乙女ゲームのアニメ化から、乙女作品の腐向け消化、それによる効果について

アルカナファミリアがアニメ化したことについて、一気に妄想が広がった。それについて書いてみようと思う。
妄想というか夢想というか・・・とにかく今までに起きた事象から自分なりに考えた勝手な物語のようなもの。
詳細なデータや根拠などはないに等しい。確実性も正確性もない。
また、現実世界で起きていることの妄想だから、キャラ妄想でもカプ妄想ではない。
乙女ゲーム強いては乙女向け作品と同列・対比されがちな腐向け作品としての取り扱いについてもつっこんでしまっている。よって、アルカナファミリアや乙女向け作品を純粋に、乙女として消化している方にとっては不愉快になる表現が多々含まれる。
そして、語る上で私の抱えているキャラ愛や作品愛というのは、全て排除している。
なんでそんなことまでして書くのか。そこまでしないと語れない事象だからです。
と!言うわけで、感想サイトでも書きづらい、乙女ゲームのアニメ化から、乙女作品の腐向け消化、それによる効果までについて語ってみよう。

まず、なんでアニメ化したのか、ということについて語る。
人気作である、ということ以外に、(本当に人気作かどうかは調べてない)
おそらく「アニメ化を想定された」企画だったのではないかという仮説がある。それは皆なんとなく感じていそうだ。
根拠はゲーム発売前のアニメイトの強力なまでのプッシュ具合である。
まだゲームが発売される前にアニメイトで特設コーナーを作ったり、アニメイト特典を用意したり、その力の入れようは目立っていた。
今までは、アニメ化されていない作品や自社でメディアに展開されていないコンテンツに対し、人気が出たらグッズ展開を行っていたのだがアルカナファミリアの場合、ゲームの発売を迎える前、つまりキャラクタや物語が消費者に届く前にすでに投資をされていたということになる。(CDの展開はしていたけどね)
ここで考えられるのは、アルカナファミリアの企画そのものに、すでにアニメイトが関わっていたということだ。
そして、ゲーム発売後にコミカライズ・ノベライズ・FDと立て続けに展開を用意し、(この展開が起きたのが発売後半年以内。ゲームの売上や反応を「鑑みる」予定はほとんどなかったのではないか)
おそらく、初動の勢いがついたまま顧客を囲い込むつもりだったのだろう。
そして一回目の到達点はアニメ化である。アルカナファミリアはアニメ化に至るための企画だったのかもしれない。その後は、アニメ2期・映画・舞台と、様々な人気作品が辿った道を、アルカナファミリアも辿るという可能性も示唆できる。
アニメイトを利用してる年齢層は、もちろん社会人や主婦も多かろうが、足しげく通うのは中高生だ。大学生もいるけど。そして、おこづかいに限りのある中高大生はゲームというお金のかかる媒体は避けがちである。
(今の中高生はお金あるので避けてなかったりして・・・そうなるとこの議論は崩壊するので割愛!)
そこで、消費するのにお金のかからないアニメという手段で、ゲーム原作の作品を知ってもらうのだ。
アニメはすごい。何がすごいってその爆発的な普及の仕方である。核爆発かビッグバンでも起こしてるのかってくらい急激だ。アニメ化するまでは、オタク業界のなかでも一部に人気だった作品が、アニメ化することで一気に広まり、気づけば「皆で共有する作品」になっている。そして、「皆で共有する作品」になると、何が起こるか。儲かるのである。あまねく広く普及することで、多くの顧客が商品を購入し、一人あたりの金額は少なくとも、塵も積もれば利益は山となるのだ。
ここで、アニメイトは儲けようとしているのか!とか、批判するつもりは一切ない。
企業なんだから儲けないといけないし、儲けられる方法があるならそのために努力するのが当たり前だ。企画だって簡単に立ち上げられるもんでもないし、作品が世に出るまで、作品に関わった人はきっと苦労もされたのだ・・・と思う。想像しておく。
上記のことから、もしかしてアルカナファミリアという作品は、アニメイト強いては周辺企業が効率良く稼ぐための「仕掛け」なのではないか、と私は妄想する。

次は、どのようにアニメ化するのかということについてだ。端的にいえば方向性、だれが喜ぶための作品にするか、ということ。
たぶん腐女子だと思う。・・・簡潔に書いてしまってごめんなさい。
何故かというと、おそらく腐女子の市場のほうが乙女の市場より広いのだ。そして金払いがいい。乙女ゲームは知名度が上がってきて顧客も増えてきているけれど、オタクには腐女子のほうが多い。たぶん。総体的な母数の多い腐女子を相手にしたほうが、顧客の数が確保できる。儲けたいんだったら腐女子が喜ぶ作品にしたほうが手っ取り早い。
・・・と、いうことが主にうたプリで証明されていましたね。
うたプリに至っては、腐女子以外にニコニコ動画利用者・アイドルファン・声優ファン・アニメに詳しくない一般層・男性にまで普及してしまった、というえらいことになってしまっていたが、これはうたプリ以前に普及した「薄桜鬼」を上回る勢いだ。(と思う)
作品の方向性もあるだろうが、うたプリは広く普及し、結果的にブリッコリーや周辺企業が潤う状態となった。
その一因となったのが腐女子である。
乙女ゲームという狭い市場の一角にあったうたプリという作品が、愛される理由となった一因が、腐女子への浸透、というのも皮肉というか、シュールというか、そのせいでなんともいえない気持ちになっている乙女のことを、私はたまに考える。考えるだけだけど。そして新規と古参、NLとBLの抗争、という状態も招いたり招かなかったりしているらしいので、なんだか大変である。
しかしそれもこれもうたプリが人気作であるが故の副産物なのであろう。と、私は思っている。
うたプリアニメが本当に腐女子向けだった、とは言いきれない。言い切るつもりはない。
ただ、主人公が誰か(多くはメインヒーロー)とくっつく特定のルートに入るという、メインヒーロー以外のファンがアレルギー反応起こしそうなことは避けたのだろう。よって、あのような作りになった。それが男子同士のやりとりに萌え萌えする起因となってしまい、目的と手段がひっくり返っちゃったみたいな状態を生み出したのだ。
皮肉というか本末転倒というか、乙女ゲームのアニメ化が抱える功罪だな・・・と思う。
しかし、腐向けのアニメ作品にしなかった乙女ゲーム原作作品もある。
まだ乙女ゲーム原作アニメの黎明期であったネオロマンス作品、そして主人公と攻略対象の物語をオムニバスにしてフォーカスしアニメ化した、Starry☆skyである。前者は黎明期であったため、特定のメインヒーローや男子同士のやりとりに特化していなかったが、後者に至っては、やれるはずのところをおそらく「やらなかった」のではないかと想像している。
元が乙女向けの囁きCDという媒体から展開し、ゲーム化までされアニメへと至ったが、結果的に腐女子に浸透することはなかった(と思う)時期やタイミング、媒体がアニメイトTVという事情もあるだろうが、アニメの作りそのものが腐女子を寄せ付けなかったのではないか。結果、広く普及するまでには至らず、既存ファンが商品を買い支えるという結果になった。新規顧客獲得が思うように伸びず、アニメイトの期待よりも、売上は確保できなかったのではないか、と感じた。
そしてアルカナファミリアの登場だ。
アルカナファミリアを私もプレイしたが、あの作品は立派なキャラカタログである。ストーリー性より、キャラクタの設定・性格・関係性に重きを置いた作品だった。だから、キャラ萌えすれば、とても楽しい作品だ。
キャラクタの設定に至っては、ゲームでは消化不良と感じるくらい作り込まれている。
また、攻略対象同士の関係性については、因縁やくされ縁・近親や、また劣等感・優越感・恨み・葛藤など一筋縄ではいかない感情が織り込まれていた。
乙女ゲームという作品上仕方がないことかもしれないが主人公との関係性より、攻略対象同士の関係のほうが凝っている。つまり腐女子にとってはご褒美のような設定なのである。男子同士で起こる感情のやりとり、愛情に限らないそれは腐女子の萌えの材料になる可能性が十二分に含まれていた。
その萌えにフォーカスした丁寧なアニメ作品を作ってみたら、いったいどのようなことが起こるか。もうおわかりだろう。
つまり妄想がどこに行きつくかと言うと、アルカナファミリアはアニメ化を予定されていた作品なのではないか、しかも腐女子向けの、ということだ。乙女ゲームとして発売したにも関わらず、である。
これが私の妄想にであることを願ってやまない。いや、別に願ってないけど、もしそうだったらどうしよう、みたいな気分だ。
主人公はちゃんといるし、彼女を中心として話は進むのだろうが、その周囲には様々なハニートラップ(腐向け)が仕掛けられている。それに一体どれほどの顧客が注目するのか、それによって市場がどこまで巨大化するのか、実に興味深いと思っている。
とか言ってすごい乙女向けに作られて、腐女子ガッカリな状態になったりしたら、それはそれで面白い。

私は乙女ゲームが好きだけど、乙女の味方でもないし、腐女子の味方でもない。どちらかの肩を持つつもりもない。
何故なら自分がどちらの要素も持ち合わせており、自分の都合に合わせて使い分けているからだ。だから、それによって誰が幸せになったり不幸せになったりすることに、別段興味はない。事象に興味はあるけどね。
ただ、このように私が妄想した巨大な仕掛けの上で踊らされている――もちろん楽しくていいことなんだが、顧客の行動を先読みして作品を企画する昨今の状態が、面白い、とも少し怖い、とも思う。少なくとも、以前とは違う、とは明確に思っている。
原因はおそらくコンテンツの消費の加速化ではないだろうか。
3か月で終了するアニメ、一過性で話題が収束するゲーム、カフェやファッションにまで発展するキャラクター。短期間で大勢に消費される「萌え」は賞味期限があまりに短い。ならば、消費者を先に囲う「仕掛け」を作ってしまえばいい。あらかじめ用意した「萌え」に誘導し、落とし穴に落とすのだ。そして、這い上がってくる前に次の落とし穴を用意してやればいい。
そんなオタク業界の切なる計略が見え隠れしているような気がする。

・・・おっと、電話が来たようだ。何?「機関」の手の者が迫っている、だと?
どうやらここにも居られなくなったようだ。また機会があれば再びあいまみえよう。

※この物語はフィクションです。実際の団体・作品・企業には一切関係ありません。





はい、ここまで読んでくださりありがとうございました。最後は悪ふざけに一生懸命にナットル・・・。
内容が過激なので、皆様がなるべく脱落するように気持ち悪く、普段は使わないだ・である調にしました。うぅ。自分でもこれは生理的にちょっと・・・。
で、読んでわかったと思うんですが、すでに起きてしまった結果に対し、適当に理由づけして、自分の思う論理展開をしているだけですので、本気にしないでくださいましね。全部妄想です。
アルカナファミリアが乙女ゲームとして発売されたのは十分存じていますので、わざと腐向けだと取り上げているつもりもありません。あれは乙女ゲームです。解釈の仕方はプレイヤの心次第ですけれど。
また、落とし穴も、楽しければ楽しく落ちることができますしね。また、つまんなければ、離れればいいだけなのです。そしてアニメのヒットなんて、仕掛けたところで失敗するものもありますし、それが必然が偶然か、なんて、わからないものです。
大体は要因が複雑に絡み合っているようなもんだと思う。
そういう原因のわからないものに勝手に妄想した原因を押しつけて、歴史の流れのようににするのが楽しいため、ついやっちゃうんですよねー。
私の悪い癖です。でへへ。
長い遊びにお付き合い頂きありがとうございました。楽しかったのでまたいつかやるかもです。
Twitter...
プロフィール

Author:中の人
厨二病。ギャルゲー乙女ゲーBLゲーが好き。NLBLどちらも好き。アニメを好んで見ています。人生に役立たないことを常に考えている。何かありましたらgobyen☆yahoo.co.jp(☆→@)まで。

リンク
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー