右肩下がりのドクターイエロー

なんでもありの日記。ゲーム・アニメ・ネット・妄想の話が多い。記事の半分は冗談で出来てます。

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2013.09.05.Thu

下天の華 感想

下天の華
下天の華
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コーエーテクモゲームス (2013-03-28)
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戦国時代の最中、安土城織田軍のとある武将から、扮装の得意な忍びを雇いたいと伊賀の里へ一通の密書が届いた。 長老の命でその任務を遂行する事となった伊賀忍者の主人公ほたる。 城へ向かうと、安土の警固を任されている信長の重臣、光秀が雇い主だと判明する。 内容は、天下間近である信長の身辺を案じ、城内で敵になりそうな人物の見張りを目的とした諜報任務だった。

光秀の妹姫、桔梗として安土城にひと月の間滞在する事となったほたる。 得意とする変化を利用しさまざまな情報を得ていくうちに、謀反の影が浮かび上がるのを目の当たりにするのであった。

wikipediaから引用)
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●私とネオロマンスのうっすい絆
下天の華はネオロマンス最新作です(2013年9月現在)。
ネオロマンスについて語るのはもしかしてここでは初めて……?と思うくらいの久々感でした。
アンジェ・遙か・コルダ他もろもろ、有名作は数々ありますが、私がプレイしたのは遙か4、3シリーズ、2、舞一夜、ネオアン(途中まで)です。なのでネオロマンサーとして語るには難しい点もありますが、遙か3は初めての乙女ゲームとして大変お世話になった部分もあり、ちょくちょく比較だったりなんだりすることにはなりそうです。

●萌えと燃えの超まっとうな乙女ゲーム!
突然の忍び主人公突然の信長突然のポルトガル語主題歌に、出てきた時は「どうしよう、迂闊に近づけない」となりましたが、ふたをあけたらザ・スタンダードな乙女萌えと丁寧な展開と筋の通ったキャラクターに、ネオロマジックを感じました。恋愛の展開・ストーリーの盛り上がり・キャラのテンションがガチーとはまった最終イベントに「うおおおおおおおお」と私の心にも火が灯り、この熱い感動、どこかで感じたことがある、そうだ、遙か3だと思い出したのでした。
というわけで、概ね「面白い」と思えました。あまり時間をとらせずそこそこ丁寧にツボを抑えつつ楽しませてくれます。
1人2人と攻略しながらこれはいい、これなら続けられるとさくさく進めていくうちに、「何か物足りない」と思うように。「長さ」でした。
ストレスなくコンプできる長さに抑えられたお手軽感は確かに正解なのですが、キャラが気に入れば気に入るほど「これで終わり?」と思わずにいられない。もっと!もっと安土城をうろうろしたかった。キャラのやりとりが見たかった。選択肢がやたらあるイベントを潜り抜けて、この人の真相までたどり着き、切なさにむせび泣き最高のハッピーEDでマンセーしたい!と、だんだんとわがままな気持ちになってきましたね。
これだけ良い素材を備えて丁寧に作れるなら、もっと長くて感動できてやりごたえのある展開に、本当は、出来たのかもなーと思ってしまいました。
しかし、時代がそれを許さなかったんでしょうね。続編が決定しています。わ、わーい(納得しかねる歓声)
確かにあれだけ良い素材を揃えていたのなら、次展開も納得です。まだまだ下天で何かが出来る!という確信も間違いではないと思います。今の時代、一本で完成度を上げるより初期費用でどこまで走れるかが重要なのでしょうと思いつつ、これ一本でもっと出来ただろうしそれが見たかったなーなどとあるわけもない妄想に浸ってみたり。
と、意味不明な不満が出てくるくらい、まっとうに萌え、まっとうに感動し、まっとうにキャラクターを好きになれた良作でした。

●キャラクターデザイン
イラストレーターではなくまんが家にキャラデザを依頼するネオロマンス方式はこちら下天でも継続され、出てきた時は純粋に流石だなと思いました。ここでしか見れない、量産型の匂いのしない尖ったデザインは見ているだけで感動もの。第一印象だけでハヤテ先生の原画見たいです、という気持ちになっていました。衣装の細かさや艶やかさや純粋な迫力のようなものは老舗の風格を備えつつ、主人公の顔のきつさに「!?」となったはず。ですが、いらぬ心配でしたね。ほたるちゃん、まともでした。

●見せ方は魅せ方
キャラクタの背景の池が光っていたり、鳥が飛んでいたり、火が揺れていたり……、と、これはゲーム画面を見ないと伝わらないのが悲しいww(私も実際見てみるまでわかりませんでした)また、スチルにも工夫がこらされていてただの一枚絵に立体感があったりすごくキラキラしていたり、そういう部分には技術の進歩を感じましたね。魅せ方ひとつでドラマチック演出になりますね。

●キャラソンよりBGM
これは純然たる好みですが、攻略キャラクリア後に見れるスタッフロールがキャラソン……なのはいいのですが、歌詞があまり雅でなくて、世界観との乖離をやや感じました。キャラソンの歌詞ははすごくストレートというかお前が好きだ!一緒に生きよう!って言葉そのまま言ってて、確かに作中の台詞でもそういうのありましたけれど、せっかくなんだから美しい景色に例えたりしないのかなーすると遙かと被るからあえて避けたのかな?とモヨモヨしながら聞いてしまい、スタッフロールの時だけは真顔になってしまいますw好みですよね、すみません。
BGMは涙でそうになるくらい良かったです。シナリオが短くても確実に感動できるのはBGMが仕事しすぎなんじゃないかな……?ってくらい良いものが揃っています。恋愛イベントで良く聞く「夏菫」、印象的なシーンでかかる「華」「一輪」「華一輪」は延々ループしていたいほどでした。しかしサントラは某箱にしか入っていないらしく手を出すにはややお値段高めといった具合ですね。
というわけでどうでもいい比較ですが、BGM>>>>>>キャラソン、という感じでした。

●キャラクタ

・ほたる(主人公)
顔がきりりとしすぎて最初はびっくりしましたが、内面は人の話を聞き優しさに溢れ機転の利く娘っ子でした。
目立った非がないというか笑。
感情が顔に出る非道な手段を使えないと忍びとしては駄目だろーと思いつつ、乙女ゲーのフォーマットに適したニュートラル主人公です。

・織田信長
いわゆるメインヒーローで、民からも慕われ人徳の高さが伺われ、なんていうか欠点ないの?ってくらいクソイケでした。
夢を語るシーンはジーンときますね。恋愛面では2話時点でガンガン攻められるのでちょっとびっくりしました。
(「暇つぶしにさんざん付き合わせておいて」ってのは笑いました。で、ですよねー。でも相手してくれて優しい)
しかしながら、萌え的には信長様にはドーンと構えてもらい、でっかく見守ってほしいなあと思ってしまうお父さんポジションに落ち着きました。

・羽柴秀吉
フラグが折れるの早くてびっくりしましたよ!?
というのも1話時点で正体がばれる、というイベントが備えられているからです。それくらい秀吉にはあっさり正体がばれてしまう。切れ者ポジションです。
農民の出であるということでやっかみを受けたりしますがほたるの機転で解決してしまうのでした。
クチナシをあげた時の「姫さん……好き!」は面白い。

・明智光秀
ほたるの雇い主で信長暗殺計画の黒幕。ですがその真意は……。明智くん人気ありそうだけれど、他ルートで見える忠義心がアツイね!
「唇に触れると恋してしまうんでしょう?君なんかいくらでもお饅頭に恋していればいいよ」って、こういう台詞すごい久しぶりに聞いた……という感じです。聞いた時感動してしまいました。気に入ってるし可愛いと思うけれど生意気だしからかってやりたい、けれど自分の素顔を見られてしまい、べ、別に恥ずかしくないんだからね!という照れ隠しっぷりがすごい上手く伝わってきて「ウオー」ってなりました。
なんというかこういう「態度」から感情の機微が伝わるようにするって、誰でも表現できるわけじゃないんだろうなあとしみじみ思いました、お見事です座布団10枚。

・織田信行
「兄上、これで最後です!」と燃え盛る本能寺のなか涙しながら刀を抜く姿は圧巻。
優しい物腰から本性がばれたあとの手のひら返しがすごい。ですがその本音は過去に裏切られた経験からの痛み。
ぎりぎりまで恋愛にならず最後まで抵抗され拒絶され、最後の最後でやっと心の内に入れてもらえると感動もひとしおです。全キャラクター中、一番ほたるとくっついて良かったねと思えるキャラクタだったと思います。ほたるの甘ったれ精神が人を救うという意味でもなんか説得力のあるエピソードなのでシナリオとしては一番好きです。
続編は決定していますが、信行の物語はここで終わりなのでしょうか。どうでしょうか。

・森蘭丸
下天のラブコメ要員。青臭い展開に気分は秀吉(からかいポジション)でしたね。
かんざしのシーンで店主に怒りまくるのはお前青すぎだろと思いましたが、うーん、あのスチルは好きです。微笑ましい。あと川のところも良いです。
本能寺での「ここを通すこと、まかりならん!」とか格好いいです。柄にもなく「死ぬーーーーー!?」と思ってしまいました。
EDでほたるが七介に化けてびっくりさせるのとか、可愛いですね。

・徳川家康
下天の女性不信要員……ていうか女性不信のキャラクタは乙女ゲーで初めてみたかもしれない!?ちょっと新感覚。覚えてないだけかもしれませんが。
小鳥と戯れ草木と触れ合うのが趣味です。動物と意思疎通してるんでしょうか。
女性が苦手すぎてどう接していいかわからず逃げ続け、その原因を琵琶湖で聞くシーンはあー可哀想だなーと思いましたし、納得しました。
家臣から見て情けないところがあるようで再三「家康さまをお願いします!」と言われます。「明智の姫に袖にされた!?」とか笑いました。
最終局面の抱え上げスチルはカッチョイイの一言です。

・百地尚光
親ばかというか心配症な師匠ですね。ほたるが感情を殺さない子に育ったのはこの人のおかげか。
忍びの育成方針としてそれどうなん?と思いつつ納得のキャラクターでした。

●その他
総括として、「姫さま生活楽しい」っていうのもありました。姫さまとして生活場所を整えられるとかモノもらうとかちやほやしてもらうとか、それもこれも立場が姫さまだから、皆優しくしてくれるんですよーという前提が整っているので、安心して姫さま生活を送れます。蘭丸とか姫様姫様言ってきて可愛いですしね、ペットのようで……。
続編では姫さま生活が継続できるんでしょうか?そのあたりが気になったりします。
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