2014.04.24.Thu
LEGOムービー(吹き替え版)と FROZEN(日本語字幕版)の感想 あと愚痴
アニメ映画2本見に行ってきました。最近はアニメ漬けですねー。春アニメもなかなか選別が進まずって感じです。
●LEGOムービー(吹き替え版)
初めて見たのは劇場版CMだったんですが、その時の感動といったら!LEGOって楽しいですよねー。自分でくっつけて想像的なことするのはうまくいかないんですけど、すっごい作品とかあるし、いろんなキャラクタがあのフォーマットでたくさんいるしそんな皆大好き(?)LEGOが映画になったよワクワクするよ!と思って最終日に見に行きました。人いなさすぎて「ま、まあ最終日だし皆見終わったんだな」と。や、ホームシアターのようで快適でしたけど。
お話としては、LEGOの世界でマニュアル通りにしか動けない主人公エメットが「選ばれし者」になってしまい、仲間と共に支配者お仕事社長に立ち向かうLEGOアドベンチャー。キャラがLEGO。背景もLEGO。何もかもLEGOで表現されてて、なんかもうLEGOが動いてるだけですごーいっていうか海が波打ってるのとかどうやって作ってるのっていうか。や、CGもあるだろうけどまさかパペットアニメみたいな?と、ぞくぞくしました。ボケとツッコミの激しいテンポの早い面白い展開も飽きさせず、個性なさすぎて「マニュアル人間(LEGO)」なエメットが個性的すぎる面々(バットマンとかスターウォーズとか大人の喜ぶパロディキャラ多すぎ)をまとめていく様はベタだけど感動的。
LEGOが好きな大人がLEGO使いまくって頑張って面白く作りましたーって感じが非常に良かった。吹き替え版だったのですが有名声優が複数キャラやってて何だろう、人件費削減なのかなあというか、採算とれんのかなあとかLEGOの人気ってどうなのかなとも思ったり。嫌な大人になってしまった。
昔LEGOで遊んだ大人も、今遊んでる子供も楽しめる良い作品だと思ったんですけれど、地味だったのかなー。でもその地味さがイイしすかっとしました。
一番ウケたのは「何でも楽しく考えるニャー」とか言ってる前向き猫がブチきれて「もうどうでもいい!」って大暴れするシーンです。わかる。わかるぞその気持・・・・・・!!
●FROZEN(日本語字幕版)
プリンセスはもう、王子のキスじゃ目覚めない--。こんな時分にグースカ寝てられねえからだよ!!!!オラ起きて戦うぞ!
「アナと雪の女王」です。あの雪山で女王が歌う美しいPVだけで大ヒットでしたね。私が見たのはリツイートで流れてきたあのワンフレーズごと25ヶ国語で歌う動画だったのですが、まあその動画のすごいことすごいこと。お話の内容わからなくてもあの動画だけで心をぐっと掴まれて、こりゃ見にいかなきゃなりませんね!となりました。あと先に主題歌買ったときに原題は「FROZEN」と知って、えーこのまんまでいいじゃんってこっちのほうが美しいし寒そうだしおしゃれだし!と思ったけど、そこはそれやっぱり日本ではディズニー=子供ターゲット?なのかな?とも思ったり。
でも、内容は非常の非常に非常すぎるほど大人の女性向けでしたね。お子さん退屈しないかなと思うくらい、女の痛み苦しみ美しさ楽しさって感じ。日本で大受けしてる!って記事がYahooに出ていましたけれど、納得でした。
公式サイトにある通り、小国の姉妹が主人公。雪の魔力を持ってしまった慎重で落ち着いてでも少し臆病な姉と、自由で破天荒で活発な妹が分かり合うまでの話。姉は過去に妹を魔力で傷つけてしまってから城を閉ざし両親も亡くなってしまい、人を傷つけることを恐れる姉は妹を遠ざけ、それでも戴冠式の日に妹の婚約宣言で国民の前で魔力が暴走してしまい、常夏の小国を真冬にしてしまう。そんな姉を取り戻しに妹が頑張ります。以下キャラごとに。
・エルサ(姉)
美しいうえ魔力がありしっかり者で慎重で少し臆病なところがいじらしい。自分の魔力で城を作ったり兵士とバトったり、かっこよすぎでした。特に彼女がハイヒールで地面を踏みつけ、雪の結晶を描き出す姿はとても象徴的で力強くいやというほどメッセージ性がある。誰も味方がいないなら、自分で自分を守るしかない。でも本当は誰も傷つけたくない。むしろ完璧すぎで感情移入より憧れる女性ですよね。
・アナ(妹)
こちとら別の意味で憧れる、体力格闘系妹。城は本当に閉ざされていたのかい・・・・・?と思うほど運動能力とガッツがありもしやサイヤ人じゃないのかと思うくらい力強く登山していました。火のついた丸太も投げていた。魔力がないなら体ひとつ、味方もつけて突き進め。最初は男を見る目がなかったですが世間知らずなら仕方ない。反省もするし、何より姉がいなくなった途端馬を駆って走りだす姿がSUGEEEE!城は閉ざされても遠乗りとかしていたのかな?
・クリストフ
氷を売って暮らす男。二枚目ではないですが、ちょっと不器用で人が苦手ででも優しいし稼ぐ力があるし雪山に強く力持ちで頼りにもなる。男は顔じゃないのよ、中身で選べ。くれぐれも慎重にな!と、新しいプリンセス達に教えているのでしょうか。
・ハンス(王子)
アゴッティ・・・・・・(第一印象でつけたアダ名)
初対面のアナに小国任せられて、悪い目的があったとはいえあそこまで出来るなら立派だよアンタ!!13番目の王子ということであんまいい子供時代を送れず歪んだのかなーでも迫真の演技だし。なんやかんやこの王子もある意味立派だし間が抜けているけど、なんか方向を正せばちゃんと出来る才能や演技力やガッツがあるような気がしました。最後が残念なあたりなんか一番感情移入してしまった(笑)アゴッティでも王子だし、然るべき結婚相手に会えるでしょう。人生いろいろ。
なんとなく予想はしていたけれど、今までのボーイミーツガールを覆す、現代の新しいディズニーでした。真実の愛の意味も、しっかり現代の女性に響くもの。むしろ男性にも深く響くだろうなとも思う。もうね、落ち込んでる時はね、恋愛してる場合じゃねえよ環境と健康守ってとりあえず温かい日差しの元、家族と普通に暮らしたいんです!!!だからこれでいいの!Let it go!!っていう叫びが響きすぎて、なんていうか素晴らしかったです。雪や結晶の表現、歌唱力やメッセージ性も見事。若干やりたい事が明確すぎてキャラよりメッセージが優先されている劇場くささがありましたが、なんか素晴らしかったからもう全部許します。
気づけば、ディズニーを映画館で見るのはいつぐらいぶり!?ってくらいでした。ていうか導入でやる昔風(に見せかけた)ミッキー映画がさすがミッキー容赦ねえ・・・・・・って感じでした。ディズニーは元来勧善懲悪、悪者は生かさず殺さずいたぶるものですよね、とヒヤっとしました(たまに本気で始末するし)。LEGOのほうが優しかったです!!!
あとは映画鑑賞態度に関する愚痴になりますので、ちょっと閉じます。
●LEGOムービー(吹き替え版)
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初めて見たのは劇場版CMだったんですが、その時の感動といったら!LEGOって楽しいですよねー。自分でくっつけて想像的なことするのはうまくいかないんですけど、すっごい作品とかあるし、いろんなキャラクタがあのフォーマットでたくさんいるしそんな皆大好き(?)LEGOが映画になったよワクワクするよ!と思って最終日に見に行きました。人いなさすぎて「ま、まあ最終日だし皆見終わったんだな」と。や、ホームシアターのようで快適でしたけど。
お話としては、LEGOの世界でマニュアル通りにしか動けない主人公エメットが「選ばれし者」になってしまい、仲間と共に支配者お仕事社長に立ち向かうLEGOアドベンチャー。キャラがLEGO。背景もLEGO。何もかもLEGOで表現されてて、なんかもうLEGOが動いてるだけですごーいっていうか海が波打ってるのとかどうやって作ってるのっていうか。や、CGもあるだろうけどまさかパペットアニメみたいな?と、ぞくぞくしました。ボケとツッコミの激しいテンポの早い面白い展開も飽きさせず、個性なさすぎて「マニュアル人間(LEGO)」なエメットが個性的すぎる面々(バットマンとかスターウォーズとか大人の喜ぶパロディキャラ多すぎ)をまとめていく様はベタだけど感動的。
LEGOが好きな大人がLEGO使いまくって頑張って面白く作りましたーって感じが非常に良かった。吹き替え版だったのですが有名声優が複数キャラやってて何だろう、人件費削減なのかなあというか、採算とれんのかなあとかLEGOの人気ってどうなのかなとも思ったり。嫌な大人になってしまった。
昔LEGOで遊んだ大人も、今遊んでる子供も楽しめる良い作品だと思ったんですけれど、地味だったのかなー。でもその地味さがイイしすかっとしました。
一番ウケたのは「何でも楽しく考えるニャー」とか言ってる前向き猫がブチきれて「もうどうでもいい!」って大暴れするシーンです。わかる。わかるぞその気持・・・・・・!!
●FROZEN(日本語字幕版)
プリンセスはもう、王子のキスじゃ目覚めない--。こんな時分にグースカ寝てられねえからだよ!!!!オラ起きて戦うぞ!
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「アナと雪の女王」です。あの雪山で女王が歌う美しいPVだけで大ヒットでしたね。私が見たのはリツイートで流れてきたあのワンフレーズごと25ヶ国語で歌う動画だったのですが、まあその動画のすごいことすごいこと。お話の内容わからなくてもあの動画だけで心をぐっと掴まれて、こりゃ見にいかなきゃなりませんね!となりました。あと先に主題歌買ったときに原題は「FROZEN」と知って、えーこのまんまでいいじゃんってこっちのほうが美しいし寒そうだしおしゃれだし!と思ったけど、そこはそれやっぱり日本ではディズニー=子供ターゲット?なのかな?とも思ったり。
でも、内容は非常の非常に非常すぎるほど大人の女性向けでしたね。お子さん退屈しないかなと思うくらい、女の痛み苦しみ美しさ楽しさって感じ。日本で大受けしてる!って記事がYahooに出ていましたけれど、納得でした。
公式サイトにある通り、小国の姉妹が主人公。雪の魔力を持ってしまった慎重で落ち着いてでも少し臆病な姉と、自由で破天荒で活発な妹が分かり合うまでの話。姉は過去に妹を魔力で傷つけてしまってから城を閉ざし両親も亡くなってしまい、人を傷つけることを恐れる姉は妹を遠ざけ、それでも戴冠式の日に妹の婚約宣言で国民の前で魔力が暴走してしまい、常夏の小国を真冬にしてしまう。そんな姉を取り戻しに妹が頑張ります。以下キャラごとに。
・エルサ(姉)
美しいうえ魔力がありしっかり者で慎重で少し臆病なところがいじらしい。自分の魔力で城を作ったり兵士とバトったり、かっこよすぎでした。特に彼女がハイヒールで地面を踏みつけ、雪の結晶を描き出す姿はとても象徴的で力強くいやというほどメッセージ性がある。誰も味方がいないなら、自分で自分を守るしかない。でも本当は誰も傷つけたくない。むしろ完璧すぎで感情移入より憧れる女性ですよね。
・アナ(妹)
こちとら別の意味で憧れる、体力格闘系妹。城は本当に閉ざされていたのかい・・・・・?と思うほど運動能力とガッツがありもしやサイヤ人じゃないのかと思うくらい力強く登山していました。火のついた丸太も投げていた。魔力がないなら体ひとつ、味方もつけて突き進め。最初は男を見る目がなかったですが世間知らずなら仕方ない。反省もするし、何より姉がいなくなった途端馬を駆って走りだす姿がSUGEEEE!城は閉ざされても遠乗りとかしていたのかな?
・クリストフ
氷を売って暮らす男。二枚目ではないですが、ちょっと不器用で人が苦手ででも優しいし稼ぐ力があるし雪山に強く力持ちで頼りにもなる。男は顔じゃないのよ、中身で選べ。くれぐれも慎重にな!と、新しいプリンセス達に教えているのでしょうか。
・ハンス(王子)
アゴッティ・・・・・・(第一印象でつけたアダ名)
初対面のアナに小国任せられて、悪い目的があったとはいえあそこまで出来るなら立派だよアンタ!!13番目の王子ということであんまいい子供時代を送れず歪んだのかなーでも迫真の演技だし。なんやかんやこの王子もある意味立派だし間が抜けているけど、なんか方向を正せばちゃんと出来る才能や演技力やガッツがあるような気がしました。最後が残念なあたりなんか一番感情移入してしまった(笑)アゴッティでも王子だし、然るべき結婚相手に会えるでしょう。人生いろいろ。
なんとなく予想はしていたけれど、今までのボーイミーツガールを覆す、現代の新しいディズニーでした。真実の愛の意味も、しっかり現代の女性に響くもの。むしろ男性にも深く響くだろうなとも思う。もうね、落ち込んでる時はね、恋愛してる場合じゃねえよ環境と健康守ってとりあえず温かい日差しの元、家族と普通に暮らしたいんです!!!だからこれでいいの!Let it go!!っていう叫びが響きすぎて、なんていうか素晴らしかったです。雪や結晶の表現、歌唱力やメッセージ性も見事。若干やりたい事が明確すぎてキャラよりメッセージが優先されている劇場くささがありましたが、なんか素晴らしかったからもう全部許します。
気づけば、ディズニーを映画館で見るのはいつぐらいぶり!?ってくらいでした。ていうか導入でやる昔風(に見せかけた)ミッキー映画がさすがミッキー容赦ねえ・・・・・・って感じでした。ディズニーは元来勧善懲悪、悪者は生かさず殺さずいたぶるものですよね、とヒヤっとしました(たまに本気で始末するし)。LEGOのほうが優しかったです!!!
あとは映画鑑賞態度に関する愚痴になりますので、ちょっと閉じます。
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