なんでもありの日記。ゲーム・アニメ・ネット・妄想の話が多い。記事の半分は冗談で出来てます。
中の人です。わー……久々にブログ来たァと思ったんですが大した日数でもなかった。ここ最近はリアルな諸事情によりハイパー余裕ない日々が続いておりまして、ネットにはTwitterで愚痴を言いにくるくらいでした。少しだけマシになりましたがまだしばらくそうった日々が続きそうですのでブログはさらにのんべんだらりとした更新になるかと思います。
ところで今週はついにキラルナイトですね。両日参加……予定!です。感想は書きに来れるかわかりませんが、とりあえずめっちゃ楽しみです。
大変お待たせいたしましたが、続きから拍手のお返事です。拍手のみ返信不要もありがとうございます!
kohanaさん>>
再掲も見てくださりありがとうございます~!長い(?)船旅お疲れ様でした!アマゾンの感想バトルは面白いですよね~^^;良い評価にも悪い評価にも熱が有り余ってる気がします。kohanaさんはもともと男性向けを多くプレイされているので、女性向け特に乙女ゲーの文化の独特さは異文化っぽくないでしょうか。私は女性向けから先に入ったので、男性向けをやってみて正直「こんなにシナリオの面白いゲームがたっくさんあるのか!!」と衝撃を受けてしまいました。乙女ゲームも、今のキャラクタ萌え飽和状態も次第に飽きられると思いますので、市場さえ広がれば棲み分けが始まると思うんですが……。「ノルンはほんとにどっちも釣れたんですよね、シナリオ派もキャラ派にも」というコメントに合点が行きました!確かにどちらもそろってそうに見えてしまう、すごいゲームだったんだなと今更思ってしまいます。コメントありがとうございました、またお暇がありましたら遊びにきてやってください!micoさん>>
再掲への反応ありがとうございます!愚痴りながらも乙女ゲーはやめられないというの、とてもわかります。私もそうです。というか、私の周囲の方にはそういう方が多いので……。やっぱり好きであった記憶というのはなかなか消えないのだと思いました。「乙女ゲーみたいにPSPorPC全年齢でいっぱいBLゲーを出したら人口が増えないでしょうか?」というお言葉、なるほど確かにと思いました。年若いうちから慣れていれば、大人になっても応援してくれるかもしれませんしね。BLゲは表現的にも市場的にも、全年齢に落ちるまでがなかなか困難でもあるのも広がらない原因なのでしょうね^^;昔は昔で色々メーカがありましたよね。本当に、エンジェルズフェザーとか懐かしいです。興味深いご意見ありがとうございました!またの機会がありましたら遊びにきてやってくださいー!yoruさん>>
コメントありがとうございます!本当ですよね。最近はいいシナリオのゲームというのは知る人ぞ知るというかあまり表に出ないでひっそりと好まれている気がします。やはり「シナリオがいい」というのは、女性向けの市場において大多数で共有しにくい価値観なのかもしれないと思ってしまいました。「慣れていれば、感動は薄れますよね、、。」というお言葉、ずっしりきました(笑)自分自身、やりすぎてしまったので離れれば楽しくなるかもしれないと思っています……。乙女ゲー人口が増え、慣れている人がまた増えていってるのかもしれませんしね。べるんさん>>
コメントありがとうございます!最果てのイマへの感想にコメント頂けたということがうれしいです(笑)
「群体を倒したあとに生まれた存在じゃない」んですね。そうだったんですか……!最後の最後まで時系列がきちんと認識できていなかったようです。教えてくださり、ありがとうございました!
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ミステリア舞台とラブライブライブビューイングの感想です。
●英国探偵ミステリアミュージカルライブ オペラ座の怪事件
えーと、正直に申し上げまして、こちらのイベントは私には合わなかったようです。ですので、好意的な感想をお持ちの方にはとてもお見せできないような事しか書いておりません。深くお詫び申し上げます。
私が行ったのは一日目です。二日目はまた違った様子だったかもしれませんので、あまり参考にされないことをお勧めいたします。
会場は、予想していたより立派なホールでした。800というキャパで、とった券も後ろの席だったので、舞台と近すぎず、にわかに近い私には安心して見れる距離といったところでした。しかし、いざ席に向かって見ると先に座っている方がいらっしゃり、周囲はガラガラ。何事かと思いますと、席がダブルブッキングしていたようです。確保した席に座れないというのは本来大きな問題ですが、死んでも見たいというほどの熱意がありませんでしたので、返金があるのならば席をお譲りしてもかまわないかと思っていました。結果的に本来の席より下がり後ろから2番目の席になりました。席の場所に自分は拘っておりませんでしたが、やはり不満のお声は聞こえました。無理もないかなと思いました。
演目が開始され、まず驚いたのが小さなオケ部隊が居たこと。そして部隊の皆様の衣裳がとても目を惹くものだったことです。おそらくミステリアの世界観を重視してくださったのかと思いますが、衣裳は自前だったのでしょうか、私の目から見たらとても悪目立ちしていました。舞台の上だからと気を遣ってくださった結果かと思いますが、ならばスタンダードで地味な演奏衣裳で充分だったかと感じました。主役は声優の皆さんかと思うので。演奏は申し分なく、安定していたものでした。
そして、キャラクタの衣裳を身に着けた声優さんが出てきます。舞台との距離が離れていますので、私の目から見たら顔はほとんど見えず「キャラクタの配色の何か」で、幸い印象は崩れません。キャラクタの衣裳を着て出てくるのは予め知っていましたが受けとめきれるかやや不安でしたので、席が後ろになったことはむしろ幸運だったのかもしれません。
最初はハドソンの「レディ・ミステリア」。可愛くて素敵な曲ですよね。私も好きです。はきはきとした歌い方と思ったより安定した歌声に、わくわくして楽しい気持ちになりました。ただ、その楽しい気持ちはそこで終わりました。
「レディ・ミステリア」が終わるとメインキャラクタが全員出てきます。いよいよ始まると期待をしたら、出だしからアドリブの嵐。会場も温まらない内に自由な演技をされ、正直、驚きました。役者同士仲が良い証拠なのでしょうか。それとも、お客楽しませるためなのでしょうか。きっとご厚意や配慮からのアドリブだったのでしょう。ですが、受け入れるのにひどく時間がかかったことは覚えています。
筋書きは、チャリティーの劇をオペラ座の怪人を題材にキャラクタ達が演じるというもの。ですが、落ちてきたシャンデリアの衝撃でエミリーが気を失ってしまい、怪人の正体を突き止めるために1人で地下へと進み、その途中で仲間たちに会うという内容でした。キャラクタに会う→ちょっと会話→キャラソン→別れを繰り返します。
ホームズ、ワトソンと続いて、どうも似たような流れ。もしかして、これが全キャラクタ分続くのか、と、その時は背筋が凍りました。もちろん、平等に続きました。
ストーリーは何とか伏線っぽいものを残しつつ、ペンデルトンのトラウマやエミリーの過去にまで食い込んだものとなっていました。
正直言って、シナリオを重視されていない流れでここまで取り扱ってしまうのかと、驚きました。最終的にはいい夢オチみたいな状態に落ち着いたので良かったかと思いますが。今考えれば、この部分はキャラクタファン向けのサービスだったのかもしれませんね。
また、繰り返す仲間たちとの絡みも、キャラソンを歌わせるため、エミリーとのカップリング要素確保のための時間だったのだと思います。見ている時はそう来たかーという印象で、確かに、キャラクタファン向けに作るには致し方ない構成だったのかもしれません。が、退屈に感じてしまい大変申し訳ない気持ちになりました。
キャラソンを歌う時は、ダンサーさんが登場します。ですが、その動きが随分と不思議でした。
ダンサーさんは2コーラス目で大体登場します。曲にもよりますが、最初は1人で登場することが多かったです。声優さんの後ろでダンサーさんが1人で踊っているせいか、舞台の隙間が益々強調されます。衣裳も綺麗ですし、とても素人には出来ない素晴らしい動きをされていましたが、キャラソンやミステリアの世界観には合っているとは感じられませんでした。むしろ子芝居がちょっと見てて恥ずかしくなるというか……。
ダンサーさんが4人になった小林の時は、そういった印象が払拭されましたね。安心して見れたと思います。キャラで誤魔化せるというより、舞台の演出的に上手く合っていただけだと私は思いました。
ダンサーさんが必要だったのかそうでなかったのか、よくわかりませんでした。しかし、あまり見ない光景なので、良かれと思って入れてくださったのでしょう。ですが、それに応えられない自分が悲しくなりました。
また、ミステリアのキャラソンはものによっては変則的に進むものも多く、キーの幅があります。特にサビでハイトーンを出すのに苦労していることが良く伺えました。CD音源が聞こえるものとは思っていませんでしたが、想像していたよりは歌えている方は随分少なかったというのが、本音です。ハドソンのみ、ぎりぎり耐えられるレベルでした。私が贅沢なだけかと思いますが……。
あと、演目の途中、気になったことがいくつか。
モラン大佐も出てきます。モラン大佐はいわゆる悪役・主人公たちの脅威として登場します。シリアスなシーンで面白い言動もしていないのに笑い声が漏れるのは、随分と不思議に見えました。ペンデルトンのトラウマ再現のシーンで笑いが漏れるのも、不思議でした。なんだか、どのシーンでどんな反応をするのが正解か、わからなくなってしまいました。ペンデルトン役の方も笑いが聞こえて「心が折れそうになった」と仰っていましたので、あまり良くないように感じましたが、感じ方の違いでしょうか……。舞台の見方というのは、自分にとって随分難しくなったなと痛感しました。
最後のシーンが終わりライトが消えて再びついた瞬間、唐突にトークが始まり(最後の挨拶を兼ねたものですが)、先ほどまでキャラクタだった声優さんが素に戻ります。とても楽しそうに話されて、声優イベントに良くある客席との押収、声優さんのファンサービス、決まりきったやりとりに、舞台の余韻が全て吹っ飛びました。
その結果、思っていたよりびっくりしたようで、気持ち悪くなってしまいました。
進む様子のないトークを見ていて、どうしたらいいかわからなくなりましたが、幕が降りるまではその場に居ました。
ですが、幕が降りた後に先に失礼させて頂きました。もう一度カーテンコールがあったようですが、自分には必要ないと判断したためです。
声優さんのご厚意に応えられないことが申し訳なく、もう自分はこの世界に完全に場違いな異物だと思いましたので。
ですが、声優さんからのサービスを心待ちにしていた方が多いようで、会場は大盛り上がりでしたので、そういう文化なのだと理解出来て、良かったと思います。
なんだかヒドイ感想になってしまい、申し訳ありません……。
キャラソンを歌って、でもオペラ座の怪人が題材で、一体どうするのかな?と思っていました。不安がなかったとは言い切れません。
ですが、きっと大丈夫だと根拠のない自信を持っていたのも事実です。
勝手に期待して、勝手にがっかりしてしまいました。また失敗してしまった、と、自分が酷く情けなくなり、落ち込みました。
華ヤカ舞台に引き続き、二度の失敗となりました。大分懲りましたので、乙女ゲーム題材の舞台はしばらく行かないことにしようかなと思います。これからも乙女ゲー舞台が企画されているようなので、行かれる方が気持ち良く楽しまれればいいなと、思います。
あ、あと、会場にはお花がいっぱい届いていました。ファンからの凝ったフラワースタンドは、今やすっかり定番になりましたね。ミステリアという作品が、たくさんのファンに愛されている証拠だと思いました。これからも益々の発展をお祈りしております。
●μ's 3rd anniversary lovelive
ラブライブ!のライブ会場に行く勇気はないなあと思っていたところ、幸いライブビューイングに一緒に行ってくれる友達が居たので、ご一緒しました!
チケットはライブビューイングの先行で落ちてしまい、茫然。ライブビューイングでまで落ちるの!?と人気に驚き、追加で入った映画館でなんとか一般を確保してもらいました。
一般ですので、来る人の中にガチ勢はそんなに多くないでしょう、きっと大規模なDVD鑑賞会になるんじゃないかね、と友達と話しつつ映画館についたら、なんかサイリウム折ってる方多数。ライブTシャツに着替える方多数でアレ?な感じに。
会場の様子が映し出されると、曲が流れていてすでにコールが始まっている!こちらのライブビューイング会場でも始まっている!なんかこういうのアイマスとかうたプリでも見たな!?あ、あれ?DVD鑑賞会じゃない?と動揺していたらスタート。
アニメOPを再現した始まり方に、映画館、総立ち。これはほぼガチだーーーーーーーー!!!とかなり驚きました。
私たちが見ているのは映画館の画面なのに、まるでここはリアルのライブ会場。ライブビューイングというもののすごさにひたすらびっくりです。
μ'sの面々に、歌声の安定感はそこまでないんですが、しっかりしたダンスに可愛い衣裳、隙のないパフォーマンスは見事としか言いようがありませんでした。ソロのメドレーはむしろ歌声が安定したように聞こえたので、本来、皆さんかなり歌えるのかもしれません。憶測ですが。
合間合間にはピクチャードラマ?があって、これもかなり面白かった。基本ギャグで、キャラクタの特色も良く生きてて可愛く楽しくクオリティの高い内容だったと思います。
何よりふつうのMCの部分においても、声優の皆さんがキャラとして振る舞ってくれるのです。あ、あれはすごいです。大抵素に戻っちゃうものなのですが、キャラクタの関係性までMCで再現してて、もうほんと度胆を抜かれたというか、「キャラ萌え」に対し細心の注意を払うとこうなるのかと思いました。
衣裳もかなり変わります。しかもアニメと同じものだったり。とにかく目まぐるしく変わるので飽きませんでした。
構成はほぼアニメの流れに沿って、3人で始めたμ'sがやがて9人になっていくというもの。アニメから入ったファンが多いことを良く理解されているのでしょう。皆が見たいものを最高の質で用意してくださったのだと思います。
あと個人的にすごいいいなあと思ったのですが、まあ、これはμ'sが9名だから出来ることなのかもしれませんが、バッグダンサーがいないんですよね。
予算の関係もあるかもしれませんが、置いておけば華やかになるけれど、ダンサーは最後まで出てきませんでした。何故かというとμ'sにはバッグダンサーがいないからなんだなーと思うと感動するのです。あくまでスクールアイドル、あくまで彼女たちだけの世界というのがしっかり再現されていて、作品の再現に全力を尽くしている様というのはもうほんとありがとうとしか言いようがありません。
最後の挨拶はメンバー号泣というドラマのような展開。でもリアルで、なんて出来すぎた舞台を見てしまっているのかと思いました。μ'sの平均年齢は低く芸歴も少ない方や本来声優さんではない方もいるので、思い入れが深く深くなっていたんだろうなと。私はその一端を見て、涙さえエンタテイメントとして消化してしまい、有難くも申し訳ないなと感じました。最後の退場のOP曲→会場全員合唱はほんと脚本でもあるのか!?ってくらい奇跡的な流れ。こういうこともあるんですね……。
いよいよ次はさいたまスーパーアリーナ2日間だそうです。なんか成長がすごい早いですよね。ノリに乗ってるコンテンツだなあと思いました。
拍手お返事です。拍手のみお返事不要もありがとうございますー!
taroさん>>
こんばんはー!メビウスラインと聞いてすっ飛んできてくださってありがとうございます!口コミで広がってネットでは高評価のはずなのに自分の周囲ではあまり有名ではないようで、ちょっとそわそわしておりました。しかしやはり大ブレイクまでは至ってないようで、私もちょっと残念です……><シナリオといい設定といいキャラといい、矛盾も少なく見事にまとめてあって女性向けとしてはかなり質が高いと私も思います。ドラマCDはほんと、各カプ好き向けって感じですが(お値段的にも)、確かに伊織のはちょっとハラハラしていい感じですよ!BLゲーは全体の母数に対して当たるシナリオは多いほうかな?と思います。元々の数が少ないからなんですが(汗)乙女は商業だと今は萌えとキャラクタービジネス優先のようですが、ずっと続くものでもないかなあと期待しつつ(笑)、良いシナリオの作品を待ちたいと思います♪narinariさん>>
こんにちは!先日はお騒がせしましたー。ほんと、驚くくらい何も起きていないんですが笑。narinariさんは見てくださった組なんですね!ありがとうございます。常連さんにとってはいつものエントリだったはずなんですが笑、思いのほかたくさんの方の目に触れてしまいビビってしまいました。RTは確かに雑誌とかテレビの事を取り上げるようなものですよね。情報ソースというか。そういった使い方が多いかなと私も思っていました。ですが、なんか「気持ちを代弁してくれた」って使い方が多いように思ってしまうことがあるんですよねえ……。あるあるネタに近いのかもしれません。無断転載とかパクリ専門botやアカウントも多くあるので、衝動的にRTするのは私も控えようかなーと思っている次第です。Twitterは本来気楽なツールのはずなんですが、ルールが明言されていなかったり、公に誰とでも繋がれてしまうので、今までリアルにはあった境界線が曖昧になってしまいトラブルも多くなりましたよね。便利なツールなんですが、長所も短所もあるということを使い手が理解していないといけないんでしょうね……。
【2013/6/6(木):中の人記】
この文章を公の場に出す時、このブログがいつも通りインターネットの片隅に存在していることを願う。
2013年6月4日(火)、3年に差しかかったブログ生活で事件が起きた。
未だかつて経験したことのない、「一時閉鎖」だった。
その日、書き上げたエントリをアップし、しばらく経ってからアクセス解析を覗いた。
何かおかしい。アクセスがいつもより小刻みだ。
驚いた私は、リンク元を確認した。
1位に表示されたのは、「http://t.co」。見覚えのあるこの文字列。Twitterの短縮URLである。
このブログの更新際には自分のTwitterアカウントに連携し更新が通知されるようになっているが、自分のTwitterアカウントには鍵がかけてあり、URLが公開アカウントに流れるはずかない。では何故――。と、思い検索を掛けてみたら、どうやら閲覧者の方が記事の内容を気に入ってくださり公開アカウントから流してくれたようだ。
このような事は実は今まで少なからずあったが、せいぜい5RT程度で停止し、たくさんの人の目に触れることもなくネットのログに埋もれていった。
今回もそんな伸びるわけがないだろうと思い、だが嬉しいのでRTの行く先を眺めていった。
ほとんどの人は無言のままRTしているが、たまにコメントを残してくれる人もいる。RTのあとに何が呟かれているか、見ているのは楽しかった。自分の書いたものに反応が欲しくてたまらなくてブログを運営しているのだ。こんなに嬉しいことはない。
そう思い眺めていて、段々と違和感を覚えてくる。
おかしい。RTが止まらない。それどころか、広がっていく一方だ。一体どこまで流れるんだ。
私はやがて、検索に表示される未読RTの数に恐怖を覚えた。
RT先は純粋なユーザから、作り手の立場の方にまで届いたように見受けられるものさえあり、その内容に嘆く人、怒る人、「中の人」の人格を疑うような内容も目についてきた。本当に嘆いていたか怒っていたかどうかはわからない。本気じゃないかもしれない。どうせ一過性にすぎない。自分に言い聞かせる。
だが、あまりに多くの感情の濁流に、ない肝が冷えた。
もうだめだ。下げよう。
生来の貧弱な心臓があっさりと根をあげ、該当の記事はせいぜい2時間程度で下げられたと思う。だが増加の止まらないアクセスが恐ろしく、そのままブログにはパスをかけ全記事閲覧不可の状態にした。
記事が読めないどころがブログさえ見れない状態に戸惑いの声や心配の連絡まで頂いていたが、なんのことはない、ビビったから閉じただけである。そして、攻撃的なメッセージも頂いていない。
私は、ほっと胸を撫でおろした。
あれ以上RTされていたら、「何か」が来ていたかもしれない。
それを未然に防げただけでも、心臓の動きは、大人しくなった。
大手掲示板サイト「2ちゃんねる」を揶揄して「便所の落書き」などというなら、ここは「自分用の便所の落書き」だ。
「自分用の便所の落書き」として、誰に邪魔されることなく思いついた記事を書き散らかし、たまにくるコメントに喜び、拍手の回数でその時閲覧者は何に興味を持っているか、測るのが楽しかった。何回もコメントくれる常連さんも出来て、遠い友達が出来たような喜びや安心感に浸っていた。
だがやがて、自分用便所は、長い間、常連の方のみに見てもらえる狭いコミュニティ空間になっていたことに気づいた。
該当の記事もいつもの調子、いつもの冗談のつもりで書いた。ウソは書いていない。だが、大した根拠もないのにはっきりとした言及をするのが怖くて、目の滑る文体・ふざけた様相で、あらゆる矛盾を含ませ、「誰かつっこんでくれないかな」「いつもどおり誰も本気にしないよね」と、ほんのり薄い期待を込めて便所の落書きに置いた。
ここで真面目に言及するなんて、御免だからである。
誠実でなんて、いたくなかった。
だが、その不誠実さが誰かの機嫌を損ねたのかもしれないと考えると、ひたすら気が滅入った。アイス食べる元気が萎えた。常連さんから心配され友達からメールをもらい、その心遣いに安心しながら、そこに浸っていた自分を思い返しなんだか気持ちが小さくなった。
そこで、思い出した。私は、この光景に似たものを何度も見たことがある。
例えば、ネットの有名人の所業を取り上げ言及し、その内容があまりに鋭く的を得ているあまり、たくさんのアクセスが集中する光景。普段ひっそりと運営されているブログやサイトが急に有名になり、該当の記事のコメント欄が大荒れに荒れている様。
その内容は同意から賞賛に値されるものが多いが、中には怒りをあらわにしたコメント、嫌味さえふくむものさえある。そのコメントに参って、ブログの管理人が嘆きをあらわにするのも見てきた。
ああ、そうか。
「これ」だったのか。
突然の来訪者に恐れおののき口を閉じてしまうことの恐怖を、自分は実感した。
勿論、自分の元に直接メッセージは来ていない。攻撃もされていない。
でも、一端だけで十分だ。心底そう思った。
今回の連続RTは、発売されたばかりの話題作をやり玉にあげたのが原因だ。「その界隈」では知られていないような作品についてならば同じ内容でも誰の興味も引かなかっただろう。エントリを投稿するタイミング早すぎた。それだけだろうと思う。
そして、あれだけRTされた記事も、Twitterの情報の波にさらされている人々の記憶に残ることもなく、ネットの海に沈んでいく。
それでいい。
それがあるべき姿だ。
今後のことを棚上げにし、このブログは、未だ閉じられたままだ。
※この物語は脚色を加え、いつも通り適当に書き散らかしました。半分以上が冗談で出来ています。
このエントリ書いた1日後くらいにあっさり解放し、つつがなく運営しております。
ここまで序文です。すいません。この時はさすがにナイーブだったんですよー。ちょっと元気なくなったしね(2時間くらい)。でも、ほんとその後は面白いくらい何もありません。9.9割の人は記事だけ見て帰って行った!みごと!
なんかほんと話題選びでPV数ってどうとでもなるんじゃないかと思うような結果ですね。鉄は熱い内にとは言ったものです。
で、ここから本題。
RTというシステムのすごさ、というか思考の奪いっぷりについてです。
お前何年前の話題だよ散々語りつくされたよって感じですが、私この感動を誰かに伝えたい!(曇りなき眼)
Twitterユーザじゃない方にはつまんない話ですが、RTってのは自分のじゃない発言をそのまま自分のTLに流すこと(?)です。TwitterにはRTボタンというボタンが実装されており、そのボタン1つで発言を自分のフォロワーに見せることが出来ます。「お、この発言面白い」「このリンク見て!」「めっちゃ共感した」「なんだコイツムカつくな」……と、喜怒哀楽様々な気持ちからRTできてしまい、まあなんというか楽な発言システムなんですよね。
と、いうのも私もたまにRTしてて思うのですが。
RTしてる時ってどんな感じでしょうか。おそらくなんですが、反射ですよね。吟味してやることも稀にあると思うんですが、例えば共感した時とかは「わー私の気持ち代弁してくれたよ!」っていうある種の恍惚や同意からつるっとRTすると思います。
RTしてその結果どうなるか、炎上が目に見えていれば躊躇するかもしれませんが、連続してRTされるとはあまり想像していないかもしれません。また、したところでRT元になにか影響があるとは想像しにくいと思います。私も同じです。
でですね、「RTしたいな」と思った発言を、自分の言葉で例として噛み砕く、なんてことはしますでしょうか?
あまりしませんよね。だってRT楽だから。あとそのまま流した方が語弊がない。そういう点からもRTってすごく楽でしょ!
楽でしょってのは皮肉じゃないんです。むしろ心地いいことなんです。だから、RTする。RTすることが癖になってる人もいますよね。逆に「RTばかりの方はミュートします」とか、好まれない部分もあるんですが。
話が逸れた。
ここから私の妄想です。
RTの怖いところは、どんなに思慮深い人でも、リアルではとても深く考える人でも、RTする瞬間には、「考えることを放棄する」傾向にあるんじゃないかと思うんです。ちなみに私はそうです(涙目)
RTすると、自分の気持ちや感情を誰かの言葉に乗っけられるので、なんか自分はスッキリしちゃったりするんですよね。もしくはコメントつきでRTして怒りや悲しみを乗せることでも、ちょっとスッキリする作用もあるんじゃないかと思います……。
RTが良い事か悪いことかという話題ではないですので、この記事読んでもあまり気にしないで頂けると幸い!っていうのは都合が良すぎるので、もしお心あたりがありましたら、リアルやTwitterの外の世界に影響が出ていないかどうかだけ、考えてみるのもいいかもしれません。あんまないと思うんですけれどね。リアルにRTボタンないし(笑)Twitterだけの話でしょう。うん。
影響が出てきてしまうようであれば、もしくはSNSがリアルを凌駕する存在になるようであれば、それは新しい世界が来てしまうってことかもなのです。
いやほんとRTのあのスッキリ感て何なんでしょうね。脳から何が出ているのか……。誰かに解明してほしいです!
えんえんとBLゲーについて語っております。
●メビウスライン関連
怒涛のようにCDを発売しているメビウスライン関連です。金額とかカウントしていないせいか、CDや冊子関連は「買うことを当たり前」としているせいか、あまり搾取されているという意識もありません。グッズには手を出さないんですけれどね。
ということで、ぬるっと感想。
・サントラ
そこまで遡るのかって感じですがサントラ。原稿のお供に聞いていますよっと。「日常」「風情」ってメロディラインほとんど同じなんだなーとかわかって面白いです。「メビウスライン」はすごい盛り上がる曲ですけれど、RPGにおけるいわゆる最終戦BGMなのでゲーム中ではほとんど聞ける機会がない。でも買った人はリピートしてるんじゃないですかね?と予想しています。
「待機画面」て「咎の雫」が元ですよね?違うかな。原稿中えんえん流してしまう。
・ドラマCDミサキ編
攻略対象ごとにドラマCDが出るとか、どんだけ大盤振る舞いなのかと驚きました。すごいね。ローザ先生の筆が早いんでしょうか。冊子欲しさにコミコミスタジオで予約しましたよ。送料かかるのが最初だけなのです。
ミサキ編は真相ED後なのでミサキはちっさいまんまです。桃木村で櫻子が病気にかかってしまい解決のために京一郎さんが頑張る話。妹に甘い京一郎さんに甘いミサキが堪能できます(二重)内容はほとんど公式情報通りなので結構さらっと聞きました。ちょっと拍子抜けでそんなハラハラドキドキしなかったんですけど、なんでしょうねやっぱりミサキがいるからでしょうね。ミサキに対してはどうも「絶対に裏切らないハイパー神様」みたいな印象が強くあるので、聞いていて不安にならない。ほんと「困った時はミサキさん」て私の中でもなっている。
にしても、濡れ場の演技って人によって色々なのだなあと感慨深い気持ちになりました。京一郎さんの演技がちょっと抑え目になっていましたね。
・祝詞CD
シーガル独占販売。小売の独占販売って同人以外でそんなにあるもんなんでしょうか?よくわからないけれど、すごい事起きてるなあと思っていました。シーガル商売上手です。
作中に出てきた祝詞を聞ける、とのことなのですが私は勝手に祝詞の解説までキャラクタがしてくれるんかと思い込んですごい期待していましたww実際は祝詞がしっかり聞ける・冒頭に会話がちょっとあるということで詳しい解説はありません。祝詞の意味はトラック名と共に自分で考えよう(汗)
あと、公式SSの音声化がされています。どのキャラも聞きごたえが結構あるのですが、私はいおりんのハートフルドラマ「今日も一日かわいい、きれい」に感動しました。かわいいきれいの言い方が思いのほかしっとりしていましたね。いおりん仕様だからでしょうか。
隠しトラックはまさかのあの人で、まさかの終わり方でした。工夫が感じられて面白かった。
・ドラマCD伊織編
軍人ED後の話です。なんかこうまともな状態でカプしているのがこのEDしかありませんからね、選択肢などなかったのだという気持ちに……。
正直に申し上げましてミサキ編の3倍くらい面白かった。というのもいおりんの設定とお話のシチュエーションがハラハラドキドキするものだからですかね~。欧米列強を倒すために術式作戦しまくっていおりんに呪いが返ってきまくって、京一郎さんの心労もたたります。心配です。そこのおたた様が京一郎さんにとんでもねえ取引を持ちかけてくるのでいおりん居てもたってもいられない!ってお話しです(語弊がある)
遠隔で死霊魚雷ブチ込む京一郎さんはまさに鬼畜で面白かった。
京一郎さんの軍人モードと、いおりん大好きモードに落差があってギャップが感じられます。さらにその後ミサキ編とか聞くともはや別人すぎて楽しい。京一郎さんは生来持つ要素が色々なんですが、攻略対象によってどこが引き出されるか強調されるかかなり幅がありますので、味の違いを楽しむ主人公だなと思いました。
いおりんとはレイプから始まる恋なんですが、いざ懐柔されるとやたらチューしているのがなんかピュアでカワイイなって思いました/////
今月末には中の人本命の時雨のCD発売ですよー。時雨の声聞きっぱなしとかどうすればいいんだろう。それにしても早い。早いなほんと。あっという間ですね?なんかこう前半2人はジャケがべったりカプな感じですが時雨はラノベっぽいですよね。俺の京一郎がこんなに可愛いわけがないっていうか、たたかう公務員さま!っていうか。ミサキとは違う方向のバトルが始まりそうや~!
あとステラワースで知ったんですけどVFBが出るそうですねわーい。あの山のようにある設定をわかりやすく詳しく明記してほしいなと思います。設定厨ご用達でいいんじゃないでしょうか。
で、どうでもいいけど各カプの印象。
ミサキ:後ろから京一郎さんをがっちり抱き込み(ドラマCDジャケみたいな)。京一郎は誰にも渡さない!
って感じ。
館林:京一郎さんが木の陰からこっそり見つめてうっかり目が合って嬉しくなって駆け寄って指先とか絡める感じ。古き良き少女マンガのよう、でもほぐさない(ここ重要)
時雨:背中を預けられる共闘の仲間!適度に距離が保たれている男の友情かと思いきや、ナチュラルにイチャイチャしはじめる。
伊織:白いシーツの上かでかいソファの上で重なりあってえんえんピロートークしている感じ。部屋は暗い。やたらしっとりした雰囲気だけどやっていることはイチャイチャしているだけ
という具合に私はメビウスラインやたら好きなんですが、リアル周囲にプレイしている人がほとんどいなくて毎日壁と萌え話をしています。いつかべっちょり萌え話をリアルでしたいなーなどと思い、日々布教をしています。
●BLゲームサイトを巡ってみた
乙女ゲームでは良く発売延期に嘆くファンの日記とかを見ますけれど、BLゲームってどうかな?と思って久々にサイトを巡ってみました。
・シニシカント
ヤマダサクラコ先生の絵だなあとか登場人物多いなと思ってサイトに行きました。今夏発売ですかね。サイト行っても正直話の内容がわからなかったんですが、お知り合いに聞いたところどうやらイタリアマフィアと日本のヤクザに取り合いされる話のようです(?)
腐女子はなんでマフィア好きなんですかね。前世マフィアだったのかってくらいマフィアもの多いし、花魁と同じくらいマフィアパロの二次創作見るなと思いました。
・ピジョンブラッド
神学校のピルスラの妹ブランド。昨年開通したディザーサイトのままです。
誰か心臓マッサージか人工呼吸してあげて!と思うくらい動きがなさそうです。クルビで見た主人公のやられ姿がすごく良かったので気になっているんですが、どうかな!?
・2本になった夜
作品的に外せなさそうな(?)エイプリルフール以降から大人しめですね。開発のためイベントにもしばらくでないようです。鋭意開発中、ということにしておこうと思いました。発売日未定。
・ラッキードッグ1
こちらもマフィアですね。
iphone移植……。もしかしたらこれでファンが増えるんでしょうか。でも既存のファンが悪卵待ちですでに煮しめた大根のようになってしまっている気がする。しかし、スマホとADVゲームって相性いいとは思うんですがせっかくの音声がないのは寂しくないかなあと思ったり。
いずれにせよ乙女に出張中の由良てんてーのご帰還を待つしかないですよね。でも華アワセの展開も割とまったりですよね。
・学園ヘヴン2
これも長らく固まっていましたが……。発売日未定
・裸執事
来月FD発売のようです。
・No,thank you!!!
フラグへし折り・主人公攻めという画期的な作品。今月発売ですね。体験版やってから考えます~
・オメルタ
こちら好評ですよね。FDも出るし興味あるんですが……。こちらもマフィアです。マフィア好きだな!
BLゲーはどうも「発売延期」どころか「発売する目途が立たない」という所で止まっていることがちょくちょくあるせいか、日本三大祭りの発売延期祭りというのもあんまない気がします。
発売日も、よほど熱心なファンじゃないと覚えていないですよね……。友達と話してても「いつの間にか発売していた」ということが多いと聞きましたし。発売日を公表して期待を持たせるべきか、明確に発売出来ると決定してから公表すべきか難しいところですね。BLゲは母数が少ないので発売してそこそこ良ければ口コミでぶわーっと広がっていくので、そっちに偏っているのかな?
私も新作にはジャンル問わず慎重派(というか様子見派)なので、発売延期はあんま気にならないのですが、延期にがっかりされる方というのは「発売前に色々考えてワクワクする時間」に、強い付加価値を見出しているんだろうなと思いました。その時間も含めて総合的に「ゲーム」なのかなーと思いつつ、今回は終わりです。
拍手のお返事です。
拍手のみも、いつもありがとうございます!
もりいさん>>
ファタモルガーナは口コミで一気に広がりましたね~。今も広がっているような気がします。ヤコポは人気投票でまさかの(失礼)3位ですよ!ジゼルのほうが高いと思い込んでいたのでびっくりです。3章やってるとヤコポのアホ~みたいな気持ちになりますが、そういう駄目な部分も含めていいなと思わせるキャラクタというかシナリオというか構成の見事さに感動しっぱなしでした。同人も商業も流行はあるものなんですが、商業の流れの大きさには目を見張るものがありますね。ファタモルガーナはおそらくシナリオに餓えた人にとっていつまでも求められる作品になるのではないかと、私も思います!kohanaさん>>
こんにちは!実は私もkohanaさんのブログ拝見させてもらっています~!
「祭りに参加して今は途方に暮れている」の文章の見事さに感動したのですが(笑)、今はいかがでしょうか?ちょっと楽しみが見つかった感じがするかな?と思っているのですが。「発売前のイメージと違う」というのは、私も今までいい意味でしか聞いたことがなかったので、今回のように怪我人が大量に出ているのを見ると被害の領域の広さに驚いてしまいますね。プロモーションの重要さに心底感心してしまいました。ある意味オトメイト大勝利なのかと思います。
ADVゲームはあまり似たようなものをこなすと飽きるかなと思いますので笑、しばらくギャルゲやノベルゲで口直しされるといいかもしれません!
一次創作をしているNL嗜好の友達と、二次創作をしているBL嗜好の私との会話からのあれこれです。脚色して面白そうかなと思うところだけ抜粋してみました。
オタクでも、考え方や嗜好の違う人と話すとかなり脳みそが活性化しますねー。色んな考えを受け止めることが得意でもなんでもないんですが、考えがある程度違うほうが議論が膠着しない気がします。似すぎていたり遠慮があると「まあいっかアハハ~」とか「これ以上やると関係が壊れる!」という緊張状態になります。
まあしかし、誤魔化さずに「なんかそれ違くない?」と言える関係になるのが、まず難しかったりして。
●キャラクタが消費の道具に使われるのは「可哀想」
「最近二次ってどうなの?とらのランキングが黒子から進撃に変わったけど」
「消費が早まってるかなあ。最近は萌えの前借りまでしているね!」
「前借り?」
「Free!なんてアニメ始まってもいないのにオンリーが企画されているんだよ。アニメ見たら寝ないで原稿しろってか。同人作家は早死にするねー」
「それ、皆、原稿間に合うの!?」
「コピー本じゃないかなあ。でなければ頑張って事前情報だけで準備しておくか」
「そんなことするんだ。消費早まりすぎだね」
「本当だよね。でも、私はそれに加担するほうだから」
「……そっかー。しかしなんか、使いまわされているのが、可哀想だね」
「誰が?」
「……キャラクターが」
この会話の時、自分はいまいちピンとこなかったのですが、そういえばキャラクターが使いまわされることは「可哀想」だったんだ、ということを思い出しました。恥ずかしながら、はっきり言って忘れていました。何故かというと、私は二次創作を好み活動し、ジャンル移動に躊躇しない「消費に加担する側」だからです。
実は私もかなり昔は一次をしていたのですが、もうずいぶん前に辞めてしまい、その頃の感覚はほとんど覚えていません。それよりも二次の移り変わりに夢中でそっちのほうばかり気にかけています。しかし一次創作をするからでしょうか、自分の作品に愛着と責任を持っている友達は、自分の立場に置き換えられるもしくはそれを想像できるのかちゃんと「可哀想」だという感覚を持っているのだなあと思いました。
二次を好むから消費に加担するというわけではまったくなく同じ作品をずっと愛し続けている方もいらっしゃいますので一概には言えませんが、スパンの長い一次創作をされる方から見ると二次の消費の回転の速さは「異常」に見えてもおかしくないよなあと感じました。
そして、消費の回転に追いつくことを第一にしていたため、自分が麻痺しきっていることに気づきました。しかしながら自分には作品に執着することに疲れ嫌気が差したという経緯もあるので、今更矯正をかける予定もないのですが……。
●「スペックの高い女子」人気の謎
「最近の乙女ゲの主人公は皆、スペック高いんだよ。イモがいない」
「そういえば!どこの主人公も可愛いし頭いいよね。美少女設定多いし」
「昔みたいに、田舎から出てきたイモ娘のパラを上げて攻略対象落とすっていうのはもう少なくてね……」
「見た目がそこまで良くなくても場を和ませればゴールイン出来るってわけじゃないのかー。何でだろうね」
「うーん、これは憶測なのですが、最近はもはや”スペック高くなければ恋愛のステージに上がれない”という風潮があるからではないでしょうか」
「その考えすごく喪女っぽい!」
「夢の中でまでブサでいたくないんだよ……」
「なんか辛い!」
「でもホラ、皆、テニプリでは桜乃ちゃんあまり好きじゃなかったじゃん亡き者にしてたじゃん……。彼女デザインもダサめだしあまりスペックは高くないしぶっちゃけ蚊帳の外だし。でも桃井はそこそこ人気でしょ?桃井はスペック高いし自分も準キセキから許されるんだよ」
「桃井は可愛くて巨乳で、ちょっとしたたかで、特殊能力を持っている、キセキから一目置かれる存在だからかー」
「ドリの箱としても桃井は理想なんだよ。女の世界にも美少女が必要なんだ」
「世知辛い!でも私も美少女は好きだな」
「わたしもです」
これはもうまんまですが、最近はほんとイモ乙女ゲ主人公が恐ろしいくらいいないですよね、昔はあんなにイモが多かったのに。むしろイモであることに意義を見出すようなエピソードが多かった。(コイツ見た目は平凡だけどときめくな、みたいな)しかしプレイヤの分身である乙女ゲ主人公は可愛くないとイヤ!という意見もあるので、それを堅実に守ってきた結果なのかもしれません。
わたしも正直、あまり可愛くない乙女ゲ主人公というのは見ててテンション上がらない。キャラ付けはあまり強烈にしてくれなくてもいいですが、見た目が可愛いほうが攻略対象とのくっつきスチルとか見た時の嬉しさがかなり違うなと思います。
●何故ドリ主ではなく桃井でもなく、「テツナちゃん」なのか
「黒子のバスケはさ、何であんなに女体化が多いの?テツナちゃん多すぎない?」
「なんでかねえ。テツヤくんが儚いからかしら」
「でも腐女子は男の子だから萌えるんでしょ?何でわざわざ女体化するの?だったらNLで良くない?ドリームとかそれこそスペック高い桃井とかやりようがあるじゃん」
「NLだと中身が女の子だから色々考えちゃうんだよ。腐女子にはそれが辛い」
「考える?」
「読み手が女で主人公が女だと、余計なこと考えるんだよね。”この子モテまくってるけど、実際はどう思ってるのかなあ”とか、”自分がこの立場に立たされたらどうなるのかなあ”とか、考えると楽しめなくなる。女の自意識が邪魔で」
「うーん、たしかにね。後天性はまあわかる。けど先天性のは……?元から女の子だよね?」
「確かに!わかんないね!」
この後どう答えたのか覚えてないのですが、自分であれこれ考えたところ、以下のような結論に至りました。
腐女子はキャラクタやカプも好きだが、同じくらい重要視するのが「恋人に至る前の関係性」で、腐女子達が(私もですが)黒子のバスケで大喜びしたのはひとえに黒子くんをとりまく「関係性」が大きかった(と仮定する)。となると、桃井やドリ主では「関係性」を継続できない。そこで、「関係性」を継続したままNL恋人ごっこさせるためには「先天性の女体化=テツナちゃん」が必要になる。
ていうのは、いかがでしょうか(不安)
女体化大好きっ子からの異論反論お待ちしております☆☆むしろ教えて~って感じですね。
●結婚妊娠出産創作は、「自分マンセー」のため!?
「二次でもたまに見る結婚妊娠出産創作は、何故主婦の方に多いんかね」
「わたしそれ結構地雷なんだよね~」
「わたしもです~」
「でもあるよね。旦那と子供が主人公取り合うみたいな、家庭内ハーレムみたいなの」
「あれも一種のハーレムなんですか……。しかし、主婦の方に多いのは、何故なの?自分が主婦なら結婚に妊娠出産なんて全部済んでるじゃん。創作の中でやる必要あるの?」
「あー、主婦ってのは評価されない存在だから、自分で自分をマンセーしてるんだよ」
「ま、マジですか!?何それ辛い。重い。生きて居たくない……」
「家事なんて出来て当たり前って思われてるからね」
「確かに査定や給料があるわけではないから、評価される機会さえないしね」
「でも、結婚妊娠出産創作を見るのが辛い主婦もいるから」
「自分の人生の焼き直し創作って、見ててしんどいからね……」
はい死んだ!死んだよ!てくらいショックな回答でした。てかこんなあっさり答えをもらってしまってそっちがショックだった。
こちらの会話に限らず主婦の方からは「子づくり創作とかマジ地雷」という声を聴く一方で、そういう創作をされている方を見かけることもあるので不思議だったのです。地雷にも好む方にも理由があるのですね。しかし家庭内ハーレムってのは面白い言葉だなあと思ったしぴったりだなとも思いました。
●女性エロ漫画作家のベースは少女マンガ?
「やっぱりエロ漫画作家でも女性の作る作品がいいね」
「心理描写に力を入れるし、男性をイケメンに描くよねえ」
「汚いオッサンとかはやっぱり描きたくないんだろうか」
「イケメンとの純愛とか、少女マンガみたいなの結構あるしね。でもTLじゃないんだよなあ」
「TLってむしろエロシーン避けてるような描写があるじゃん。そんなにエロ描きたくないのか?とか思うよね」
「ほとんどtelinko描かなかったりするしねえ。エロにリビドーが感じられん。あれらは何のためにあるのか」
「しかしさ、エロ漫画の年間ランキング見ても、結構フッツーの純愛が人気なんだよねえ」
「男性もなんだかんだ純愛が好きだよね。凌辱とかじゃないんだよやっぱり」
「ホムンクルス先生とか大人気だよね」
「そうそう。まあホムンクルス先生は絵がめっちゃ上手いから」
「とにかく綺麗だよねえ。でもエロくはない」
「そうそう。エロくはない。匂い立つようなエロスではないね」
「なんか八宝備仁先生みたいな感じ。フィギュアみたいな体してんだよね」
「あ~確かに!」
「綺麗すぎると、むしろエロくなくなるよね」
「エロスと綺麗さって相反するもので、両立が出来ないんだよね」
エロ描写ってバランスが難しくて、美しく描きすぎるとエロが物足りなくなるんですよ。しかしエロをやりすぎると描写がリアルになって万人には受けなくなる。でも、リアルなエロやニッチなエロが見たい人もいる。エロの世界は本当に属性や画力にかかっていて、それこそ本能レベルで反応する嗜好が作家と合うか合わないかといったシビアな世界です。ほんの少し挑戦的なことをするだけで読者が離れたり信者がついたりする。作家の世界でもえげつないくらい「作家買い」されます。
皆様エロ漫画あんま読まないと思うんですが(私もかなりご無沙汰です。BLエロばっか摂取してる)、探せばイケメンとの純愛が楽しめる作品というのもあります。女性作家ですとほんと少女マンガにエロくっついたみたいな、でも少コミやらTLよりは性描写がちゃんと入った作品とかありますので、よろしければ是非(?)
とりあえずこれくらい!
また思い出したら、どっかで取り上げようかと思います!
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