2013.07.29.Mon
地続きの世界に僕は居た
ウェーイwwww
暑いです。くそ暑いです。暑いのとあと湿気がすごい。暑くて湿気があるって死にたくなりますね。くそ暑いなか汚い恰好で横たわっていると自分が人間なんだかモノなんだかわからなくなってくるんですが。よく「北は寒いけど南は暖かいから南のほうが自殺者少ない」っていうけど本当なのか!?と、最近は疑っています。そうです。疑っているのです。昔は30度くらいで「かなり暑いなー」って感じですが最近は「やだ今日涼しい」って思うあたりなんか騙されてませんか。もしかして適応してきている!?そんなことない、皆キュゥべえに騙されてる!!って言いたくなります。
相変わらず潤いもなく萌えも少ない日々を送っています。最近は夢見も悪くなりいくら寝ても疲れている状態になってきました。うう、心を入れ替えて中学生のように死にたいなんて言わないようにするから休ませてくれと思っています(死ね)
というわけで、カスカスな日々のなかでも色々考えているようです。で、今は暇なのでエントリにしてみる。こういう時間が無駄なんだろうな。でも、必要なことだけしている人生って、気は済むけれどとてもつまらない。やっぱり私は無駄に無駄を重ね無駄に溺れている世界に居たいと、そう思うのです。
●実写版 るろうに剣心(映画)
えらい褒められているので見てみました。Oh……これが未来ってヤツかクレイジーだなっていうか、それでもチャンバラは立派でした。るろうに剣心は週刊少年ジャンプで読み切りから最終回まで読んでアニメ化で「中嶋敦子の絵はねえわ」って思っていたガチガチの原作派なので、なんかまあ笑って見れたという感じです。一番たちが悪い。そもそも漫画の実写化てのは難しいですよね。原作読んでる人間のほとんどは、どんなもの作ってもアレルギー反応起こしますから。とはいいましても実写は実写で別物と思っているので、続編出るほどうけて良かったという他人事かつ暖かい気持ちで見てました、文句も言っていたけれど。少なくとも佐藤健カッコイイとかワイヤーアクションカッチョイイとか、とにかく幕末の雰囲気がいいとか、総合的にでも褒められているのなら、「るろうに剣心褒められて良かった」と思うばかりです。映画が駄目で原作が漫画だからって言われるのが、原作派は一番癪ですからね~~がりがりがり。
●るろうに剣心 星霜編(OVA)
感想漁ってたらこれの内容がスゴイんだがって記事にあたったのでうっかりネタバレを読んでしまいそのままうっかり見てしまった。そういやOVAあったな巴メインのと星霜編っていうのもあったっけ?なんか絵が全然違うやつ、くらいにしか思っていなかったんですけど、いや、これ、すごいですね。良く作ったね。そういえば昔のアニメって原作つきだろうが何だろうがアニメはオリジナル展開当たり前だしOVAになるとさらに結構やりたい放題されていたよなあというのを思い起こさせる内容でした。
ネタバレは以下のYahoo!知恵袋でどうぞ。検索すればこれが一番上に出てきますが。
・るろうに剣心の星霜編の内容教えてください悲しい話みたいですが、剣心と薫が結婚して剣路が生まれてからの話ですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1183002651
なんかあの、現実的なシナリオだなあと。現実テイストなこういう二次創作あるある~みたいな気持ちにさせられました。悲恋が好きな人にはごちそうみたいな話だし、こういうのを見てうっとりする気持ちもわかるし、剣心が思いつめちゃったら確かにこうなるかなあという気分にさせられました。絵は綺麗で抒情的でしたしね。
病気で弱っていく剣心を見て薫殿が「あなたの痛みを分けて」⇒そして濡れ場への流れで傷みを分かち合うみたいな展開も美しいっちゃ美しい。これぞハートの通うセックスだて感じはするんですけど……性病移すのはねえわ、って冷めた目で見てしまいました。いや、剣心あなたジャンプの主人公でしょうヒロインに性病移すなや、と、事実でしか物事を見れない自分が悲しくなりました。
最後の「剣心は師匠からもらった名前、本当の名前は心太だ、それで呼んでほしい」っていうのは感動的でしたけど、けど……。剣路が不憫でたまらないし家出で済んだだけマシじゃないですか自分が剣路だったら剣心殺しに行くかなーとさえ思ってしまいました。のうのうと性病移される薫にも絶望しますしもうやだこの両親ってなってもおかしくないです。なんか所帯持ったんだからもう少し冷静にならんのかなー和月先生良く許しましたねという原作厨魂が実写版の倍くらい疼いてしまった。
とまあさんざん文句は並べてきましたが作品として非常に質は高いですし、成長した弥彦はイケメンですし(でも声が冨永みーなでびっくりした。いや正しいんだけど)、左之助のあつい介抱は眠ってた腐女子心がフィーバーフィーバーしました。
実写版の最後はもしかして星霜編を描くのかな?という噂も立ってしまうくらい、実写にしたら確かにうけそうな抒情的ロマンチックな素敵作品です。
でも私のなかの思春期は、人斬りだけどおとぼけでたまに怒る姿が格好よくも悲しくて自分の過去になかなかけりをつけられない、行かないでと行ってもどこかに行ってしまい、それでも最後は必ず勝って戻ってきてくれる剣心が、正義ですから……。ううん子どもの時の衝撃ってのは恐ろしい。大人になって「これはこれでいい」と心の底から言えないあたり私は子供のままなのでしょう。それでいいやという気分です。だって私は年をとってしまっても、私の中の剣心はジャンプで見た28歳のままですからね。
しかしどうでもいいんだが映画版を見てる時の呟きで「そういや初めて見たホモ同人誌はるろうに剣心の剣心受けだった」というのが多くてですね、腐女子は業を重ねないと生きていけないのでござるなって気持ちになりましたね。結婚しようが子どもが出来ようが、メインヒロインなんてなかったと、そういうことですね。
おあとがよろしいようで!
●Free!(アニメ)
見てます。一話の時点では「いきなり良く知らないキャラの裸エプロン見させられても嬉しくないもんね」と言っていましたが、話が進めばキャラが可愛く見えてくるものですね。しかし同性同士が(女性キャラもいますが)わいわい楽しく部活しているのは、ほんとまるきり「けいおん!」の文法で、なるほど確かに私はさんざんけいおん!の男版作れと言っていたので、欲しいものを与えられてるんだなって気持ちにさせられました。しかし腐萌えしているかと言われればまだ難しいです。個々のキャラは可愛いしそれが絡んでうふふだな~とは思うんですけれど、なんかこうウェットな気持ちにはまださせられない。ヤバイ。早く反応しないと1クールなんてすぐ終わってしまう!と焦っています。
いやでもオラまだセックスシーンは想像できねえぞ!
という感じに今はストレートに楽しんでいるところです。もうpixivに行ってホモエロイラストでも眺めるべきか(荒療治)
でもやっぱOPとEDはださいかなと思う。あのだささが良いんでしょうけれど。うむ。女性向けはなんつーか、やりすぎなくらい分かりやすさが大事なのですね。
●ダンガンロンパThe Animation(アニメ)
おおーさすが岸監督うまい具合にゲーム再現している。この優等生っぷりはどうにかならんのかと思うくらいです。なんかそれ以上感想が出てこないですすみません。学級裁判からの流れ(言弾発射)までまるきり同じとは恐れ入った!という。やっぱり叩かれないけどベタ褒めはされないんだろうな。
しかし展開を知っているので、なんか安心して見れてしまいだらだら見ているという状況です。
●銀の匙(アニメ)
これも前評判良すぎたので、見るのにためらわなかったですね。まとまりも良く安定の荒川弘という感じで、いつか友達も言っていたけれど荒川先生はほんと学校の先生みたいな作品をかきますよね。なんかとにかく正しいというか。正しいことを言いつつ現実を見せ希望を持たせるからこれだけ受けるんだなーと思います。「子どもにも安心して見せられる」作品というか、「家族でシェア出来る」作品のような気がします。幅広い層をカバーできるってのはそれだけで強いな~と。
荒川先生はもはやすごすぎて、この先どんな作品を作ってもうけそうだなというのが冗談に聞こえない。ちょっと青年向けにしたいかなと思えば出版社側から声がかかるんだろうなと思います。
はてさてこの作品のあとでアニメが放映する「のうりん」が心配になりますな。「のうりん」はひどい!下品!パロディ多すぎ!って感じなので。そこが好きですけれど。アクが強いので。私も今からバッシングが心配になります(笑)
●ここは退屈迎えに来て(本)
読んだ。
褒められたりけなされたり評判で「地方都市あるある」だったりするようですが、東京生まれ東京育ちの中の人はそっかあふーんみたいな感想しか出ませんでした。なんだろう、そういう悩みがあるのかー地方コンプレックスというか郊外カルチャーへの嫌悪みたいな、そこにいる人にしかわからない劣等感。なんか良くわからないままさらっと読んで終わったので(で、オチは?て思う当たり駄目です。リアルなんだからオチなんてないのです)、とりあえずオタク厨二コンプレックスに置き換えてみたらわかったような気分になりました。やったね!
東京モンから見ると地方都市って見てて面白いなあという感じ。東京のくそ狭くて高い土地だと、週末に車でのりつけて一日中遊べるイオンモールみたいな場所ってあまり見ないんですよ。なのでたまに行くと「すごいな」と思うし、中に入ってるブランドも東京のファッションビルにあるものとあんま変わらないので、別に遅れているとも思えないかな。最近はネットあるし情報が遅れるなんてこと過疎の進んだ田舎ならともかく地方都市ではないんじゃないかな?というゆるい感覚。しかし自分が住みたいかと聞かれるとなかなか難しく、空虚感だのサブカルへのエリート意識より、地元や地域のつながりが濃すぎて休日遊びに行く場所が近所の誰かと一緒!という状況のほうが絶望的に怖いなって感じでした。
私は根っからジプシーなので、というか本当に狭いコミュニティをちまちまうろうろするだけで満足しているようで、地元愛も地域愛も薄く、田舎や地方都市って世界がそもそもファンタジーなんですよね。だから「サマーウォーズ」とか「となりのトトロ」がハイパーエンタテイメントとして消化できる。晴れ渡る大空も緑覆う山も、私の世界とは繋がっていないのです。
●赤い砂堕ちる月(同人乙女ゲー)
絵がやたら綺麗な同人乙女ゲー。体験版もやったしやっと製品版を手に入れ、ちまちまちまちま進めています。今は2人クリアして3人目。での感想なんですが。
萌えとエロ台詞言えばいいと思っている乙女ゲーばかり!な最近のステレオ感想とは反する、慎重に慎重を重ねたような堅実的なシナリオにある意味度胆を抜かれます。清潔感と清涼感と落着きのありまくる展開に、ちょっと年季の入った乙女ゲーマーは懐かしい気分になるかもしれない。攻略対象もあんまアホやエロや過激なセリフも吐かずクズもゴミもいない。すごい、昔のネオロマンスを薄めて奇抜なキャラを抜かした作品のようだゴクリという感じです(わかりにくい)。
で、萌えたのあんたって聞かれると、ぶっちゃけ微妙です。展開が大人しいせいでしょうか。ストーリーを真面目に進行しているせいでしょうか。いわゆる「萌えシーン」が少ない気がします。主人公は顔を隠していて主になる相手(攻略対象)にしか見せないとか、使い方によってはかなり恋愛萌え(エロではない)に消化できそうなんですが、あくまで人と人との絆の暗喩というか隠喩としか今のところ使われてなく、これ作った人はすごい真面目なのかな~と想像してしまいます。
のようなことをついったでブチブチ呟いていたところフォロワさんから「一生懸命説明してくれるんんですが、何か頭に入らないんですよね」と言われ「確かにそうだ」と。コバルトの歴史ジャンル小説のようにまともに作られた世界観や設定、そこに生きる人々達を活き活きと描いているんですが、なんかプレイヤである自分が没頭できないのは何ででしょうか?不思議です。
いやしかし丁寧です。このゲームはとにかく丁寧だなと。かなり丁寧に作られているな~というのの一点張りになりそうです。なのでなんか勢い良く叩くも褒めるもできないんですよ!
あんまり萌えない、つまりご褒美もらえてるという感覚がないのでいつまで続けるか微妙なところですが、お値段も安く絵が綺麗なので、同人だからという意味ではなく大した不満も持たず終わってしまいそうです。あ、選択肢によって主人公の性格が変わるのは、私は面白いと思いました。攻略対象と相性悪そうな性格で進めてみるとなんか新鮮です。いっそそこに特化すれば良かったのでしょうか。ぐぬぬ。
なんか今思ったんですが、賞賛される一方強烈に叩かれる作品と、めっちゃ賞賛もされないけれどあまり叩かれもしない作品、作っているほうはどちらがいいんでしょうね……。反響が大きいのは嬉しいけれど叩かれまくるのもつらいでしょうしね。悶々。
●ハートの国のアリス(乙女ゲー)
リメイク版のページ見ているんですが、普通に「あ、絵が綺麗」と思ってしまいました。ハトアリはPC版でやっているので、当時見せられた数々のスチルには度胆を抜かれました。私だけではないかと思いますが。ところで何度か書いていますが私にはクインロゼひいてはアリスが好きな友達がいて、移植でもなんでもちゃんと新作を買うので「ハトアリがまた出るけど、何個目になるの?」と聞いたところ「5、か6個目くらいだと思う」と返答をもらい再び度胆を抜かれるのでした(白目)
いやー追加要素あってもおまけ要素あっても移植は移植ですし、自分は移植作品てあまり熱心にやれないタイプなので、メーカーファンというのはすごいな~~とひたすら感心するばかりです。乙女ゲームはほんと一部の熱心なファンが買い支える世界ですっ!
しかし綺麗なスチルになって以前は何してんだか良くわからなかったお色気シーン?も何しているかわかるようになりましたね。ケツ触っても胸揉んでも「ん?揉んでるの?」って感じだったんですけど。昔だったらイヤ~エッチ!て感じだったんでしょうが、最近は表現の幅も広がってきましたので、数あるお色気乙女ゲ(語弊有)のうちの1つになるんですかね。
いやはや時代は流れたものです。もうこんなに遠くにきてしまったよ。
はい戻ってきました。
どうでしょう、自分的にはかなり「オタク抜け」しつつあるのでなんかブログのテンションも変わっていたらなんかやだしつまんないなと思っているんですが、別に対して変わらないですよね。ネットはiphoneでしていますし、最新の情報は入ってくるのです。ですが以前のように餓えるように食らいつくようにゲームや萌えに拘ってないというか疲れて拘る元気がない今の状態を客観的に見ていて、オタクじゃない方とか、萌えがないと死んでしまう!とか冗談でも思わない人は、こんな感じなのかなーとちょっと新鮮な気持ちです。新鮮だからといって活き活きしてるんではなくしなびた野菜みたいな状態ですけれどね。
気づいていたんだけれど、萌えに拘りすぎてるんですよね。物語にべったり浸かる時間も深度も深すぎる。それがどんどん悪化して、ちょっとやそっとの萌えじゃ足りなくてそのくせ飽きっぽくて、覚せい剤みたいな萌えがないと乾いてしょうがないんだろうなと。ですが乾いた状態が続くと「え、もしかしてこれが普通なの」と思いはじめ、だんだんと頭の中が冷静に、
なるわけがないんですよ!むしろ頭がフット―しそうだよォ!!(AA略)
というわけで、今日はほんの少し希望の光が見えてきた記念でエントリ書いてみたのでした。
世界を呪ってみたりもするけれど、基本的に私は元気です。(仕事中以外)
暑いです。くそ暑いです。暑いのとあと湿気がすごい。暑くて湿気があるって死にたくなりますね。くそ暑いなか汚い恰好で横たわっていると自分が人間なんだかモノなんだかわからなくなってくるんですが。よく「北は寒いけど南は暖かいから南のほうが自殺者少ない」っていうけど本当なのか!?と、最近は疑っています。そうです。疑っているのです。昔は30度くらいで「かなり暑いなー」って感じですが最近は「やだ今日涼しい」って思うあたりなんか騙されてませんか。もしかして適応してきている!?そんなことない、皆キュゥべえに騙されてる!!って言いたくなります。
相変わらず潤いもなく萌えも少ない日々を送っています。最近は夢見も悪くなりいくら寝ても疲れている状態になってきました。うう、心を入れ替えて中学生のように死にたいなんて言わないようにするから休ませてくれと思っています(死ね)
というわけで、カスカスな日々のなかでも色々考えているようです。で、今は暇なのでエントリにしてみる。こういう時間が無駄なんだろうな。でも、必要なことだけしている人生って、気は済むけれどとてもつまらない。やっぱり私は無駄に無駄を重ね無駄に溺れている世界に居たいと、そう思うのです。
●実写版 るろうに剣心(映画)
えらい褒められているので見てみました。Oh……これが未来ってヤツかクレイジーだなっていうか、それでもチャンバラは立派でした。るろうに剣心は週刊少年ジャンプで読み切りから最終回まで読んでアニメ化で「中嶋敦子の絵はねえわ」って思っていたガチガチの原作派なので、なんかまあ笑って見れたという感じです。一番たちが悪い。そもそも漫画の実写化てのは難しいですよね。原作読んでる人間のほとんどは、どんなもの作ってもアレルギー反応起こしますから。とはいいましても実写は実写で別物と思っているので、続編出るほどうけて良かったという他人事かつ暖かい気持ちで見てました、文句も言っていたけれど。少なくとも佐藤健カッコイイとかワイヤーアクションカッチョイイとか、とにかく幕末の雰囲気がいいとか、総合的にでも褒められているのなら、「るろうに剣心褒められて良かった」と思うばかりです。映画が駄目で原作が漫画だからって言われるのが、原作派は一番癪ですからね~~がりがりがり。
●るろうに剣心 星霜編(OVA)
感想漁ってたらこれの内容がスゴイんだがって記事にあたったのでうっかりネタバレを読んでしまいそのままうっかり見てしまった。そういやOVAあったな巴メインのと星霜編っていうのもあったっけ?なんか絵が全然違うやつ、くらいにしか思っていなかったんですけど、いや、これ、すごいですね。良く作ったね。そういえば昔のアニメって原作つきだろうが何だろうがアニメはオリジナル展開当たり前だしOVAになるとさらに結構やりたい放題されていたよなあというのを思い起こさせる内容でした。
ネタバレは以下のYahoo!知恵袋でどうぞ。検索すればこれが一番上に出てきますが。
・るろうに剣心の星霜編の内容教えてください悲しい話みたいですが、剣心と薫が結婚して剣路が生まれてからの話ですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1183002651
なんかあの、現実的なシナリオだなあと。現実テイストなこういう二次創作あるある~みたいな気持ちにさせられました。悲恋が好きな人にはごちそうみたいな話だし、こういうのを見てうっとりする気持ちもわかるし、剣心が思いつめちゃったら確かにこうなるかなあという気分にさせられました。絵は綺麗で抒情的でしたしね。
病気で弱っていく剣心を見て薫殿が「あなたの痛みを分けて」⇒そして濡れ場への流れで傷みを分かち合うみたいな展開も美しいっちゃ美しい。これぞハートの通うセックスだて感じはするんですけど……性病移すのはねえわ、って冷めた目で見てしまいました。いや、剣心あなたジャンプの主人公でしょうヒロインに性病移すなや、と、事実でしか物事を見れない自分が悲しくなりました。
最後の「剣心は師匠からもらった名前、本当の名前は心太だ、それで呼んでほしい」っていうのは感動的でしたけど、けど……。剣路が不憫でたまらないし家出で済んだだけマシじゃないですか自分が剣路だったら剣心殺しに行くかなーとさえ思ってしまいました。のうのうと性病移される薫にも絶望しますしもうやだこの両親ってなってもおかしくないです。なんか所帯持ったんだからもう少し冷静にならんのかなー和月先生良く許しましたねという原作厨魂が実写版の倍くらい疼いてしまった。
とまあさんざん文句は並べてきましたが作品として非常に質は高いですし、成長した弥彦はイケメンですし(でも声が冨永みーなでびっくりした。いや正しいんだけど)、左之助のあつい介抱は眠ってた腐女子心がフィーバーフィーバーしました。
実写版の最後はもしかして星霜編を描くのかな?という噂も立ってしまうくらい、実写にしたら確かにうけそうな抒情的ロマンチックな素敵作品です。
でも私のなかの思春期は、人斬りだけどおとぼけでたまに怒る姿が格好よくも悲しくて自分の過去になかなかけりをつけられない、行かないでと行ってもどこかに行ってしまい、それでも最後は必ず勝って戻ってきてくれる剣心が、正義ですから……。ううん子どもの時の衝撃ってのは恐ろしい。大人になって「これはこれでいい」と心の底から言えないあたり私は子供のままなのでしょう。それでいいやという気分です。だって私は年をとってしまっても、私の中の剣心はジャンプで見た28歳のままですからね。
しかしどうでもいいんだが映画版を見てる時の呟きで「そういや初めて見たホモ同人誌はるろうに剣心の剣心受けだった」というのが多くてですね、腐女子は業を重ねないと生きていけないのでござるなって気持ちになりましたね。結婚しようが子どもが出来ようが、メインヒロインなんてなかったと、そういうことですね。
おあとがよろしいようで!
●Free!(アニメ)
見てます。一話の時点では「いきなり良く知らないキャラの裸エプロン見させられても嬉しくないもんね」と言っていましたが、話が進めばキャラが可愛く見えてくるものですね。しかし同性同士が(女性キャラもいますが)わいわい楽しく部活しているのは、ほんとまるきり「けいおん!」の文法で、なるほど確かに私はさんざんけいおん!の男版作れと言っていたので、欲しいものを与えられてるんだなって気持ちにさせられました。しかし腐萌えしているかと言われればまだ難しいです。個々のキャラは可愛いしそれが絡んでうふふだな~とは思うんですけれど、なんかこうウェットな気持ちにはまださせられない。ヤバイ。早く反応しないと1クールなんてすぐ終わってしまう!と焦っています。
いやでもオラまだセックスシーンは想像できねえぞ!
という感じに今はストレートに楽しんでいるところです。もうpixivに行ってホモエロイラストでも眺めるべきか(荒療治)
でもやっぱOPとEDはださいかなと思う。あのだささが良いんでしょうけれど。うむ。女性向けはなんつーか、やりすぎなくらい分かりやすさが大事なのですね。
●ダンガンロンパThe Animation(アニメ)
おおーさすが岸監督うまい具合にゲーム再現している。この優等生っぷりはどうにかならんのかと思うくらいです。なんかそれ以上感想が出てこないですすみません。学級裁判からの流れ(言弾発射)までまるきり同じとは恐れ入った!という。やっぱり叩かれないけどベタ褒めはされないんだろうな。
しかし展開を知っているので、なんか安心して見れてしまいだらだら見ているという状況です。
●銀の匙(アニメ)
これも前評判良すぎたので、見るのにためらわなかったですね。まとまりも良く安定の荒川弘という感じで、いつか友達も言っていたけれど荒川先生はほんと学校の先生みたいな作品をかきますよね。なんかとにかく正しいというか。正しいことを言いつつ現実を見せ希望を持たせるからこれだけ受けるんだなーと思います。「子どもにも安心して見せられる」作品というか、「家族でシェア出来る」作品のような気がします。幅広い層をカバーできるってのはそれだけで強いな~と。
荒川先生はもはやすごすぎて、この先どんな作品を作ってもうけそうだなというのが冗談に聞こえない。ちょっと青年向けにしたいかなと思えば出版社側から声がかかるんだろうなと思います。
はてさてこの作品のあとでアニメが放映する「のうりん」が心配になりますな。「のうりん」はひどい!下品!パロディ多すぎ!って感じなので。そこが好きですけれど。アクが強いので。私も今からバッシングが心配になります(笑)
●ここは退屈迎えに来て(本)
読んだ。
褒められたりけなされたり評判で「地方都市あるある」だったりするようですが、東京生まれ東京育ちの中の人はそっかあふーんみたいな感想しか出ませんでした。なんだろう、そういう悩みがあるのかー地方コンプレックスというか郊外カルチャーへの嫌悪みたいな、そこにいる人にしかわからない劣等感。なんか良くわからないままさらっと読んで終わったので(で、オチは?て思う当たり駄目です。リアルなんだからオチなんてないのです)、とりあえずオタク厨二コンプレックスに置き換えてみたらわかったような気分になりました。やったね!
東京モンから見ると地方都市って見てて面白いなあという感じ。東京のくそ狭くて高い土地だと、週末に車でのりつけて一日中遊べるイオンモールみたいな場所ってあまり見ないんですよ。なのでたまに行くと「すごいな」と思うし、中に入ってるブランドも東京のファッションビルにあるものとあんま変わらないので、別に遅れているとも思えないかな。最近はネットあるし情報が遅れるなんてこと過疎の進んだ田舎ならともかく地方都市ではないんじゃないかな?というゆるい感覚。しかし自分が住みたいかと聞かれるとなかなか難しく、空虚感だのサブカルへのエリート意識より、地元や地域のつながりが濃すぎて休日遊びに行く場所が近所の誰かと一緒!という状況のほうが絶望的に怖いなって感じでした。
私は根っからジプシーなので、というか本当に狭いコミュニティをちまちまうろうろするだけで満足しているようで、地元愛も地域愛も薄く、田舎や地方都市って世界がそもそもファンタジーなんですよね。だから「サマーウォーズ」とか「となりのトトロ」がハイパーエンタテイメントとして消化できる。晴れ渡る大空も緑覆う山も、私の世界とは繋がっていないのです。
●赤い砂堕ちる月(同人乙女ゲー)
絵がやたら綺麗な同人乙女ゲー。体験版もやったしやっと製品版を手に入れ、ちまちまちまちま進めています。今は2人クリアして3人目。での感想なんですが。
萌えとエロ台詞言えばいいと思っている乙女ゲーばかり!な最近のステレオ感想とは反する、慎重に慎重を重ねたような堅実的なシナリオにある意味度胆を抜かれます。清潔感と清涼感と落着きのありまくる展開に、ちょっと年季の入った乙女ゲーマーは懐かしい気分になるかもしれない。攻略対象もあんまアホやエロや過激なセリフも吐かずクズもゴミもいない。すごい、昔のネオロマンスを薄めて奇抜なキャラを抜かした作品のようだゴクリという感じです(わかりにくい)。
で、萌えたのあんたって聞かれると、ぶっちゃけ微妙です。展開が大人しいせいでしょうか。ストーリーを真面目に進行しているせいでしょうか。いわゆる「萌えシーン」が少ない気がします。主人公は顔を隠していて主になる相手(攻略対象)にしか見せないとか、使い方によってはかなり恋愛萌え(エロではない)に消化できそうなんですが、あくまで人と人との絆の暗喩というか隠喩としか今のところ使われてなく、これ作った人はすごい真面目なのかな~と想像してしまいます。
のようなことをついったでブチブチ呟いていたところフォロワさんから「一生懸命説明してくれるんんですが、何か頭に入らないんですよね」と言われ「確かにそうだ」と。コバルトの歴史ジャンル小説のようにまともに作られた世界観や設定、そこに生きる人々達を活き活きと描いているんですが、なんかプレイヤである自分が没頭できないのは何ででしょうか?不思議です。
いやしかし丁寧です。このゲームはとにかく丁寧だなと。かなり丁寧に作られているな~というのの一点張りになりそうです。なのでなんか勢い良く叩くも褒めるもできないんですよ!
あんまり萌えない、つまりご褒美もらえてるという感覚がないのでいつまで続けるか微妙なところですが、お値段も安く絵が綺麗なので、同人だからという意味ではなく大した不満も持たず終わってしまいそうです。あ、選択肢によって主人公の性格が変わるのは、私は面白いと思いました。攻略対象と相性悪そうな性格で進めてみるとなんか新鮮です。いっそそこに特化すれば良かったのでしょうか。ぐぬぬ。
なんか今思ったんですが、賞賛される一方強烈に叩かれる作品と、めっちゃ賞賛もされないけれどあまり叩かれもしない作品、作っているほうはどちらがいいんでしょうね……。反響が大きいのは嬉しいけれど叩かれまくるのもつらいでしょうしね。悶々。
●ハートの国のアリス(乙女ゲー)
リメイク版のページ見ているんですが、普通に「あ、絵が綺麗」と思ってしまいました。ハトアリはPC版でやっているので、当時見せられた数々のスチルには度胆を抜かれました。私だけではないかと思いますが。ところで何度か書いていますが私にはクインロゼひいてはアリスが好きな友達がいて、移植でもなんでもちゃんと新作を買うので「ハトアリがまた出るけど、何個目になるの?」と聞いたところ「5、か6個目くらいだと思う」と返答をもらい再び度胆を抜かれるのでした(白目)
いやー追加要素あってもおまけ要素あっても移植は移植ですし、自分は移植作品てあまり熱心にやれないタイプなので、メーカーファンというのはすごいな~~とひたすら感心するばかりです。乙女ゲームはほんと一部の熱心なファンが買い支える世界ですっ!
しかし綺麗なスチルになって以前は何してんだか良くわからなかったお色気シーン?も何しているかわかるようになりましたね。ケツ触っても胸揉んでも「ん?揉んでるの?」って感じだったんですけど。昔だったらイヤ~エッチ!て感じだったんでしょうが、最近は表現の幅も広がってきましたので、数あるお色気乙女ゲ(語弊有)のうちの1つになるんですかね。
いやはや時代は流れたものです。もうこんなに遠くにきてしまったよ。
はい戻ってきました。
どうでしょう、自分的にはかなり「オタク抜け」しつつあるのでなんかブログのテンションも変わっていたらなんかやだしつまんないなと思っているんですが、別に対して変わらないですよね。ネットはiphoneでしていますし、最新の情報は入ってくるのです。ですが以前のように餓えるように食らいつくようにゲームや萌えに拘ってないというか疲れて拘る元気がない今の状態を客観的に見ていて、オタクじゃない方とか、萌えがないと死んでしまう!とか冗談でも思わない人は、こんな感じなのかなーとちょっと新鮮な気持ちです。新鮮だからといって活き活きしてるんではなくしなびた野菜みたいな状態ですけれどね。
気づいていたんだけれど、萌えに拘りすぎてるんですよね。物語にべったり浸かる時間も深度も深すぎる。それがどんどん悪化して、ちょっとやそっとの萌えじゃ足りなくてそのくせ飽きっぽくて、覚せい剤みたいな萌えがないと乾いてしょうがないんだろうなと。ですが乾いた状態が続くと「え、もしかしてこれが普通なの」と思いはじめ、だんだんと頭の中が冷静に、
なるわけがないんですよ!むしろ頭がフット―しそうだよォ!!(AA略)
というわけで、今日はほんの少し希望の光が見えてきた記念でエントリ書いてみたのでした。
世界を呪ってみたりもするけれど、基本的に私は元気です。(仕事中以外)
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