納得でした。

●その他
褒める部分も多いですが、進行の妨げになる部分も。ですが好き嫌いですのでまったく妨げにならない方もいることをおゆるしください(?)

・テキストが読みにくい
立ち絵をずっと立たせるのではなく、立ち絵の前にテキストボックスを置いたりしてビジュアルノベルの体裁をとっているのでかなり「読ませる」ことを想定したインタフェースでしたが、書体のせいか最初はテキストが読みにくかったなーと思いました。書体・サイズの変更ができればよかったかなと。私のドライアイが悪いのかな……

・ギャグが寒かった
すみません……。なんかこれは最後まで駄目でした。
一週目からネットスラングが出てきたりあまり笑えないギャグが多くてこのままだと頓挫してしまうと思い、共通ルートと真相から遠いLRC部分はかなり飛ばし飛ばし読んでいました。きっとこのコメディなやりとりの日々が大切な思い出になるんだだからちゃんと読まないとダメだと思ったんですが挫折しました。
AMNESIAでもネットスラングというかメタっぽい発言があって萎えた記憶があるんですが、現代モノになるとなんで入れるのかなと理由を考えたところ、やっぱり敷居を低く身近に感じさせるためなのかなーとか、考えてしまいました。夏空の場合は「分かる人だけ笑ってください」というマニア向けパロがいくつかあるのですが、オタクでもなんでもない彼らに使われると夢から覚めてしまうかなと感じました。いやそれとも実は全員隠れオタクだったのかな……。
ですがこのコメディ部分あってこそ!の作品ですので、肌に合えばきっととても楽しいですし微笑ましいです!分かればクスっとできるはずです!

・糖度は控えめ
乙女ゲーなのでなんとなくこの話題に触れなきゃいけない感。
まっとうに恋愛してゴール!て感じだったので「なんで好きになったんだ」とは思いません。きっちり恋愛。シナリオ重視なので糖度はおそらく控えめといった感じです。好みにもよりますが頭からっぽにしてキャラ萌えしたいというニーズからは大分遠そうな感じがしましたので、プレイするタイミングにご注意を、でしょうか。

・できれば
この路線の作品をまたプレイしてみたいという気持ちです。
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