あ、違います違いますいや違わないんだけど、もうまったくどう表現すれば良いものか。何故かというと遙かというコンテンツは私にとって実は「重い」作品なのです。ただこのブログに来た頃にはその時間からも遠ざかっていたのでそういや遙かの話ってそんなしていなかったかなと……。
の際、「うっすい絆」と書いたのもその時点ではネオロマンスから遠ざかっていたり、またネオロマンスだとアンジェリークからのファンである方や他タイトルに深い思い入れを持っている方もいらっしゃるので、自分ごときではとてもネオロマンサーであるとか、往年のファンであるとは言い難いポジションであるという自意識があったのです。
●私と遙かの重い絆ごめんなさい実はネオロマンスイベントちょう行ってた時期がありました……。2009年とか当時年4回やっていたイベント全部欠かさず行ってたりとか、コルダやってないのにコルダ単独イベント行ったりとか、ネオアンやってないのにネオアン単独イベント行ってたりとかもしていました。何故かというとネオロマンスイベントだと合同イベントで他作品も知ることが出来るので複数回こなすと他作品知らなくてもなんか抵抗なくなってしまうし、アニメも放映していたし、ネオロマンスというブランドに心酔していた頃だったので、もうホイホイホイホイ足を運んでいました。もちろん昼夜2日連続とかしていました。遙か祭2006~武道館も行きましたしネオロマイベントのDVDも実は持っています。
それもこれも遙か3というジャンルの枠を超えて有名になってしまった破壊的ビッグタイトルがきっかけです。あの作品をなんとなく二次創作で知ってなんとなく1の漫画買って気づいたら攻略本と共に3ゲームも買ってPS2に齧りついてそこから乙女ゲームの行脚の旅がはじまったみたいな。聖地巡礼という言葉も遙かで覚えました。女性向け恋愛ゲームに抵抗さえあった無知な子供が転げ落ちるように沼にはまってしまったので、遙かという作品は私にとって「重い」のです。
●重すぎて避けた、5。抵抗のあったモバイル化。とまあグシャグシャのグズグズにはまって信者みたいになっていたので(今でも信者か!)、遙か5ショックは本当に驚いたし、あまりの炎上に怖くて近づけなかったので、5はプレイしていないです。1もやっていないんですが、舞一夜とかやったりしていました。あとコンシューマーからのファンとしてはモバイル化に「これも時代の流れか」と思いながらも若干唇を噛みしめたりとか、ひどく不器用なはまり方をしていました。今は「大量消費時代には軽率が一番楽、メーカーは儲けてナンボ、だけどメーカーのやることに自分は笑いはしても怒るのは損だから嫌だと思ったらすぐ離れる」という心境に至ったので、全然そういうのないんですけど。いえ嘘つきましたまだ若干ブランド信仰ありますねごめんなさい。
●というわけで何も考えず6やったで、最後にやったのが遙か4(PS2版)だったので、何年ぶりだろうってくらいの遙かです。理由はいつも通り「なんか評判よさそうだから」です。それもネオロマ歴の長い方から比較的高い評価をうけていたので、「おー評判よさそうでよかったじゃん。遙か離れも著しいうえ最早こだわりも薄れたし、暇だし(ブラウザゲーやりすぎて疲れたし)自分もやるべか」みたいな感じで即DL。フルプライス払って損しても、久しぶりだしまあいっか、て感じで。そしたらこの有様だよ!まだゲームの感想に辿りついていない!
―――――ここからゲームの感想です―――――●遙かというフォーマットを使った、王道逆転遙かなる時空の中で。あるいはアンチテーゼ遙かまためんどくさい造語を利用していますが、「遙かシリーズ」を齧った身としてはこんな感じです。異世界トリップ、龍神の神子、八葉、鬼の一族、星の一族……といった設定を上手く利用したので、最初は「よく出来た二次創作だなー(めっちゃほめてます)」と思っていました。今まで不憫だったり敵対する立場にあった黒龍の神子を主人公に添えたり、旧作ファンにはお約束の「黒龍の神子は鬼側」をやってみたり、八葉不在問題を解決(?)するため主人公みずから宝玉を破壊させてみたりして、それがお話に違和感なく作用しているので、「これ作ってる人遙かわかってるな!」と上から目線で感心ばかりしていました。旧作ファンが思い描いている「遙かのお約束」のフォーマットを用いつつ、それの逆転を既に設定から実行させ、さらにキャラクタにアンチテーゼとも言えるべき展開を担わせていて、プレイを重ねるごとにその点について唸る回数が増えるばかりでした。
正直言って設定上の整合性とかは4の頃に「あんだけ匂わせておいて何も明確になりませんでした(むしろ疑問が残った)」っていう状態だったので、もうあんま設定とかに拘るのも良くないからそこは突っ込むまい(ていうかここまでシリーズ化する予定なかったからなんも用意していなかったし、現時点で新しく用意する予定もないんかな)と思っていたので、ここは大変不意打ちでした。社内でも人事異動や世代交代や人材の流出が起きているでしょうに、スタッフが旧作全部やりなおしかつ文章化・標準化でもしたんでしょうかね……。あまりのまとまりっぷりに度胆を抜かれた。
●キャラクター攻略順です。心のままに、書いているのでプレイした人向けですかね。
・ルードハーネ
こんのクソ真面目!おかん!姑!泣き虫!もう!バカ!好き!!
ってなりました。すみませんすみません。適当にやって気になるキャラにいけばいいやと思ってプレイしていたら、「これを可愛いと言わずなんという」という発言で
萌えにびっくりして吐気がした。しょっぱなのキャラに吐気を催させられて、「え、なにこれヤバイ?このままプレイしたら自分また寝込む?」ってなりつつ彼の血を吐きそうなほど苦労した来歴と「心のままに抱きしめたい」だの若さの暴走だかなんだかわからんコメントに主人公が帰ろうとすると「僕は将来有望です!」と勢い余った就職面接みたいな反応に、
益々吐気がしました(萌えて)。
あとねーこの子のいいところはダリウス様>>>>>>>>>>仲間>>>>>>恋(本人いっぱいいっぱいすぎてそこまで考えられない)、みたいな価値観でしょうか。恋愛してる姿もとても可愛いんですけれど、それよりもダリウスルートの姑ぷりや彼への執着に近い忠義心、他ルートで仲間が死にそうになると
すぐ泣く(主人公のほうが割とピンピンしてる)のがもーね、もーーーーーーーーーー可愛い~~~こ、の、ナイーブさん!!!!!!!!!!!!!!!ってなります。というわけでルードくんのキャラ単体として美味しいところは、本人じゃないルートでわかるよ☆やったね!ってことに気づいて、「そういえば俺、昔から好きなキャラが恋愛していない姿ばっかり見て(妄想して)喜んでいた……」って癖を思いだし、盛大に落ち込みました。もうやだこの性癖治らない……。
・コハク
うわーーーーーーー天の朱雀!この天の朱雀感ヤバイ!これマジ天の朱雀だわーマジきっついわー。
ってなりました(もうわかる人にだけ伝わればいいしいっそ伝わらなくていい)
明るく朗らかに笑う彼の奥底にあるものは、恨みでも悲しみでもなく、どうしようもなく埋められない寂しさですね。天涯孤独の病気持ち、ついでに記憶もないぞ☆っておいおいおいおい設定盛りすぎだよーどう落とし前つけんのかな?ん?ってなったら、庇護欲をそそるイベントをガンガンぶつけられて、意識が生死の境をさまよいました。調子良く人懐こく、妙に器用だし主人公にじゃれつくような小動物な性格だけど、それもこれも寂しさが埋まらないし、もう埋められないから。ってわかると、「まったく放っておけないな」ってなるじゃん。そこからの「俺のことはいいから、元の世界に帰って」ですようわー!コイツすっきりさっぱりわかったような物分りいいこと言いやがってー!って思ったら写真撮ったりもう
別れる気満々だよこの人どうしよう?どうする!?ってなったら、ラスボス戦で本気で命落とした。え、キャラ死ぬの?って思ったら龍神の粋な計らいで(昔から龍神って優しいのか厳しいのかわからん。日本の神様っぽいからいいけどさ)「時空超えてきちゃいました!」って。
主人公が「調子いいな」って思った「あなたとならどこまでも!」の言葉をしっかり有言実行し、作中では若かったり破天荒だったりするのに最後にはとんでもなく包容力ありそうな行動を見せる、ああ、これが天の朱雀!ってなった。歴代でも好きなキャラに天の朱雀は、まあ少なくなかったりなので。
あーあとコハクもいいところがですね、他のキャラのルートだったりしますね。秋兵ルートでの「ざまあみろ!とは思わなかった」、村雨ルートでの「この街には血が通っているんだね」等々、大の大人が目を剥く発言をさらりとするあたり、大人なのか子供なのか、そんな定義を超えてしまう魅力がある。
彼の歌う「ゴンドラの唄」は早速楽器の練習曲にさせて頂きました。いい歌ですね!
・有馬一
ごめんなさいあまり印象にありません……。あ、あれおかしいな?
しかしこの堅物っぽーいところと皆からおちょくられるところと秋兵への深い信愛の情に「ああ、これが天の青龍!」となりました。なんやかんや面倒見が良くアニキっぽく、リーダーを張れる、作品を代表できるだけ(ジャケットででかく描かれる)の癖の無さや王道感に、とても安心感がありました。
・ダリウス
皆ー!ものすごい黒幕感に攻略制限の匂いを勝手に感じ取ったらまさかの
初心者仕様に、vita落っこちそうにならなかったかな?私はなりました。
確かにお話のうえでは仲間を引き込んだり革命をもくろんだり民衆けしかけたり一応黒幕なんだけど、恋愛面では主人公の心情に沿うよう素直にダリウスに進んだプレイヤーが興ざめしないよう、ほぼ会話での好感度調整がメインとなっています。えーやだー首領やさしい……。そして自分の心の汚れ具合に歴戦のプレイヤーは思わず目を逸らしたくなる!はず!嘘です!
「鬼の一族は世襲制」と聞いた途端、「え、アクラム様誰と結婚したん?もしくは兄弟とかいた?」となった人他にもいるよね?しかしながら鬼といってもリズ先生みたいな存在もいるわけで、鬼の一族ってのは旧作ファンが想像するより幅の広い人材がいるようです(憶測)あと旧作と同じだけど違う世界線みたいな?Fate派生作みたいな捉え方がいいのかなって思いました。いやそれにしてもこの人、「世襲制辞めて分担制にしない?」とか、ぺらぺらとお褒めの言葉が出てくるところとか、一体どんな子供時代を過ごしたのだろう、と一番想像できない。
「君が俺の運命」というように、颯爽と主人公を攫い匿った彼がきっとトゥルーの存在なのでしょう。まさに時空の先で見つけた運命、なのだと思います。そう納得せざるを得ない、存在感の大きさだった。
・片霧秋兵
気の利くイケメンは好きですか?ええ大好きです!芝居がかった言葉に滲み出る育ちの良さ、時折見せる皮肉げな笑みにその裏に隠された暗くて!重くて!湿った過去!「いかにも感」でセンサーにひっかかったのは彼だったんですけど、股がけプレイの限界で攻略が後手に回ってしまった。
いやこの人は大変だなーもう面倒で面倒で面倒くさい人生生きてて自分自身が面倒くさくなっちゃって、なんか、こう、萌えもあるけど共感?することが多かった。家族の問題って非常に厄介で逃げられず本人も逃げることを諦めている。ぽいぽい口説き文句言って怒られるくせにいざとなると「君は家族の元に戻ってください」と頑なな態度をとる。まったくどこかの弁慶を思い出すなって思いました……。でも嘘に嘘を重ねないあたり弁慶よりマシっていうかあの男は本当に嘘の積み重ねがすごかった。
脱線した。
自分の問題と軍の問題とラスボスの問題ががっちり密接に関わっちゃっているがために、「その後のことを想像するのが怖い」ってなるのが、無理もない。他キャラから比較すれば悲観的なリアリストのように見えるしだからこそ告白の返事の際「残酷な願いを強いている」って本人は思うんだけど、信じてたものが足元から崩れそうなのだからあんたそれふつうだよ!って私は感じました。主人公を追い詰めるかのようなベッドの上の口説き文句は本人の焦りの表れだなんて見事です座布団一枚!
ちなみに結婚EDってあんま好きじゃない(実は地雷)なのですが、「家族」が担当してるテーマなので短そうな恋人期間は妄想で補いましょうってことですね。ハイ!二次創作!FD出るまで二次創作用意してくださいお願いします!!
・萩尾九段
九段はですねー星の一族なのです。ですので、旧作プレイヤーにとって一番設定のうえで意識の差が少ないキャラなんじゃないかな(私見)ってなりました。星の一族は神子に仕えるもので、それを永きにわたり守り続けている、「星の一族ってこうだったよな」と思わせてくれる思い出引きずり出し担当キャラ(?)自分は星の一族だから、ということであれこれと一生懸命助けてくれる姿に、さんざんお世話になってきた身からすると初対面の印象も良くなるというもの。また甘いもの食べることが大好きで、何かにつけて食べ物にうっとりしてる姿が可愛い。古めかしい言葉づかいで語彙が豊かなあたり教養が伺え、物語が大好きで他人の恋愛にはしゃぐ姿や千代に対して深い信愛の情を持っている。純ですねー。主人公のドレス姿をどう表現していいものかわからずに折り紙で花束を作るとか、新しすぎるし、こんな予想外なことしてくれるなんて!?という不意打ちがまた胃腸にくる。
そしてどうしようもなく苦しかったのが「先読みの力」ですかね……。星の一族の力も時代に翻弄されるようになったのだなとか、衰えていたのではなくむしろ電波バリ3で不幸な未来に苦しんで苦しんで苦しむ姿、というのは、どこかの譲を髣髴とさせ、また悲惨な運命を変えまくっていた旧作プレイヤーには辛い思い出がよみがえってくるというか……。星の一族は並のメンタルじゃやっていけないな(?)。「未来を夢に見る」「誰にも言えない」「大切な人に危機が迫る」というメガトンキーワードを攻略対象から再び授かるとは予想していただろうか、いや、ない。
九段がねー最後の最後に八葉揃って喜ぶシーンはこちらも一緒に手をとってはしゃぐような気持ちにさせられる。ああ、そうなのだ、四神の対が揃ってこそ遙かなのだよ、お前らシャキシャキ働いてくれよ?って心境でした。
あと村雨ルートでの民衆「おぉー」九段「おぉー」が可愛すぎわろた。vita顔に落とした。
・本条政虎
こちらのページで「政虎と村雨は最後にね」って書いてあったのでそのようにしました。ていうかこの時点で「6人もクリアしてるすごい……」という感動があった。最近フルコンプしている商業乙女ゲーがあまり記憶にないもので、途中で投げ出す気満々だったしこんなにやる予定実はなかった。
「怖い!」「最低!」から始まるのですが、他ルートでも見せる情の厚さや融通の効くところ、存外仕事熱心からの神子様ペロリに「ネオロマンスコード(?)守ってください!!」と叫びそうになった。さ、最近の乙女ゲーって過激ねもう!という悪ふざけがどうでもよくなるくらい、懐に入ると黄泉平坂の果てまで面倒見に来てくれて、「ほんといい男じゃねえか」と感心するばかり。またその前の仲間に対するアツいメッセージに目頭が熱いを通り越して痛くなる。特にコハクに対しては常に気がかりなところがあって「根無し草も悪くない」だなんて、ラップで「虎にマジ感謝」って言いたくなるなと思いました。そしてもちろんルードは
泣きながら引き留める(男泣きは天の白虎の必殺技ですよ!)。
黄泉平坂、てキーワードで遙か4でもなんかえらい目にあわされたわーとここでも思い出引きずり出しイベントが。いやこれ記憶違いだったら申し訳ないのですが、那岐のルートで黄泉平坂を渡ったようなそうでないような。あとダリウスに対して「お館様」とかさりげなく言うあたり、わあありがてえ!ってなります。
・里谷村雨
王道遙か、そしてアンチテーゼ遙かはこの人のことです。
中立の立場を守りつつ、実は裏で暴動を画策していました♪ってところに計算高さと防衛本能の高さと、主人公から恋愛的攻められぷりに動揺しまくる姿が可愛い。
旧作プレイヤーとしては「実は時空越えに巻き込まれました」っていうまさかの現代担当枠に、過去の思い人の話とかちょっとふっとんだ。そっちのほうが大切じゃん!いやそうじゃないけどそうっていうか!
で、この人は小説家というより演説家だったりたどり着くのが市民派なのがねまた!!これ自分が10歳若かったら果たしてピンとくるのか非常に不安になったので、遙か初見とかあまり政治に興味がないとそこにはひっかからないかもしれない。政治、政治の話ね……うん、わたし実は政治の話ってとっても好きなので村雨先生の仰ることには非常に胸がざわざわさせられたんですけれど、もうなんか乙女ゲーじゃないよっていうところまで踏み込まれてしまった。というか、自分が招き入れたのですねーと。
で、この人がついに言った。「人の業が災いを呼ぶ。何度神子を呼び出しても人間が変わらなければ意味が無い」って。今まで、さんざん、民衆というかモブ達のために頑張ってきた歴代の神子をまとめてねぎらうこれほどの言葉があっただろうかと。ていうかこのセリフはプレイヤもなんとなく思っていたけれど無粋だしってとこなのに作品内で言わせて良かったのか社内で反対とかあったんじゃないの今後どうすんのってなんかとても心配になった(どうでもいい不安)
だから、アンチテーゼ遙か。ともすれば遙かの歴史を否定しかねない大きな肯定がそこにはあって、だから村雨は最後にやらんと駄目だったのだ!ああ最後にして良かった!と思いました。しかもモブが突然出てくるんじゃなくて他ルートでも散々出てきた見覚えのあるモブ達が動くもんだから、慎重に作ったな、と思いました。
●オープニングムービープロ―モーションムービーがこれに当たるのでしょうね。ネットで見た時も、ゲーム内で初めて見た時もなんとも思わず、「やっぱ遙かのテーマは最高だな!時代錯誤と言われても主題歌とかつけないでくれて良かった!」くらいにしか思いませんでしたが、これも実は前半部分にかなりの情報量ががっががががががって気づいた。
まず流れ星。これ綺麗だから流してるんじゃなくて(いや綺麗だけど)、流れ星は旧くから吉兆の象徴。つまり帝都東京に厄災が訪れるよ!ってことを示しています。それと共に空から舞い降りる黒い蝶。いわずもがな黒龍の神子の象徴で、それが舞い通り過ぎるのが対立する軍と鬼。鬼は敵対勢力であったことが多いからあえて後ろ姿なのか。そして左側奥に(ネットだと荒くて見づらいかもしれません)現代から来た村雨がいて、まるで時空の壁を象徴するかのように(ていうかしてる!)、村雨ルートの大事な小道具である路面電車が横切る。
乙女ゲーをプレイする人も大きく世代交代しているだろうし多くの作品に恵まれて素晴らしい時代になったし、その中できっと「たくさんある乙女ゲー作品の一つ」なんだと思うしその中では見劣りするオープニングムービーかもしれないし顧客獲得のための誇大広告にしてしまって、ていうか本来そういう風にするべきなのに!なんでこうプレイした後に意味を見いだせてしまう大真面目なムービーにしてしまうのか!もう、本当、フルプライス払って損しなかったです。
●終わりにスチルや立ち絵が水野先生の水彩原画に近くびっくりするくらい美しくなっていてそういう意味で遙か3を初めてプレイした時からの時間を感じました。
すごく熱っぽく語ったけど画像集とかのフルコンはしていません。そして周回プレイはぶっちゃけめんどいしダルい。戦闘システムが別に面白いわけでもないんだけどッ……!でも、それが、遙かです。と、自分はなんとか言えました。ただそれが旧作をプレイしなかった方にどう感じられるのか、わかりません。これから感想を拝読しにいこうかなってくらいです(空気を読まないために、事前の感想拝読は極力遠慮致しました)今回のエントリは長く続いたシリーズにはしゃぐうえいい加減な深読みが好きな旧いファンと、小ネタを仕込む制作側の内輪ノリと思われても無理ないものとなってしまいましたので、はじめて遙かシリーズに触れる方にとっては役に立たず、また旧作ファンの方に不愉快な思いをさせてしまうかもしれません。同じシリーズを追いかけていても実際にプレイしたナンバリングに差はあり思い入れは大きく異なることですし、またそれを全て想像して書くには難しい作品だったとだけ申し上げるに留めておくことをご容赦ください。
旧作プレイヤならとか、皆とか、「うるせえお前の主観に巻き込むな」と捨て置いて頂ければ幸いに存じます。今回は存分にフラットな視点を捨てまくって書きました。お付き合いくださりありがとうございました。