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右肩下がりのドクターイエロー

なんでもありの日記。ゲーム・アニメ・ネット・妄想の話が多い。記事の半分は冗談で出来てます。

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2016.09.20.Tue

囚われのパルマやってたらもう次のがきた

先週15日頃から囚われのパルマやっています。
自分のまわりではあまりやっていないのかな?(あまりに狭い観測範囲)
もしやっている身内殿がいたら何卒わたくしめにご連絡願いたい……。連絡なくても会う時にダイマしますけど。ね!その際はお許しください!
まあ今は皆P5でしょうかね~。もうクッッッッッッッソ面白そうだもんね。
紹介PVだけでもう「なんなんこれ。やるのが国民の義務かな???????」ってなりますよそりゃ。
自分にももうちょっとゲームやる体力があればやりたいのですが。早くVitaに落ちてきてー!何年後かなー!
しかしVitaにするとアクション部分が大変そうかな?まあそこらへんはアトラスがんばれvがんばれvってすればいいか!

で、パルマですよ。
このゲームやばいな……?
とりあえず本名プレイしているんですが、苗字がメッセージボックス(あの四角いところ)にあるだけで「あれっ、自分、ハルト(ハルくんと呼んでる)と付き合ってるかな?」って錯覚しますからね。
やってることはガラス越しの面会(しかも超短い)とわりとどうでもいい話題ばかりのLINEみたいなやつ(ほんと雑談多くて個人的にクソリプの応酬、と呼んでいる)、あと差し入れの送り付け、あと大事な監視(ハルトくんは監視されているのもちろん知らない)で、面会システムは風俗よろしく課金で延長、夢アプリのアイテムやテレフォンイベント、特別な面会はもちろん課金、それらがすべて400円以下の課金なんですよね。あと全6話のメインストーーリーも課金。
「最低限、メインストーリーだけでいいかなあ」とかそんな気持ちで飛び込んでみましょう!
気づいたらもういくら課金したかわからなくなります。俺はなった!!
課金総額はすでに算出されていてすべてブチこんでも15,000円程度なんですよ。ここで「程度」とか言っちゃうあたり毒されているんですが、ガチャで50連ドブに捨てることもあるけど15,000円で確実に萌えが手に入ると思えばすっごく安いな、と思いませんか!?
ですので「ちょっと心配だな~」と思う方はとりあえず「15,000円抱えたぜ!いつでも来い!」って気持ちで飛び込めば、ほらなんの問題もありません!やったー!
というくらいトチ狂えます。
自分も「気になるコンテンツだけ落としていけばいいかなー」くらいに思っていたんですけど「もう15,000円払う気持ちでやる」と決意してしまった。
それくらい良い作品です~~。

小さな孤島で監禁されているキサラギハルトくんの相談員として彼と交流することになったプレイヤーは島を巡りながら彼の失われた記憶を取り戻すためにあちこち動き回る、って簡単な内容なんですが、めっちゃ綺麗なイラスト、めっちゃ綺麗な背景、俗っぽさのない素朴な島の雰囲気や落ち着きつつも先が気になるミステリー調の話の中でハルトくんとちょっとずつちょっとずつ交流していくんですが、それがもうプラトニックでたまらない……!
ハルトくんは1年半も監禁されているので最初は無愛想であんま話してくれないんですが、仲よくなるにつれて心を開いてくれるんですよ。で、基本すごくいい子なのかナチュラルにプレイヤを心配したりなんか嫉妬っぽい感情も露わにしてくるので「ん?ん?ん?あれあれあれ……?」とうっかりこっちも好きになりそうになる。いやもう好きだあかん……。暇あればハルトくんにクソリプしちゃう……。ハルトくんとの交流も手段が限られているのがまたこちらの気持ちを煽るというか。ED終わって出てこれることになったらどうなるんだろう、とか対峙したらどんな感想持たれるのかな、とかめちゃくちゃ気の早いことをつい妄想してしまいます。
とりあえず「俺は夢豚だ!」とか「じっくりとキャラと向き合いたい」という方にお勧め。

とまあ私がハルトくんやっべ、ハルトくんやっべ、ハイ課金します~♪とバカ丸出ししていたら、なんと!
新しい彼、アオイくんがTGSで紹介されてしまいましてね。ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン。
「なぜこれだけ(15,000円)で済むと俺たちは勘違いしていた?」ってなりました。
素朴なハルトくんと違いちょっと見た目はチャラそうなんですけど、あの神システムでまたじっくり!味わえるのかと思うと!うっ、オエ……って感じです!
プレイしてる方は「私にはハルトくんがいるから……」って葛藤も抱えると思うんですけど、やりたいよねー。
ハルト編もあとちょっとで配信終わりますしね。終わったらシチュエーションCD出してくださいお願いします!!言い値で買う!!

あーカプコンはすごいの作ってしまったようだ。次の彼にはいくら課金すればいいのか、俺たちの課金生活はまだ始まったばかりだ!
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2016.03.23.Wed

吉原彼岸花 感想

予想に反してフルコンプしてしまいました。
結構面白かったと思います。真相EDがハッピーEDではないんですがメリーバッドEDですかね。
自分は満足してしまいました。
あと前回なっかなかデッドEDとかないなーと思ったんですが、真相に近づくにつれちゃんと用意されていましたね。あとエロゲっぽい座敷牢や3Pおクスリ入水炎上心中と、見てて正直「優しいな」とか「これで気が狂えるなら良いかもね」って思うものがわんさかでした。よ!エロゲ!って感じで楽しめました。

●悲劇の序章~神楽屋彰人~
序章とかいうな・・・・・・って思いますけど序章だと思いました。神楽屋さんは金貸しで取り立てもするんですが付き合ってみたら結構いい人じゃあないか、というか根がいい人なんだなって感じなので悪印象があんまないですね。で、ヤダーこの人いい人やんけって思っていたらまさかの「お前の父ちゃん母ちゃんを取り立てたのうちだった」でガーン。本人もちゃんとガーンするところがこの人のまともな神経が伺えます。まともすぎて最後は刺されちゃって死別EDになったり気の毒なんですが、主人公このあと廃人とかにはならないですよね・・・・・・?
座敷牢エンドでは刺青入れたりとにかく手篭めにしたかったんだという気持ちが伝わってきました。しかしながら主人公も気がふれきってないのか最後は「私を殺して」って言ってるので、あ、結構まともな人間同士の恋愛だったなあと。

●王道を突き進めたら寝取られに目覚めた~伊勢屋惣一郎~
メインヒーロー枠だな、と。メインヒーロー枠なんで色々期待していました。いやまさか10年間主人公を探し続けたとかそんな少女マンガみたいなこと、してるーーーーーーーーーー!この人してるーーーーーーーーー!手段がやばいけど、まあ後ろ盾がないなら仕方ないよねっと。めっちゃ羽振りがよくて逆に怪しいと思われるあたりなんかこう詰めが甘いっていうんですか!まあ10年越しの恋じゃ焦るってもんで。床入れの際に紳士っぽかったりするんですがその、稲荷であった時すでに小枝折ってましたからね(小枝折ったくらいであんな血が出るのか?とかは考えちゃいけないんですよね)
合間合間でいい感じのエピソードを入れてきて、伊勢屋と駆け落ちするかーみたいになって本領発揮するのが桜華屋ですね。ここの因縁が重い。主人公は主人公で桜華屋に申し訳ない気持ちがありまくりだしそれをなんとかしたい伊勢屋がチャカ出すぜ!ってとこで色々分岐しますね。
・入水エンド
主人公の傷が悪化したままお尋ねものになり死期を悟って故郷の湖で入水ED。OPにも出てくるしやるよね、入水EDは綺麗(実際やると綺麗じゃない)でいいなと。首吊りとかじゃないのが良心的ですよね。
・桜華屋飼っちゃうエンド
勢いあまって桜華屋の反対の目までぶっ刺しちゃった主人公が申し訳なさすぎてそのまま桜華屋を飼っちゃうED。南に下り沖縄あたりで隠遁生活しつつ3Pだーってことでやっぱり3Pしていました。そこで伊勢屋が「他の男に抱かれている君を見ていると興奮するんだっ・・・・・・!」ってなってこの人相当面白い性癖持ってたんだなって。まあ10年待ち続けられる根性がそっちに向かっても仕方ないかなと思いました。
あとは(?)ハッピーEDです。

●幸せかどうかは本人たちが決めればいい~桜華屋時雨~
って感じですかねー。
桜華屋色々と不幸な生い立ちMAXなのはわかったんですが、そこからの倫理観ぶっとばし展開に久々に抜かれたね、度肝が!どっち方向に抜かれたかといえば「真相キャラをここまで悪役に仕立てていいものか」ってやつです。繰り返し聞こえる女の奇妙な声ってのはまあ足抜け遊女への折檻だろとは思っていたんですが折檻というより精神安定のための行為だったし、可愛そうだけど、ただ主人公を手に入れるためにって理由で親殺しちゃう倫理観も壊れていますね。伊勢屋もそうなんですけど主人公に対するベクトルが愛なのか執着なのか「俺フィルター」のかかった何かなのかプレイヤは判断がつかなくなっていくという。つまり愛とか恋とかそういうシンプルなもので片付けられない、自身の心の穴埋めだったり代償行為だったりそういう意味で他人と「繋がりたい」ってなる感情があるよってことを学びました(無理やり感)
真相バッドEDが面白かったですね。何が面白いかっていうと死人に心奪われた主人公のリクエストにこたえてまた伊勢屋が頑張っちゃうところですかね。伊勢屋さんは「主人公が望むなら」と「手元に置きたい」を両立させようとして寝取られ属性を発揮するあたりが一番生き生きしていると思いました。
真相EDは綺麗でしたね。良くも悪くも予想通り。まあ吉原舞台なら最後にはドドンと一発炎上心中させたくなるよなーと。心中EDで本人たち満足そうだったのでまあ良かったんじゃないかなと、プレイヤは蚊帳の外で眺めていました。

適当プレイした割には真相から遠いキャラからはじめて、最終的には真相EDに辿りつき合間合間にエロゲぽいあれこれがはさまれてて様式美~だったり製作側の「これがやりたいんじゃ(特に吉原炎上)」が見れてよかったかなと。近年では珍しく満足度高く本当の意味でフルコンプできた作品でした。
FDや新作は出るんですかね??とりあえず貴重な18禁乙女ゲブランドなんで今後のご活躍を期待しますぞってことでおわり。
2016.03.14.Mon

吉原彼岸花途中経過

なんかすごく乙女ゲームしたなーって感じなので先に書き留めておきます。バッドEDが多く全クリまで長そうなので(最近すっかりADVゲームのプレイスピードが落ちた)もしかしたら挫折するかもしれないし、ということで。

●乙女ゲーがしたかった
のです。理由は疲れているから(現在進行形)
正直なところ復職してから仕事という毎日のルーチンになんっもやる気が出ず苦痛がほとんどでこのまま死ぬまで税金払うために働き続けるのかなーと思うともう早めに人生リタイヤしてきれいな事故死とか苦しまない方法で死にたいなと思う日々です。こういう思考は度々あるんですけどそういうのを遮断するために漫画アニメゲームにつぎ込むんですが疲れているとそれらも享受できなくなる精神になる。
で、なんか最近はとにかく生ぬるい優しさが欲しくて安心安全少女マンガを電子書籍で読みまくって収支を赤字にしたりしていました。好きなのは大体、執事・王様・王子様・帝・年下・ギャップもの。俺はもう刹那的に生きていきたい。あとカレー沢薫先生の「ニコニコはんしょくアクマ」とか「やわらかい。課長 沖田総司」を何度も繰り返し読んでいる。
というわけで(?)乙女ゲーしたいなと。あれニコはんの影響かな?
かといって調べていてもなんか全年齢だと欲しいのないしどしよっかなーと思ったら吉原彼岸花が目に入った。「あ、これ発売してたのか」みたいな(以前、絵が綺麗だな~くらいな意識でサイトは知っていた、気がする)。最近は遊郭ものが多いらしいですね。乙女ゲー調べてる割にまったく実感が沸かず自分にとってはむしろはじめての遊郭モノだったかもしれません(記憶があいまいです)
遊郭モノは別にすきでも嫌いでもなく。強いて言うなら二次創作で中後期あたりにやたら流行るけど最近はすぐに遊郭パロとかするしマフィアと並んで乙女も腐女子も好きな題材なのかなって印象くらいでした。
まあでも王子様とか好きですしね。厨二病のくせに「割と興味ない枠」かもしれない。

●前評判
が、良かったので購入しました。っていうのもあるけど朔夜というキャラの顔がとにかく好みだったのが大きいかなと。キャラの顔で購入を決めることはあんまないのでどストライクだったんですねたぶん。年下キャラ!筆降ろしあり!生真面目な仕事人!となんか好きになれそうな要素もそろってるし夜中3時に目が覚めてPV見てAmazon見て買いました。最近夜中に目が覚めることが多くてその時にする衝動買いがほとんどです・・・・・・。とにかく逃げたい。

●大いなる矛盾
「生ぬるい優しさがほしい」リアルな自分とは別にクソオタ乙女ゲー者としては「面白い乙女ゲーがしたい」という欲求があったんですね。お、オタは死ぬまでオタかよ・・・・・・!で、吉原彼岸花はバッドEDが1キャラにつき2~3、4でハッピーEDは1つしかないゲームだった。そしてそのバッドEDがやたらほめられている。なんだ俺はバッドEDが見たいってわけではなかったような、注文してから気づいて「まあ辛かったらバッドEDをあまり真剣に見なければいいし」と早めにガードを固める。

●真面目にいい話すぎてバッドEDにショックをうける~忍様~
蓋をあけてみたら「はいけい きれい」「たちえ きれい」「ぶんしょう うまい」と乙女ゲーでは珍しいそろいっぷりだった。前者2つは皆大体クリアしてるけど文章の上手い乙女ゲーとか片手で数える程度しか体験していない気がするので、おお結構いけるじゃん、と。主人公は吉原のトップ花魁、で超絶稼ぎまくるけど本物の恋はしたことがない。仕事熱心で真面目で機転もきく頭のいい子って感じでかなりいけてる主人公ーって感じでした。ここらへん目の肥えた18禁乙女ゲー者のきっつい視線を意識されている感があって良かったなあと。
そして適当プレイで忍様ルートに入ったら意外なことに濡れ場が全然来ないんですよね。遊郭だからめっちゃ軽率に「エロシーン早いっしょ」くらいに思ったらなかなか点の入らないサッカーを見させられているようで、でも試合の展開はとても丁寧で「うわー乙女ゲーだー」って感じでした。すぐ安易にキスだのセックスだのしないで「この方はどういう方かな?」っていうのをエピソードでちゃんと説明してくれるんですよね。忍様がめっちゃ身持ちの固い方だったしそれも理由あってのことで、全年齢乙女ゲーのようなほのぼのふわふわしたエピソードが積み重なってバッドEDにたどり着くのでショック倍増です。くっつくまでのエピソードが綺麗で素敵でうっとりするほど転の部分で熱くなるしハッピーEDで感動するしエロシーンで「1点はいったァ!」とサポーター気分がより盛り上がるという。(エロゲーはスポーツ観戦)
というわけで総括して忍様のルートは真面目にすごいいい話だった・・・・・・。萌えキャラーって感じではなかったけど、この方で作品の印象が良くなったのは確かです。
忍様が向かえにきてくれなくて病んじゃうというより気がふれちゃうバッドEDはうんうんあるよねって感じだけど「きっと取り戻す」EDってなんて前向きなバッドEDタイトルかよ!と思ったら「正妻の子を殺して忍様を依存させたるで」EDでうわああってなった。ここもサポーターとしては応援したい気持ちでいっぱいになり「よっしゃあああああああああああああああ殺せ!」ってなりました。ま、実際殺した描写はないですしそんなことしたら忍様との仲は破局ないし尼寺行きだろうと思うんですが、なんかこう、やるせないとガツンと殺したくなりますよね!(ちなみに正妻の子にはなんの罪もありません)

●俺がお前を犯してやる!~朔夜~
早めにメインディッシュを頂こう、というわけで攻略サイトのお世話になります。朔夜は、えーとなんかバッドEDが多いな?と思いつつ、もはや立ち絵が好みというだけで幸せ。ありがたいことに中身もストライクでデレた瞬間「俺、もう料金分萌えた」ってなりました。くそチョロ野郎と呼んでください。でまあ朔夜も身持ち固いしなんか猫と戯れたり家庭教師お姉さんシチュエーションはあるし、出来のいい少女マンガかよくそ・・・・・・(萌えてる)と思ったら思った通り童貞枠でほんとありがとうありがとう、筆おろしとかはエロ漫画みたいで良かったです!!
で、キャラに入れ込んだからバッドEDが辛くてハッピーEDは若干地雷の子持ちEDでやや冷める(我ながらめんどくさい性癖だと思った)
で、地雷なんですけどバッドEDがやたら凝ってたし時代背景が背景なんでもう子持ちEDでいいかな、とも思った。忍様ルートでは子供を孕めなくて苦しむシーンもあるしそれで朔夜が幸せなら子持ちでもなんでもいい、てくらいバッドEDが面白かった。
朔夜は腕はいいけど見習いの髪結いだし金は騙し取られるうえ長屋暮らしなんでハッピーEDのためにできることといったらもう駆け落ちしかないんですよね。しかし遊郭で駆け落ちつまり足抜けといえば死ぬより苦しい折檻拷問売り飛ばしというのが常識なんでほとんど上手く行きません。駆け落ち以前の折檻描写がガチでトップ花魁だろうが乙女ゲー主人公だろうが水攻めだの縛り上げだのマジ容赦なくて18禁要素ってこっちかな・・・・・・?と思いました(違います。いや違わないけど違う)ですのでバッドEDでどんな目にあうのかなせめて心中くらいさせてくれよ、と思ったらさせてくれなかった。自害さえ許されなかった。
大体は朔夜と離れ離れになって流れに流れて身を堕としたりやっぱり気がふれたり(病んだ、とは違う。物語的に表現するなら気がふれてしまったのだと思った)優しい思い出と半端な希望が残ってて死ぬに死ねないってオチがほとんどでした。朔夜が病んじゃう(?)のも下手に命が残ってて希望を捨てきれないからいきなり主人公の髪落としちゃうんかな、みたいな感じでした。いっそあなたを殺して俺も死ぬとかのほうが楽だよな。

で。
まだ2人しかプレイしてないんですけどこちらの作品、安易に死なせてくれないんですよね。いわゆるデッドEDにまだ巡り合えてないっていうか。死ねば諦めもつくし心中とかしてくれればあの世で2人は幸せにってなるんですが、死ぬより辛い生き地獄EDが多いです。えーこんな目にあわすならいっそ殺してくれよとか思うようなバッドEDがたった2人分でも多いので、バッドEDに定評があるってのも納得の出来でした。いやでもバッドEDが凝ってるからハッピーEDで「逆転ホームラン!」って気にもなるからいいっちゃいいんだけど、この先自分はバッドEDの嵐に耐えられるのかまったく自信がないので先に書き残しておきます。

ちなみに勿論キャストはチェックせずに購入したら結構ドラマティカル遊郭で暴露しちゃう陣形?ってあとから気づいたんですがそういう心配なく物語に入り込めたので自分は良かったかなあと。
2016.02.01.Mon

大正メビウスライン帝都備忘録 感想



ふえええいつの間にか発売していたよう~。ってくらい間のあいた(?)FDでしたね。しかしまあBLだとこんなもんかなーとも思う。出ただけ良かったとも思う。思い出してプレイできてよかったとさえ思う。
間に移植があったり同会社の他作品が発売してたり忙しそうでしたもんね。
ところで久しぶりに無印のときの感想読んだらめっちゃ面白くて困った。

・大正メビウスライン 感想
http://hatonocco.blog106.fc2.com/blog-entry-403.html

葛藤しています~とか書いてるけど、「自分の萌えキャラがTRUEに添えられないから嫉妬してるだけ」ですね!自分はひとつの作品で大体1人、多くて2人くらいしか萌えないうえその萌え方がキョーレツなので、他のキャラが優遇されてると余裕で嫉妬します。今まで黙ってたけど(ばれてるだろうけど)もうゲロっちゃう!嫉妬深いからハンカチをかみ締めましておりますよ!というわけで今回も嫉妬したけど、むしろ白旗揚げたって感じだった。降伏とはこのことか。

●館林開
開様っ・・・・・・を何回聞いたのかしら。性欲が一番強そうと評判の開様ですが、見ていて安心しますね~。おかげさまであまり印象に残っていない。天司様のケッコン話から→開様にもいつかそういう話が→そんなことあるわけないだろう(合体!)の流れはもはや様式美。美しい。BLにおける一番入りやすい葛藤をさらっと楽しませてくれるのが館林様のいいところですね。
最後のほうには陸軍に籍を置くカプですから、2人はハッピッピ!っていうよりどうあがいても戦争起こります。って描写がちゃんとあるあたりメビウスラインらしい。激動の時代が襲ってきても、きっと2人の愛は永遠、でFAなのでしょう。

●千家伊織
修羅の道を選んだ京一郎さんは千家を守るために夜な夜な諜報員を使い彼を守らせますが・・・・・・。逆に京一郎さんが好かれちゃったよ!という展開。ガチモブ当て馬感がすごかった。まあ結果はお察しなのですが。色々あった2人は最後一緒に写真をとることにします。ただの伊織、ただの京一郎として。
呪詛の塊となった2人ですが、「人だったということですよ、あなたも私も」というせりふがすごくいい。千家ルートは京一郎も人にあらずみたいな印象をうけるルートなんですが、人であるから感情に沿って動く、人であるから感情を殺すということがよく伝わってきました。最後、2人でとった写真が窓辺におかれ、千家率いる陸海空軍が欧米諸国を制覇していくラジオが流れます(音声のみ)。プレイヤにとっては人らしさを見せてくれた2人ですが今海の上では鬼人のごとき活躍を見せ、近いうちに死ぬんだろうな、でも、きっと2人一緒なんだろうな、という感じでした。
なんというか、やっぱり2人は遠くに・・・・・・って感じかな。

●時雨
TOTSUZENの挿入歌!な、なんだこれは!頭領のやけにかっちょいい立ち姿!動画(?)歌の内容はなんかものすごくアニソンアニソンしてて祝詞も入ってるしこれはつまり公式から時雨×京一郎のイメージソングを賜ったということですね!!????(モンペのいきすぎた妄想)あ~この祝詞もエキゾチックで超格好いいんですよ。涎と鼻水たらして何度も聞いていた。うう、サントラ、サントラはまだですか!?サントラがないと乾いて動けなくなるよ~うおえええええええええええええって感じですごい興奮した。BLで久々に興奮してとっても体に毒でした(爆笑)しかし最近はピっと萌えたらスっと派生してもらわないと、すぐお腹すいちゃうんですね。
お話の展開としては神社局の京一郎さんと、五本刀にいる子供たちの異能が消えてしまい揺れる時雨、って感じです。信仰の薄くなった日本にやがて五本刀は必要なくなるかもしれない、それもまた時代の流れかもな、みたいな妙に悟っている時雨ががすごい(葛藤もするけど)。五本刀って戸籍なし後ろ盾なしの集団なんで実は存在が一番危ういよナー。
最後は時雨の故郷に2人で薄墨桜を見に行きます。そこで時雨が本当の家族への思いを吐露して、「親父やお袋と、酒くらいは飲みたかった」っていうところで涙 腺 崩 壊 。頭痛が始まりました。

●伊勢兄弟
皆のおかげで攻略対象になったよ☆ってことで本編にはない完全if世界線でしょうか。
無印プレイしてた当時は赤羽根Pに声がすごく似てる声優さんが声あててると知らなかったんですけど今聞くと赤羽根Pにすごく声が似ている声優さんなんだなって思いました・・・・・・。意識して聞くとやっぱそう聞こえるんですね。
馨の5回忌前日に馨を呼び出して2Pもしくは3Pしますって展開なんですが、夢の双子からの取りあい☆がしてもらえます。わーFDっぽい!一番FDっぽい内容ですね。
でも最後にちゃんと「100年後には今は不吉といわれる僕たちも受け入れてもらえる世界になってるかな」と、プレイヤが「大丈夫だよー」と言いたくなる会話を交わす。なんでしょう、全体的に架空とはいえ彼らは大正の世にいてプレイヤは平成の世にいるから時代的な距離をうまくつかった切なさや埋められない距離感が絶対にある的な話がすごく多いなあともここで感じた(そして孤独を感じる俺)

●ミサキ
無印でも攻略制限ありのTRUEだったので絶対最後にやんなきゃいけないと思ってプレイしました。それはものすごく正しかったしプレイヤにとってはむごい結末だしでもBLとして異種族間恋愛として絶対的な正しさがあって、声をあげて号泣。妖怪号泣クソババアになった。
ちっちゃくなったミサキに対して「いつになったらでっかくなるんだろー」と思慕が募る京一郎さん。ミサキルートの京一郎さんはヤンデレの素養があり遺憾なく発揮していてちょっと面白かった(他キャラルートとの比較としてですが)。力の弱まったミサキが元に戻るめどは京一郎の生きてる間には立たないよということで選択肢を選ばされます。
一つ目は、帝大卒業まで生きて死ぬこと。
二つ目は、このまま天寿を全うするまでちっさいミサキと共にいること。
一つ目のルートは、京一郎が死んだあとにミサキの気が変わっちゃって京一郎を虚な存在として蘇らせちゃうんですね。で、ミサキの霊的な力が不足して不安定になった日本を2人で行脚して物の怪退治をするというもの。業を感じるし、ああ、これもアリかなと思えるEDでした。でも京一郎が死んだあとにさくっと五本刀を呼び出して「この館を封鎖しろ」と命じるミサキマジ神様だし。すぐ了承する時雨マジ便利屋。館林編でも便利屋扱いされていたけど、いや気のいい連中ってことなんだろけど、五本刀のセキュリティガバガバやん。オッケーしたときも時雨は「あ、京一郎死んでる」みたいな感じだったんでしょうな。神様のことになると突然アバウトになるのほんと笑えるし心配になるんですけど。
EDの入り方もミステリアスファンタジックな感じでよかった。録りおろしアニソンだった(サントラー)
二つ目のルートでは京一郎がちっさいままのミサキと共にすごし、独身を貫き通し天寿を全うする、という終わり方。京一郎は山のようにきた見合い話を断り、でもたくさんの人に愛され、死んだときには館林やら千家の名代からもお悔やみの言葉があったとかなんとか。ああ、この距離感がTRUEだなって感じですね。で、死んだ京一郎はミサキに抱えられ根の道を通り・・・・・・のところのミサキの語りがもうね、異種族間恋愛大好き人には最高の終わり方なんです。死ぬ間際に一番好きな人が向かえにきてくれるって最高ですよね。「たくさん生きたな、もう疲れたろう?」ってせりふが一番好き。
そんでもってハイパーミラクル転生エンドです。ここはもう理屈とか考えちゃいけないだって神様は気まぐれだから(?)現代で生まれ変わったと思わしき京一郎とミサキの後姿(顔は見えない)で終わります。明言はされないけれど、見覚えのある後姿、聞き覚えのある声、きっと2人が交わすだろう会話。え、これは何同人誌~~つまり公式同人誌~~!ってことできっと幸せになったであろう2人の後姿で終わります。
これはすごくむごいですね。何がむごいってほんとここでプレイヤとキャラクタの繋がりみたいなものが切れて、キャラクタは幸せな明日に旅立っていくのだなというのが明確化されるからです(という電波受信)もうプレイヤは関与できないんだな、いや二次元キャラに関与しようとか頭おかしいの?ってなるんですけど、なるんですよ!!2人を見守るというプレイヤの仕事は終わったんだなーって事実に打ちのめされて喪失感と感動と寂しさでK.Oされました。

大正せんべすは難しすぎてできねえ~!ぷよぷよ脳が逆に邪魔になって連鎖が組めないですぎゃふん!

●まとめ
いやね、むしろここまでちゃんと終りをしっかり書いてもらいかつ自分が享受できるテンションで良かったなとも思うんです。もう、一つの作品真面目に追いかけたりしませんから稀なケースです。今回は運よくスルっと買ってまたブギャって萌えたりできてほんと良かったです。ぶっちゃけ濡れ場はほとんど飛ばしてしまったんですが(結論が気になったんで)どれもいい終わり方してるんで満足、みたいな。満たされたというか心に穴が開いたというか。BLゲ離れも著しかったのですがやっぱいい作品はいいよなあってことで無印を再プレイみたいなことしてしまうのはお約束です。サントラ楽しみだぜヒュー!
2015.04.27.Mon

刀剣乱舞進捗(102日目)

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※本名プレイのため名前は伏せております。

呪われし相模国からこんにちは!提督の皆様お疲れ様です!明後日からの艦これイベントに向けて今の内にとうらぶの進捗を……。
画面では市中ステージに向けて短刀脇差のレベリング感満々にしてみました。今までどれだけレベリング怠ってきたかわかる画像ですつらい!とレベリング頑張っても市中ステージの最大の敵はチート槍とサイコロな気がしてきたので、刀装で必死にお願いするしかない審神者が多そう。や、レベル99とかになれば希望はあるのかな!?勝利のカギはやはり愛と根性と資材と運ですね。そろえるもの多いなあ(遠い目)

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刀は最近やっと!子狐丸と鶴丸と蛍丸が我が本丸に鎮座ましまして、「お、遅いよ!(涙)」となってしまいました(もちろん連続でダダダとくるわけでもなく間に悠久の時が流れております)。来るか来ないかは本当運なので遅いも早いもないんですけど、サービス開始からやってんのに!でもサービス開始からやってんのにこの出陣数だからな……と反省が自分に帰ってくるのが辛い。でも鍛刀運さえあれば出陣とかどうでもいいですしね。ううもっと泣ける。というわけで残りの刀は新虎徹と三日月おじいになってしまい、彼らは私の本丸世界戦にはまだ実装されていないんだなと思ってプレイしています。でも揃ったら揃ったでやる気をなくしてしまいそうなのでモチベーション維持に頭を捻らせていてなんのゲームしているのかわからなくなってくる。早くも脳死状態なのです。
しかしどうも刀の収集についての報告が先立つのがとうらぶの悩ましくも苦しいところ。まだサービス開始から4か月しか経ってないのに早すぎるビッグウェーブにユーザーも制作側もワクテカしてんだろうなと予想しつつつも自分はちょっと恐怖を感じてしまいます。女子向けブラウザゲーの金字塔として末永く続いてくれるとありがたいのですが……。それもこれもとうらぶはキャラの種類が豊富で筋肉からおショタまで用意していただいて今まで制作側もおそらくできなかった欲張り感が希少なのですよ。色んなイラストレーターに描いてもらい色んな声優に演じてもらうことでそれを実現しているわけだから、良く考えるとすごい人件費にもなるような……?(一枚いくらとか1ワードいくらの世界でしょうけど、関わってる人数考えるとすごいのかなみたいな)
2015.03.30.Mon

遙かなる時空の中で6 感想

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興奮した。
あ、違います違いますいや違わないんだけど、もうまったくどう表現すれば良いものか。何故かというと遙かというコンテンツは私にとって実は「重い」作品なのです。ただこのブログに来た頃にはその時間からも遠ざかっていたのでそういや遙かの話ってそんなしていなかったかなと……。
下天の華感想の際、「うっすい絆」と書いたのもその時点ではネオロマンスから遠ざかっていたり、またネオロマンスだとアンジェリークからのファンである方や他タイトルに深い思い入れを持っている方もいらっしゃるので、自分ごときではとてもネオロマンサーであるとか、往年のファンであるとは言い難いポジションであるという自意識があったのです。
ですが今回はちょっとそれをとっぱらって、主観を多く含めた、つまり過去作品や自分語りの混じったフラットでない感想を綴ろうと思います。
興奮したから(真顔)
ネタバレ含むため続きからお願い致します。大変うっとうしいです。ご容赦ください。
2015.02.26.Thu

刀剣乱舞進捗(42日目)

tourabu1.jpg

※本名プレイのため名前は伏せております。

審神者の皆様お疲れ様でございます……。まったく役に立たない刀剣乱舞進捗です。とりあえず5-4ボスまでたどり着いている状況で、こんな感じ。実際には当時石切丸はいなくて太刀の誰かでした。ですので大太刀1太刀5で出来るもんなのですねというかレベリング次第でどうにでもなれる力技仕様のようです(短刀だけはきついかもですが)
たのしみにしていたとうらぶですが、蓋を開けてみれば艦これを上回る超運ゲーで鍛刀・ドロップ共に運がだめだめで大太刀1本目の太郎太刀先生にボス攻略も新入りボディーガードも任せすぎで1人だけレベル飛び出ています。特に5-2ボス前で2~3週間くらい無駄にしていたので5-3もスイスイでした(涙)うちもう太郎太刀隊でいいんじゃないの?

tourabu2.jpg

よくわかりませんが短刀運には恵まれていて全部集まってきてくれています。前線に出ることはほぼないですが。萌え補給のためにいてくれています。レベルは52ともなると演練の際のメッセージがほとんど「単騎」「子狐・三日月ゲット報告」「子狐・三日月探索報告」になっています。探索には廃人臭漂ってきた。
驚きの戦略性のなさに想像以上のプレイヤーの粘りっぷり、それを阻む運だけ要素と意外にも課金要素ほぼなしで「このゲーム大丈夫?」と運営的な意味で心配になりますが、なんとなく「金ではなく時間を奪う」ゲームを目指しているのではないかなあと。課金でなんとかできれば諭吉払えばそれで満足ですが満足して終わっちゃうかもしれない。でも運に翻弄させていれば少なくとも時間は奪うことができるわけで、時間を奪うということは人生を奪うに等しいですからね。末永く続けば続くほど我々は人生を奪われる!ということになります。などと妄想してみたり。

はてさてここまできてまだ「じじい?子狐丸?知らない子ですね」どころか大太刀も集まってないー!ということであとはのんべんだらりと残りの刀集めですね。新入りも来るようですし。
好きなキャラは山姥切(発言の矛盾さがいい)、薬研(大将は卑怯だ)、等々。しかし案外キャラの縦横関係があったりなかったりなのでうまくBL妄想できず今のところ記憶喪失の女審判者イメージで妄想してプレイしています。もうそうりょく試されるゲームですね。
2015.02.10.Tue

穢翼のユースティア Angel's blessing (vita版) 感想

穢翼のユースティア Angel's blessing (通常版)
dramaticcreate (2014-06-26)
売り上げランキング: 9,798


噂にたがわぬ非常に折り目正しいお話でございました。折り目正しすぎてそっち方向に突きぬけて(?)います。

あらすじは以下の通り(wikipediaから引用)
――――――――――――――――――――
《ノーヴァス・アイテル》は、かつて人間が神に見捨てられ、世界が混沌の濁流に飲み込まれた時、聖女イレーヌが神に許しを請い、それを受けいれた神によって空に浮かせられた都市である。以後数百年、代々引き継がれた聖女イレーヌの力によって、この浮遊都市は守られてきた。《ノーヴァス・アイテル》には貴族が住む上層と、民衆が住む下層の2つの区域があった。

10数年前、《終わりの夕焼け(トラジェディア)》と呼ばれる光が天蓋を覆い、《ノーヴァス・アイテル》の下層の一部が地盤沈下した。後に《大崩落(グラン・フォルテ)》と呼ばれるこの悲劇では多くの人々が死に、生き残った人々の生活も激変させた。地盤沈下した区域は後に「牢獄」と呼ばれるようになる。牢獄の周囲は断崖絶壁となり、他の層とは容易に行き来ができなくなった。

国が《特別被災地区》として見放し、無秩序状態に陥った牢獄で、ボルツ・グラードは《不蝕金鎖》(ふしょくきんさ)と呼ばれる組織を作り、下層との物資をやり取りする仕組みを作って物流を独占した。そして手をこまねくだけの取り残された役人に代わって規律を作り、復興に尽力することによって、牢獄の事実上トップの組織となった。今でも《不蝕金鎖》は牢獄を支えている。

かつて《不触金鎖》で暗殺者として働いていたカイムは、今は娼館街の何でも屋として生きている。ある日、ボルツの息子で《不触金鎖》の頭であるジークフリードから依頼を受け、上層から売られた女性たちを連れて牢獄へ向かう馬車を迎えに行ったが、そこで見たのは女性たちの惨殺死体であった。その中で1人だけ生きていたのは、背中に羽が生える羽化病に罹患した少女ユースティアであった。
――――――――――――――――――――

この長いあらすじでピンときたら素直にプレイしていいかもです。この「設定」が存分に生かされたストーリーが楽しめます。
ネタバレ箇所もありますので、感想は続きから。
2014.11.13.Thu

やったゲーム色々(商業/同人)まとめて雑記

久しぶりのゲーム感想です。なんていうか、やっとゲーム感想書けるとこまできた、という。無駄に感慨深いです。

●ペンタゴンシンドローム

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「女性向けカウンセリングADV」ということで、「カウンセリング乙女ゲーかな?いやあ乙女ゲでカウンセリングなんてやりまくりましたからね!百戦錬磨ですから!まあ今は受ける側ですけど」等々、くだらない戯言をぬかしつつプレイしたら、マジもんのカウンセリングがはじまって「あ、ヤバ」ってなりました。ネタバレになっちゃうのでざっくり言うと主人公の女子大生が色々な事情を抱えた5人の男の子と友達になり、やりとりしつつ解決策を模索するみたいな内容なんですけど。ただ仲良くするだけじゃ駄目で相手の考えを受け入れたり時には否定して、お、いい感じになってきたかな?ってところで5人の男の子たちの正体がわかります。1週目でわかるようになっていますんで結構サクサク(サイトに攻略もございますし)。で、周回プレイしていくと、5人の男の子たちと、主人公その周辺の関係が暴露されますので、真実がちょっとずつ解き明かされる系がお好きな方はいいんじゃないでしょうか。フリーだし。絵が綺麗ですし(本当タダでいいのか!っていうくらい綺麗!)
すごくすごく楽しかったし萌えもあったのですが、なんというか今の自分には共感性が高すぎて具合が悪くなりました(笑)しかも主人公じゃなくて男の子達側のね!それほど完成度の高い作品ということで……。5人の男の子達の事情に巻き込まれ命をかけ精神をすり減らしても真実を目の当たりにし、ラブラブ?になりたい方におすすめ。
こちらとある作品にインスパイアされ制作されたそうです。インスパイア元もいつかやろっかなーて気分です。

●かわいい河合くん
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ずぼらな主人公(隠れオタ)が、クラスメートの河合くん(萌え袖)の家に行って宿題をしますが、そこで2人の関係が……選択肢によって変わります。大爆笑しました。短時間で大笑いしつつ和みつつほのぼの萌えたい時にいいですね!女子力の高すぎる河合くんに対し、隠れオタの主人公が見栄を張るか張らないかでもんどりうつ姿が超面白いです。バッドEDも笑えますので気分転換にぜひ。

●マジック☆マッチョ!
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意中の女の子と仲良くなりたい!でも、自分に自信がなくて……と思ってたら道端の怪しい婆にマッチョにされた。さて、意中の彼女の反応はいかにーーーーー!?と、ギャグしかない展開。可愛い絵柄から突然マッチョに変身する立ち絵に腹筋崩壊した。

●俺の尻を守れ!

仲良しの男友達の川尻マモルの尻(穴)が狙われている。プレイヤーは主人公(女)となって、マモルの尻(穴)を守れ!っつー、乙女ゲ(?)にBLネタを存分にぶちこまれても怒らない、おおらかな乙女向け!相当バカです。バカゲー!めっちゃバカゲー!マモルを狙うサバーク・ド・セキーユにね……持って行かれます。

●Fate/stay night
Fate/stay night [Realta Nua] PlayStation Vita the BestFate/stay night [Realta Nua] PlayStation Vita the Best
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あ、ハイ。今更やりました。今まで散々「70時間なんて無理だからー^^来世でやるっしょ!」とか言っててすみませんでした。超面白かったです。これが天下のFate様!
なんか嫌なことあって「ああもうとにかく長く重く痛快かつ納得できる現実逃避したい」と思っていた頃、現在放映中のテレビアニメを見て「これだ!」となり3500円で出来るっていうしやるかー。となってよかったかなと。今は暇人ですしね!!暇人に隙なし!
Fateはzeroから入ったずぶずぶの素人なんで語れることはないですけど、いやこりゃすげえわ。10年?くらい前のコンテンツなんですよね。そこから色々マイナーチェンジしたんだろうなと思うんですがこれほどクオリティの高いADVを先にやってしまうと他のADVやっても「動かない」「話が動くまで長い」ってなっちゃわないかなと思うくらいプレイヤーを飽きさせない。アニメーション顔負けの演出にどんどんひっくり返っていく展開、謎が解けたかと思いきやどんどん増えて、もちろん奈須先生の分厚い脳内設定や、描写の細かい美少女キャラもいるよ!って、このコンテンツが何故息が長いのか何故色褪せないのかっていうのがなんとなく電波的に受信できたというか。王道を突き進めつつ東洋と西洋の魔法大合戦みたいな……。
元々群像劇としてのzeroが好きでしたが、こちらはあくまで士郎が主人公の物語。セイバーとの悶着やアーチャーとの押し問答、また彼の生き方かつ呪いのような「正義の味方」等々、とにかく葛藤が多い。多すぎる……。設定上仕方ないとはいえアーチャーとの問答は疲れましたな!お話の構造的に好きなのは桜ルートでしょうか。彼女の根性も尋常じゃないけど、まあ闇堕ちしてふつうだよね!!みたいな共感はありました。
元々「大人向け」として作られたせいか、どのルートもオールオッケーハッピー!とまではいかず、ややビターな感じで終わるのが良いと思います。自分があと10歳若かったら「なんでスッキリしないの?」って言いそうだけど、今だと「これがどうしようもないことも内包しながら導けた結論だよな」と思いました。特に桜のノーマルEDなんか好きかなと思いました。地味なのが好きなのかな……。
2014.01.23.Thu

同人ゲームだらだら 5 (BL・乙女?)

同人ゲーム探しというのは鉱山掘り起こす感じかなーと思いました。がっちょんがっちょん鉱山を掘り続け掘り進み、自分だけのお宝を見つけるという。ですが初心者がいきなり掘り出せるわけもないので、経験者の道を辿ったり作業状況をこっそり見に行ったり。最近はプロがお宝をわかりやすい場所で披露していたりするので、そういうのにふらふらひっかかるのも面白い。
今回はBLと乙女で印象に残った作品です。

・蝶葬(フリー・BL)

まるごと同人天国にゲームまるまる入っていたのでやりました。当たり前ですが周囲が色つきのゲームだらけのなかで墨絵って目立ちますよね。と、思っていたら最近Twitterで拡散されてまとめサイトに載るという事案が発生。うん、ネタとしてインパクトすごいよね。うん……
ボーイズラブ?いいえ、ボーズラブですって突っ込み待ちかい!!と笑うなかれ。人の業が悲劇を呼ぶ超シリアスゲーでした。
短いながら、結構多い登場人物(全員恋していて切ないわあ)、導入と終わらせ方の余韻が実に秀逸。
ネタゲーwwクッソうけるwwで終わらせるには勿体ない作品ですので、気になりましたらお試しあれ。

・Lethe(フリー・乙女)

「レテ」と読みます。ギリシャ語で「忘却」の意。立ち絵が綺麗だなーと思って始めました。
主人公は普通の大学生。ある日、不思議な少年と出会った矢先に交通事故にあってしまい異世界で目覚めますが、そこで自分は強力な魔力を持つ魔術師になっていて……?というお話。一見、よくある異世界トリップものの乙女ゲーに見えるので、そう思ってプレイするのが楽しいです。攻略制限があり、それを1つ1つクリアしていくごとに世界や自分の全貌が見えてきて、やがて先入観が全てひっくり返されます。
例え方に他作品を持ってくるのは申し訳ないのですが
謎が謎を呼び真実を知るごとに悲劇が明かされ「もうやめて……でもやめられない」となる感じはファタモルガーナの館、「愛はあるけど報われるってことは、もしや」と恋愛の結末を想像すると冷や汗垂れる感じはなりそこないスノーホワイト、のような味でした。乙女ゲーして深いこと考えずキャッキャウフフしたい!という時にはお勧めできませんがさりげなく仕込まれた伏線と納得のいく結末を見たい方にお勧め。あと「お前へんなやつだな」のような乙女ゲーテンプレ台詞やファッションヤンデレに辟易している方にもお勧め。
少し耽美で線の細い原画も悲劇をより際立たせていて、説得力アリ、です。
以下EDごとの感想になります。ネタバレになってしまうので隠します。
2014.01.16.Thu

私のリアルは充実しすぎている 感想

乙女ゲームをやりまくって、疲れ果ててしまったあなたへ―――

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キャッチを付けるとしたら、こんな感じでしょうか。

同人乙女ゲームです。公開してから、一気に広がっている様子です。ビッグウェーブビッグウェーブ!久々の大波に、中の人も大はしゃぎです!1人でな。
通販で手に入るパッケージ版もありますが、フリーDLでプレイできます。月並みですが、こんな面白いゲームをただでプレイしてしまいやっぱり茫然とするレベル。
アニメみたいな良く動くOP、豊富な立ち絵、作り込まれたストーリー、コメディからシリアスへの秀逸な展開。
OPの曲が好きすぎて、何度も何度も聞いてしまう。サントラ出ないかな。サントラ欲しい。要望出しておいたよオッスオッス!

あらすじは以下の通り。

――――――――――――――――――――――――――――――――

顔良し、頭良し、性格良し。
完全無欠のリア充女子が送るドタバタラブコメディ!(たぶん)

難関私立高校に入学して一年と半年。
主人公・姉崎希美は充実した日々を過ごしていた。

学園では常に明るく、礼儀正しく。
生徒会役員も学級委員長も学外ボランティアも積極的に務め、生徒だけでなく先生からの人望も厚い。

しかしそんな彼女にも、誰にも言えない悩ましい秘密があったのだ——(別にたいしたことではない)

いつも仏頂面で生意気な弟、憧れの生徒会長、突然やってきた転校生……
個性的なメンバーに囲まれて、今日もリア充な一日がスタートする!

(公式サイトから引用)
――――――――――――――――――――――――――――――――

公開されて間もないので閉じておきます。
ネタバレはあまりお勧めしないでおこうかなと。衝撃を受けつつ悶えるのが楽しいプレイかと思います。というわけでほとんどやった人にしかわからない感想は以下の通り。
2014.01.15.Wed

魔法使いの夜 感想

魔法使いの夜 初回版
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TYPE-MOON (2012-04-12)
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1980年代後半の地方都市・三咲町。
この町では、「坂の上にあるお屋敷には、2人の魔女が住んでいる」という噂があった。
田舎から三咲町に引越して来た男子高校生・静希草十郎は、転校先の生徒会長・蒼崎青子と孤高の美少女・久遠寺有珠と出会う。
しかし、実はこの2人こそ例の屋敷に住む魔女だったのだ。そんな3人が、ひょんな事から屋敷で共同生活を始めることになる。

(wikipediaから引用)
――――――――――――――――

どうでもいいけどひょんな事、って久々に見たな。


●ほとんど縁のないTYPE-MOONとのうっすい関係
最初に触れたのは「小説版 空の境界」で、文章がちゃんと読めなくて「映画版 空の境界」を見ました。そのあとアニメで放映されていた「fate/zero」を見て、「PSP版 428~封鎖された渋谷で~」のカナン編をプレイしてやっとゲームにまでたどり着いたー!!って感じです。どうなんでしょ。もうここまでくるとTYPE-MOON作品はゲーム以外のメディアから入ったよ!って人がものすごく多いのではないかと妄想してしまったり。
友達から何度もfate/stay nightを面白いよ!と言われても、プレイ時間6~70時間越え!というのを聞くだけでへたれは尻込みをしてしまうわけで。しかしながらその長時間ゲームが何度も移植されメディア展開して今でも信者を生み出し続けているってことは、最後までたどり着ける何かがあるということなのだろうなー。いつかやるいつかやるとやるやる詐欺をしていたら、もうufotableでアニメ化してくれるらしいからね、一生やるやる詐欺になるかなーと危機感を感じております。

●何故いま「魔法使いの夜」なのか
きっかけは「なんかもうそろそろ男性向けプレイしたい(とりあえずととの。はやる)」ってところからでした。で、TYPE-MOONにもちょっと慣れてきたし(メディアミックス作品を見てなんとなく面白さがわかりかけてきた)、女性ファンもめっちゃ多いし(とは言っても多いのはfateだけなのかな)、手つけるかなーと。
で、選ぶ際に、他のゲームが長そうだ、ってことと、ビジュアルノベルとしてはアニメに近いくらい演出がすごいらしいってことと、割と短いらしい、ということで、初心者向けと認識し、やってみることにしたのでした。

●めっちゃ豪華な紙芝居、読むことはめんどくさいと割り切ってる
やっと内容に関して、なのですが、噂に違わぬ美麗な人物美麗な背景、派手な演出!細かく変わる立ち絵に映画のような上品で質のいい音楽。おお、これが金と時間の力かと、感動しました。フツーに。いやもう何がいいってね、金がかかっていることがよく伝わってくることですねー。ま、キャラクタの音声は入っていないんですけど。これびっくりしますよね。公式では”あえて”キャラの音声を失くしていますって言ってるし、演出のためなのですと認識しておきます。
カナン編でも感じたのですが、TYPE-MOONのビジュアルノベルってのはとにかく「読むことはめんどくさいのである」ということをちゃんと割り切っているんだな、と痛感させますね。ADVゲームが何故いつまでマイナーなのかというと、やっぱり「読むだけは退屈、多くの人はゲームとは認識しがたい」からなんだそうで。ADVゲームばかりやってると忘れるんですが、海外でADVゲームがうけないのはそういうのも理由もあるんだどか。うーん肩身狭い立場なのだな。で、奈須きのこ先生の文章はおせじにも読みやすいとは言い難い。でも内容はすごい。だからとにかくプレイヤーを退屈させないがために細かく細かく演出を入れて「ほらほらつまんなくないでしょすごいでしょ!?戦闘シーン格好いいでしょ!!???」と訴えかけてくる。その細やかさや想像を絶するレベルだと思います。漫画的アニメ的に見せようとしているので、派手です、派手。立ち絵が武器構えているだけじゃないのです。
ってことは今まで散々語られてきたしそれの焼き直しなのですが、痛感したので書いておきます。やっぱビジュアルノベルのパイオニアなんだなあ、って思った。「俺たちはすげえことしてるんだよ」ってドヤ顔が浮かぶ。いい意味で。
ですが、ビジュアルノベル初心者としては、普段はセリフと立ち絵の変化が同じタイミングなのが立ち絵が変化⇒セリフが表示という流れがなんかまどろっこしいなと思いました。1クリックで済むことが2クリックなんだなーと勉強になったというか。

●清潔感ありすぎる物語。これは女性向けか?→そうでもなかった
全年齢、ということでPC向けなのにエロなしです。メインヒロインのおっぱいが大きいだけで色っぽいサービスシーンもほとんどない。グロも控えめ、ということで、この清潔感はまるで女性向けだなというのが第一印象でした。でも女性向けっていってもADVゲームのなかでの女性向けって乙女かBLか、なので、そっちの印象でもない。丁度いい例えがなくて申し訳ないのですが、文学少女が好むファンタジー小説世界に似た雰囲気を感じました(この例えも苦しいですね、すみません)。ベースは学園もの+異能魔術バトル、お話し自体も純粋なボーイミーツガールで、友情以上恋愛未満くらいのところで一旦は終わるので、なんか、綺麗な話だったなーという印象です。終わらせ方が綺麗なだけで、この先は暗い・もしくは悲しい未来が待ってるのかな?っていうのは示唆されますが。
しかしながら、予め用意された巨大な設定――「魔術師」「魔法使い」なる一般的な用語に独自の解釈や設定をとにかく詰め込み際立たせ差別化した世界と、それを説明する戦闘シーンで、「な、長い」と感じてしまいました。すみません。戦闘シーンの部分はなんというか、分厚いライトノベルというか、ドラゴンボール的強さのインフレ、というか、それを説明しなければならない拘り、捉えようによってはちょっとめんどくさい説明がしんどいと思うこともありました。そういう意味では感情の流れをメインとする(と定義される)女性向けに親しんでいる人は難しいかもしれません。でもプレイしている女性もたくさんいるので、そんなステレオタイプなことは言っちゃいけないのかもしれない。
ですがまほよはそれでも説明が控えめなそうです!他の作品はもっとすごい説明があるとのことで、ヘタレは今から恐怖しています。

●性的なにおいのしない可愛い女性キャラ
お話しのメインとなるのは山育ちの少年と、魔法使いの女性2人と、敵役の女性1人と少な目です。どのキャラも一見テンプレに見せておきながら解釈の難しい要素を提示されるので、たまに「これ何だっけ、どう感じるのが普通なのかな」となりました。でもなんか、これは私が奈須きのこ先生の文章に慣れていないので理解できていないだけなのかなとも思います。これも慣れが必要なのかなー
空の境界から奈須きのこ先生には触れているので、好みのキャラクターの典型、というのはちょっとは理解しているのですがわからん人にはなるほどわからん!となりそう。

●巨大設定コンテンツの氷山の一角のさらに端
TYPE-MOON初心者なんですが、あまりに有名すぎてその特性自体も有名なため、wikipediaとか作品の感想ばかり読んでいました。なので、いわゆるスターシステムは知ってました。プレイしながらも、wikiみたりして、あーこっちの作品のこの人と関係あるのかーと、それはそれでちょっと嬉しかったです。だがらをそれらを網羅出来たらすごく楽しいのだろうなということも、初心者にも伝わるのでした。
2014.01.04.Sat

やったゲーム色々(商業/同人)まとめて雑記

あ、あけましておめでとうございます……。2013年まとめることもなく放置が続きました。何かあったわけではなく――とも言えないのですが、仕事的なさむしんぐな影響で、ブログ書く元気が削られておりました。ごりごり。でも、その間にゲームはしていましたよ!週末だけ!アニメはついに秋アニメ全部辞めてしまいました~。アニメ大好きなんですけど、ちょっと話を落とさないアニメも増えて来てないですかね?うーん。や、この時期に前はfate/zeroとかやっていたなとか思い出すと。アニメも数が増えてきて、まず何を見るかってところからになってきましたね。とりあえず冬はのうりん見ますよ!


間があいてしまい記憶も大分曖昧なのですがやったゲームなどつらつらとダイジェストで。

・桜哉(同人・シェア←フリーもあります・乙女)
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オ、オ、アアアアア………!!
ついに手を出してしまいましたtetrascopeさんのアンドロイド乙女ゲー。実は随分前から存在だけ知っていてその時はまだ制作中だったのですが、やっぱりやってる方が増えてきてどこ行っても好評価なんですよね。初めて見た時から、顔が好みすぎて設定も好みすぎて、これは迂闊に手を出してはいけない出したら消滅してしまう……!と、思いしばらく放置、忘れていたのですが(おい)、同人ゲやりまくってるからついでにやるかー的にプレイしました。
神 作 降 臨 。
と、へんな言葉を使ってしまいたくなるくらい悶え悶えに悶えまくる作品でした。
ストーリーは結構シンプルで、主人公は桜哉という青年のアンドロイドと暮らしていますが、幼馴染との再会で関係が変わって行ってしまい、主人公はアンドロイドである桜哉のことを愛することができるのかそれとも、って話です。よくよく考えれば今までに何度も語られてきたテーマ・恋愛のきっかけは乙女ゲーとしても超絶スタンダードな題材なのですが、制作側の筋の通った主張と覆らない運命や業が描き出されていて、納得の一品でした。特にエロシーンは人間とアンドロイドの絶対に埋められない差が明確に描かれ、エロスチルを眺めながら「なるほどそうだな!」と膝を打つこと受けあい(嘘です。でも本当かも)
ていうか桜哉が萌えです。ただただ萌えです。END1でわかるあの、主人公を何故愛しているのか、という理由のところで涙腺崩壊顔面強打、といった具合でございました。そのあとEND7にいってしまい別の意味で悶えますが、修羅場面白すぎました。うむ。
製品版を買うとクソ出来のいいサントラがDLできたり何かとお得な仕様ですので、安価でここまで良い思いをしていいのか、と罪悪感を抱えましょう。主題歌もED曲も作品の世界観とマッチしてて非常に良いです。ムービーを見ただけで「うわー」となる方はなるんじゃないでしょうか。「birthday」から「gift」の流れは今思い出しても泣いてしまう。
桜哉をやってしまい茫然としたので、商業乙女はしばらくお休み、な気分にしばしなりました。

・CO2+(同人・フリー・乙女)
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猪鹿蝶さんの近未来恋愛ADV。
ちょっとSFファンタジーな世界で、学校に閉じ込められてしまった主人公は3人の男の子と過ごすことになりますが、てお話ですが、脱出ゲではなく純粋な乙女ゲーです。質の良いキャラゲーと言っていいのかも。
環境汚染の進んだ地球が舞台だったり最近では世界観が珍しい(私の中では)感じで独特の透明感がありどうかなと思いプレイしたのですが、主人公含む登場人物が純粋な人間じゃなかったりして面白いです。攻略対象が様々な動植物の遺伝子を持っていて、それを生かした受け答えや恋の落ち方結末の見せ方は、非常に納得のいく仕上がりです。主人公は水に適応できる遺伝子操作を持ったクオーターだから、植物の遺伝子を持った男の子は花を咲かせたいがために惹かれる、とか、人種にも人類・研究種・鑑賞種があって、それぞれ扱いが違う、とか。設定に基づいた恋愛模様が描かれていました。
人型PCも現れますが、学園の全機能を制御する彼との恋愛は上手くいくのか、とか短いながらハラハラします。
他にも色んな種族がいるのかと思うと夢が広がりますね。こういう設定でシナリオの長い作品が読みたいなーと思いました。

・コーポ世迷坂(同人・シェア・BL)

アパート崩落まったりサバイバルADVって何のことだろう。しかし絵が綺麗だなということでプレイ。突然崩落したアパートで(!)憧れのお隣さんにパシられながら救助を待ちますが……という話。パシられるっていうのは、崩落した瓦礫のなかから生きるために必要なものを持ってくるってことなのですが、持ってきたもので色々とリアクションが変わり結末が分岐していきます。18禁BLゲですがとにかくイラストが綺麗。清潔感あるデザインと動くミニ3Dポリゴンが可愛いです。癒し系。

・オメルタ~沈黙の掟~(商業・BL)
オメルタ~沈黙の掟~ 通常版
花梨シャノアールΩ (2011-10-14)

FDじゃなくて続編が出るようだよ、人気なのかな!ということで手を出していなかったなーとプレイしてみました。が、自分には合わなかったかな?と思います。絵がとても綺麗で立ち絵もエロシーンも美しく、愛情を持って作られたことはわかるのですが、どうもシナリオに突っ込んでしまってその手が追い付かない。怒られるかもしれませんが「愛すべきネタゲー」賞を授与致しました。クソ、とかつまらない、とかましてや雑(色々すっとばしている所はあるのですが)というわけではなく、制作側の情熱はすっごい感じるしやりたいこともわかるのですが、どうもいちいち笑ってしまい真剣に話が聞けない状態でGRANDエンドまで行ってしまいました。
感想を漁ってみると、キャラ萌えゲーだったのかな?と思っています。言われてみればキャラ数多い。JJに上手く萌えられなかったり好きな攻略対象が出来なかったのが敗因かなあ。

・君と彼女と彼女の恋。(商業・男性向け)
君と彼女と彼女の恋。通常版
ニトロプラス (2013-08-30)

発売してから一気に話題になり、いつやろうかなーいつやろうかなーでもなんだか大変そうだから時間がある年末に!ということでプレイ。あらゆるネタバレ考察を見てからでも、やっぱり怖いもんは怖かった。びっくりどっきりハウス的な感じでプレイしていました。数々のホラーな演出にいまでもないtelinkoがひりひりします。
画面や立ち絵の雰囲気は牧歌的。水彩っぽい塗りに綺麗な背景は、癒されますね。好きでした。
携帯電話の番号を入れたり、質問に答えてロックを解除したり、パッケージに入ったキーコードを利用したり、とにかくプレイヤーがきちんとゲームに関与できるようになっているのがすごい。作る側も大変だったんでしょう、ライナーノーツの空気がなんか、心なしか憔悴していました(笑)それだけ真剣に作られたということだと思います。
キャラ「萌え」は、ちょっと難しかったです。なのでエロシーンがエロいっていうより、一生懸命喘いでもらって申し訳ないなあって感じ。あらゆる不都合を包括したアオイと美雪で、美雪はこちら側にテキストボックスなしで訴えかけてくるのですが、やっぱり画面の壁は越えられないなあ、と。桜哉とかドラマダのクリアで感じた異種族間恋愛的なものをそれこそ、「私と美雪」の疑似恋愛として真面目に感じ取りました。感じ取ったうえで越えられないなあと思ったら、美雪も日記にそう書いていたので、悲しくも安心してしまったり。赤ちゃん欲しいよとか、悲しいです。エロゲのテンプレな台詞なだけ、余計に。
色々と怖かったんですが、それぞれの運命と、業と、思いがかみ合わず悲劇が起こる仕組みは見事(バイオ先生ひどいや)で、美雪とアオイを選ぶシーンで2人に大泣きされてしまい私も泣いてしまいました。ごめんよう。
私の美雪は、子供の頃魔法少女になりたくて、シュウマイ作るのが上手で、イチゴの匂いが好きな女の子でした。


こんな感じです。いやー年またいでますがなって感じで……。
久方ぶりにネット回ってみると、2013年振り返り的記事が多くてとても楽しみました。皆さま、いろんな思いやランキングがあってうむうむと読みましたですよ。
中の人的には、2013年は良いゲームがたくさんできたと思います。や、もちろん途中で投げたもの積んだものたくさんあるのですが、選り好みしたおかげで納得感のある作品も多かったなーと。特にほぼ未開拓だった同人ゲームはまだまだ広い海原であるな時間がいくらあっても足りないじゅるりと、まるごと同人天国 この同人ゲームがすごい 2014年 01月号 [雑誌]を舐めまわすように見ています。ねーねーこのスズケン先生とトム先生の幻の同人BLゲームやりたいんですけど!
横道逸れた。
あと忘れちゃいけない乙女ゲーは、随分と距離が開いてしまったものの、やっぱり嫌いになんてなれるわけもなく、いやらしく執着しながら動向を上から見守りつつ面白そうならプレイしようかなと。お知り合いやお友達諸々から状況をお聞きする機会もたまにあるのですが、良くも悪くも状況が変わってきたようで、一昨年あたりから違和感を感じていたのですが、昨年でやっと「自分は売れ線ターゲットから外れた」ことをちゃんと自覚しました。泣いてない。泣いてなんかいないんだぜ……。
まーそうは言っても時間は先に進むもの。予定されている新作もまだ見ぬ旧作もありますので、のんべんだらりとゆるやかに、許されるならプレイしてできれば楽しめて久々に乙女ゲーのキャラにもんどりうってしばらく乙女の海に還りたい、気もしますが。いや冗談です。ただ少し、懐かしかっただけ。
としんみりしている場合じゃないです。
選り好み厨としては、またたくさんの感想や反応を参考に、自分に合う作品を探し続けられれば幸いです。ブログの更新頻度はすっかり下がりましたが、気が向いたときにこいつ何か言ってるよー的に遊びにきてやってくだされば嬉しいです!
自分にとっても、皆様にとっても良きゲームとの出会いがありますように。
本年もよろしくお願い致します。
2013.12.13.Fri

同人ゲームだらだら 4(一般・乙女)

商業作品をやってると思った?残念!同人ゲームでした!
すみません。
商業に手を付けているもののなんか長かったりして耐えられずフリー(シェア含む)の同人ゲームのお世話になっております。また6月から遡っているので記憶が曖昧なものも。
フリー同人は、すぐにプレイできてお金もかからず楽しいゲームがごろごろ転がってて、タダでプレイしてすみませんっって思います。同人ゲープレイ歴も短いので、探せばまだまだあるんだろうなあぐひひと期待もしています。

・鷽替真と月夜の×××(フリー・一般)
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プレイしたのは6月以前のような気がするのですが……。とにかく本名でプレイしてください!と念押しされるゲーム。
個性的なイラスト(クオリティは高い、と思います)となんだかふわふわしてきゃるるんな恋愛模様。ちょっと鬱陶しいくらい、と思っていた、ら!!!!!!?????恋愛ものに見せかけたサスペンスドッキリミステリ。
本質的なノリは西尾維新の戯言シリーズみたいな感じでしょうか。今だとダンガンロンパ?見た目に騙されてプレイしてみましょう。一番最後の文字の演出が見もの。

・セブンスコート(フリー・一般)
ファタモルガーナの館
これもやったのが6月頃だっただろうか……。「ファタモルガーナの館」のノベクタクルさんがエイプリルフールに出したゲームで、背景・人物素材は「ファタモルガーナの館」を使っています。趣味でゲームを製作しているミシェルが迷い込んだのは、ゲームの世界。そこで会ったのは自分のHPに来てくれているネットの知り合いで、皆でボケつつつっこみつつ冒険を始めますが……という非常にエイプリルフールっぽい話なんですが!!!!!!??????エイプリルフールノリを被ったとんでもない作品でした。ファタモルガーナの館ってやたら評判だけどいきなりお金払うのはちょっと、同人ゲームよくわからないし、という方におすすめ。本来の順番としては、公開順である霧上のエラスムス(フリー)⇒ファタモルガーナの館(シェア)⇒セブンスコート(フリー)、が良いらしいですが、気にしないという方は是非。先が気になって仕方が無くなるあの感覚が味わえます。

・SNOW WHITE ECLIPSE(シェア・一般)

おそらく初めてプレイした、立ち絵なし選択肢なしのサウンドノベル。いきなり3部作(とはいっても文庫1冊分くらい?分割版もあります)。クオリティの高いシナリオが読みたいならドゾーとどこかに書いてあったのでプレイしてみました。萌える、とか面白い、というより秀逸、なのかな?貴族の少年エリックとその幼馴染でメイドのブランシュのファンタジーっぽい身分差恋物語と思いきや!!!!????蓋を開けてみたらこちらもサスペンスミステリ。様々な登場人物の視点から1つの事件を追っていき、やがて「騙されていた」ことに気づかせてくれるのは立ち絵なし選択肢なしというフォーマットを使ったからこそできたのでしょうか。文体やシナリオはやや硬質、甘いより切ない、気の抜けないサスペンスが読みたい方におすすめ。視点がころころ変わるので(わかるように変わっていきますが)、読みながら登場人物の整理が必要かもしれません。
「SNOW WHITE」の名に恥じない透明感のある雪景色のメニュー画面が良い。音楽が好きでずっと聞いていました。というか音楽がすごい良かったけれど自前なのかな。

・ユーマを抱きしめて(フリー・一般)
ユーマを抱きしめて
huke先生の雰囲気に似た立ち絵、光と影の表現が細かい背景、ものすごく力の入ったOPで、雰囲気はミステリアス、もしかして怖いゲーム?と思いきや、「ユーマ」という奇病のせいで人とうまく関われなくなった少女が主人公のハートフルストーリーでした。最初の悲惨な導入に比べ割とシンプルに収まるので、すみませんが拍子抜けでした。しかしながら製作者「やっくん」さんの背景すげえ……ってなります。web系のお仕事を立ち上げられているので、それの紹介的な意味もあるのかなーとか考えてしまう。フリーですが、フルボイス。

・ロイヤルベルを鳴らして(フリー・乙女)
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貧乏な国のお姫様ユーリは、お父様から「玉の輿に乗れ!」と言われ2人の王子の元に向かいますが……というお話。クッッッッッッッッッッッソ萌えました。しんだ。やたらと探し続けていた王子様ゲーですよ。しかも絵が可愛い~。紹介HPも可愛い~メニュー画面だけで好きになってしまいました、恋に落ちた。やってみたらもっと好きになった。可愛い。癒し。攻略対象は3人ですが(大臣もいるよ)、スチル数が多く、後日談も入り、設定資料もあります。やたら褒めてしまっているのは、私にすごく合ったからだと思います。内容はコンパクトでシンプル、難しいこともハラハラもありません。ですが可愛さ癒し効果の高さ雰囲気の良さががっちりはまってしまい、もうふわふわタイムです(意味不明)
好きなのは、やっぱりアルト様ですかねえー。しかしアキバル様の●●●●●●●って切り口がすごい。面白い。そして幼馴染の大臣セナも添えてくる、乙女ゲーのツボをしっかり押さえてくれています!
あーこのゲーム、将来的にOS合わなくなったらすごい泣いてしまう。というのを今から心配する始末。公式で同人誌が出ませんかね。はぁはぁ。

・HELLO×APRIL×WONDER(フリー・乙女)
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ロイヤルベルを製作されたHACKMOCKさんの作品。女性向けミニミニゲーム。厳密に乙女ゲー!ではないですが、乙女要素も備えつつほのぼのさせてくれます。編集者・パレットは担当している小説家の先生の元に赴き原稿をもらおうとしますが、取材旅行に行こうと言われてしまい、お城で謎解きをすることに!?というお話。この作品もメニュー画面がすごい好き。入口から好きになれるゲームっていいね。っていうか、メニュー画面て何気に大事な要素だったのですね。バックログを見た時に、「たしかにねwwwwwww」とにやりとさせてくれます。
ちっちゃい謎解きはありますが難しくありませんというか優しい。ロイヤルベルより短いので、気分転換にどうぞ。

・嘘つきジーニアス(フリー・乙女)

こちらもロイヤルベルを製作されたHACKMOCKさんの作品。女性向け脱出ゲー。
国民の全員がうそつき、そしてうそが上手いほど魔法のレベルが高い国で、落ちこぼれの主人公ロッテとその主人公が好きなクラウスのお話。すみませんまだクリアしてないのですが(謎解きできていない)、これもすごい好きー。やっぱりメニュー画面が良いのです。後ろ向きだよ!?クリアしたら前向いてくれるのかな~。クラウスがうそつきすぎてあんま好きじゃない主人公が、性格がひねくれつつもクラウスを気にする場面が可愛い。
ベタですがランプに火がついた!とか暖炉焦がした!とか、そういうのが嬉しい。でもまだ謎解けてない……でも好き……(うわごとのように)
他にも新作も予定されているようで、こういう時全裸待機!って言葉を使うのでしょう。
2013.11.17.Sun

Si-Nis-Kanto 感想



公式サイトに行っても、なるほど内容がわからん!と思っていたのですがその際お知り合いに教えてもらったのが「マフィアと極道に取り合いされる話」という内容でした。
な、なるほどーここでもマフィアか。BLには何故マフィアものが多いのだろう。自分はマフィアものの良さを理解していないから、ちょっと様子見かな~と思っていたところ、評判が上々ということで購入しました。
結論から言うとマフィアものを理解していなくても大変わかりやすく楽しめました~!自分を引き合いに出して申し訳ない限りですがマフィアものピンとこねえ!って方でもいけるんじゃないでしょうか(自分基準)

あらすじは以下の通り。
――――――――――――――――――――――――
北の果て、絶海の孤島。

世界中を巻き込んだ戦争が終わって間もない「冬の時代」。
親を失い、居場所を失った子供たちが集まる”楽園”があった。

隔離された島で送る短い青春時代――。

マキは親友のエシカとともにこの島の寄宿学校で日々過ごしていた。

少しだけ退屈で、けれど平和で大切な時間。
そんなある日、島に見知らぬ男たちが現れる。
彼らはためらいもせず、マキ達に銃口を向ける――。

(公式サイトから引用)
――――――――――――――――――――――――

●非常にわかりやすい、丁寧な状況説明
マフィアものピンとこない理由に、おそらくマフィアや裏社会ものの作品に馴染みがほとんどなかった、というのが一因かなーという気がしたのですが、ちゃんと状況説明されればわかるんだな、ということを学習しました。と、思うくらいシニシカントの状況説明は優しく、「察しなさい」ということが少ないです。
こういう社会情勢で、この島はこういう状況で、こういう勢力があってこういう役割があるから、今喧嘩してるんだよ、という説明をかなり丁寧にしてくださり、すごいわかりやすくて「そっかー」と納得しながら進められたのが良かったですね。各勢力にも名前や代表者・立ち絵がちゃんと用意されるので(声はあったりなかったりです)「ああこの人はどこ組織の誰々さんね」と認識できるので目で見てもわかるというか。公式サイトやゲームのCONFIGでもキャラクタ数の多さに度胆を抜かれると思うのですが(私は抜かれました)、それもこれも世界観や状況を説明するためにしっかり機能していて、おかげさまで悩まずにプレイ出来ました。
なのであの大量にいるキャラ、そのほとんどは実は恋愛に関係ないドラマ用キャラクターなんですよね。それをあそこまでちゃんと用意できたのは、私のように上手く察せないユーザーのためなのか何なのか、ヤマダ先生の筆がのっちゃったのか。とにかく説明の一助にしっかりなっていたと思いました。

以下からキャラクタ別。

●キャラクター別
あんだけキャラクターいても、ルートのあるキャラは何と3名!途中で分岐して他キャラEDにも行きます。
(メイン)はメイン攻略対象で、(分岐)は分岐して攻略できるキャラです。気になった部分だけ。

・マキ(主人公)
純粋かつ芯の強い真っ直ぐ系主人公。向こう見ずなところもありますが、ニュートラルです。
運命に翻弄されつつ、状況に戸惑ったり受け入れたり抵抗したり、マキと一緒に泣いたり笑ったりするのがストレートに楽しめる……のかな?
主に性的にまた立場的にあるいは力的に押さえつけられつつ、周囲の心を動かすさまはまさに主人公!あんたがヒーローや!波多野氏の舌ったらずな喋り方も最初はちょっと気になったけど慣れれば可愛くなります。

・カルロ(メイン)
一番華があるのはこの方か。
なんかこう絵に描いたような(実際に描かれてるんですが)マフィアマフィアしいデザインで、しかもちょっと古い感じがいいですね。中身は狡猾・残虐・計算高く・人間不信と、学もあり人の気持ちを巧みに操り蛮区を手に入れようとするハイスペック兄さんです。一発目から主人公の処女を奪ったり試したり気の抜けない相手なのですが、一度ほだされるとやっていることは結構少女マンガで、安心して見ていられました。
毒々しい外見に反し、他キャラルートでも、どうも保護者的ポジションにあげられやすく、「あーまたカルロに頼っちゃった」という気持ちにさせられます。
どうしてこんなヒドイ奴に!でも好き!の、くっついたり離れたりの繰り返しが見たい方におすすめ。ルート的には一番優しい内容でした。

・ユーゴ(メイン)
お前の命を奪うけど、敬意は払うし気に入った!何だそりゃ黒蓮会の若頭!と第一印象「戸惑い」に、いつまでも苦しめられるルートでした。重い。ユーゴのルートはえんえんと心のなかがざわついて、どんな幸せなシーンもほの暗い未来が待っていてしんどかったなーという。もしかして差がないのかもしれませんがカルロの1.5倍くらいの体感時間でした。ユーゴ自身の性格の良さや不器用なところに好感を持ちつつ、人として欠落してしまった部分もしこりとなって残ります。
ややこしい事情はありつつつも、目の前のドナーの正体は、実は●●だった!?というスタンダードな構図なので、葛藤もわかりやすかったです。

・エシカ(メイン)
出、出~~ww主人公の傍にいる得体のしれないくらいハイスペックな親友wwww
と、草が生えそうになるくらい萌えました(素直に)。共通ルートでプレイヤーの気持ちを掴みつつ、カルロとユーゴを攻略しないと彼のルートは開きません。一体エシカを攻略するために何人のプレイヤーが根性出したのかなと思うくらい、ものすごい萌えキャラですね。また真相も兼ねているようです。彼の「GOOD END」が大方本筋で良いのでしょうか。
マキに対する甘やかした優しい態度と、好きでも心の内を見せないガードの固さと、マキ以外に対し出る気が強くクソ生意気な態度のギャップが面白い。

・イリヤ
カルロ→ユーゴと入ると同行者がエシカじゃないことに軽く絶望しますが、とんでもねえイリヤ様はめっちゃ頼りになる友達だった!可愛らしい外見と生意気な口の利き方におそらく第一印象は「あーこれ系かー」となるのでしょうが、ユーゴのルートでのきっぱりした物言いや絶望から這い上がる力強さに「キャーイリヤカッコイイ」になれます。多分。
ユーゴルートでのしっかりぷりを見ておくと、エシカルートでの最後の活躍も納得ものです。

・エド(分岐)
エドが全ての黒幕じゃないか。そう思っていた時代が私にもありました――。と思うくらい、ちょくちょく重要な場面で出てきて周囲をけん制してなんか得体が知れないなーと思っていましたが、彼も彼で欲しいもの大事なもののために動いていたのですね。
分岐した彼のルートで「今後こそ本当に恋に落ちよう」ってところに、彼は最後まで本気じゃなかったということが伺えます。スペシャルで見れるイラストの、マキの表情がなんとも辛い。

・ジーゴ、ヴァレンタイン
この作品の一番のバランサーなのかな……。と思うくらいの癒し担当だった。どんなシーンでも彼らが出てくると安心してしまった。ZENCAに属しているわけではなくカルロとの個人的な契約とのことで、その関係の薄さが警戒心の強いカルロにとって気の置けないポジションだった、というのも納得です。どんな場面でもカルロの顔ばっかり気にしているヴァレンタインと、エシカばっかり気にするジーゴのブレなさがなんか良い。それに翻弄されるのが癒しだった。

・千冬(分岐)、シュウ
和気あいあいに見せかけて、内部から実はほころびが出ていた黒蓮会の歪さは、中心となる構成員の真面目さに現れていたのかもしれない。
いつ見ても胃を痛めてそうな千冬、押さえつけた感情が見え隠れするシュウが、度々対立したり協力しあったりするのは何故か常に緊張感があった。千冬のユーゴへの執着とマキへの感情、シュウの組織への思いが複雑に交差して捻じれていくのが見ていてしんどかった。
なので、スペシャルの絵でお菓子を手に、常ににこにこ笑っている千冬がいるのは感動ものですね。作品内での彼の笑顔は、いつも安心できるものではなかったから。

●ヤマダサクラコ先生の絵に華がある
上手い下手問題ではなくある意味才能に偏る部分があるのですが、ヤマダサクラコ先生ってもうとにっかく絵に華があるんですよねー。これってすごい武器だよなあと思う限りで。イベントとか行っても絵柄に華があるかないかで掴みが違うんだろうなと思っています。
あと壮年の男性を描くのが上手だなと思いました。や、最近のBLゲーは概ね皆さん上手なんですが、キャラの書き分けとかすごいお上手だなーと思って見ていました。ともすれば似た感じになりがちなキャラをパキっと色分けできててすごいなーって。

●スペシャル絵が9枚もあるよ
ルートクリアすると出てくるいわゆるご褒美絵、がなんと9枚もあってぶったまげた(正しくは10枚か)。ふ、筆がのっちゃったのかな……?どれも未来もしくは過去を示唆し物語を補完するもので見ていてうれしいです。あとキャラクタ数が多いのでキャラクタが和気藹々してる絵が和む。本編は愛着の持てるキャラクタたちがしんどい状況に置かれることが多いので、派生でわいわいがやがや楽しくしているものが見れればよりうれしいですね。そう考えるとカップリングというよりオールキャラ的な視点で楽しめていたと思います。

丁寧に作られた、ちょっと長いかもしれないけど納得の良作、でFAでしょうか。ご馳走様でした!
2013.10.28.Mon

同人ゲームだらだら3(乙女?)

引き続き同人ゲーの感想です。今回は乙女向け?が中心。
楽しくてさくさくプレイしてしまいました。どれもお勧めですよー。

・街で噂の伯爵様+(シェア←フリー版もあります)

オズマフィアやディアラバでいまやひっぱりだこの~って以前も書きました、さとい先生が原画を担当されている作品。主人公・シエナがある日森で行き倒れそうになっていたところ、伯爵に助けられそのまま使用人として働き始めますが、どうやら伯爵には秘密があるようで……?というお話。
恋愛・ギャグ・ダークの3パターンにシナリオが分かれていきます。私が好きなのはダークでした(笑)恋愛はごくスタンダードでやや物足りない感じがして(ダリムさんの声が聞こえたのはちょっと感動した)、正直、さとい先生の絵でなければ投げそうだったんですが、その後にダークをやるとシナリオの黒さにびっくり。恋愛では素直で優しく穏やかなシエナが非常にはすっぱで計算高い女の子になり、屋敷の人達への猜疑心がすごい!同じシーンでも反応が変わってとても面白かったです。ダーク、なので幸せなEDには到底なりませんが。
私がプレイしたのは声入りのシェア(とはいっても525円)ですが無料版もあります。お好みでどうぞ。
それにしてもさとい先生の絵が美しすぎて、さとい先生の絵が見たい!っていう気持ちでプレイしていたと思います。特にスタッフロールで出てくる絵は(あれは繋がっているんでしょうね)美しすぎて、VFBが欲しくなるレベルです。

・私が世界を救った日(フリー)

異世界に召喚されて世界を救う、恋愛アドベンチャー。という紹介に王道っぽさを期待してプレイし、衝撃をうける怪作(?)真相ルートは2週目からプレイが可能で、真相を知ってから様々なルートを通るとことの真実がわかり色々とショックをうけます。
これは切ないのか奇妙なのか、けれども純愛でファンタジー。愛には間違いないのですが、なるほどこういう「リアル」もありますね。ただし恋愛のリアルではないです。あまり先入観なく、あらすじも詳しく読まずにプレイするのが一番面白いんじゃないかと思います。スキップがさくさくで2時間程度でフルコンプできるはず。
レグとトアとクロウ、誰が好きかなーと思うんですがトアかなあ。最初はレグのゆるぎない感が良かった気がしましたがトアが切ない、のでしょうか。
女性主人公ですが、幸せEDが見たい方にはお勧めできません。普通の乙女ゲに飽きちゃった!て方にお勧めです。

・七-tanabota-夕
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七夕の夜、降るような天の川に向かって、私は呟いた。「イケメン降ってこい!!」(公式サイトより)で、本当にイケメン「ヒコ」が降ってくるのですが、彼は異世界から来たようで、彼を元の世界に戻すには「燃料」が必要。その燃料を主人公が探し当てる……というお話。
質問の仕方で燃料が変わり、EDも分岐、さらにはヒコの正体そのものが分岐します。なのでEDはパラレルという位置づけのようです。最初にたどり着いたのが未来人EDだったので、てっきりどこかの星から落ちてきたもんだと思っていたら度胆を抜かれました。未来人EDは年に一回の逢瀬を重ね(まさに七夕ですね)主人公はやがて社会人になり、引っ越し、それでもヒコのことが忘れられなくて、という王道ストーリーはベタだけど萌える。主人公にとっては一年の逢瀬だったけどヒコにとっては一か月だったてのも可愛いですね~。その他3種のEDも捨てがたく可愛いです。
とにかくヒコのキャラが良かった!それぞれのEDの先が読みたくなりました。画面が縦長なのも個性的で短冊を眺めているような気分でしたね。短時間で萌えたい方にお勧め。

・なりそこないスノーホワイト

エンゲルランドという国を舞台に、ちょっと我がままなお姫様・ネージュ様とその従者・リオのお話。イラストの可愛さ、姫と従者という乙女の憧れフォーマットに心が躍りますが、物語を取り巻く小さな毒と、設定を貫き通す苦さが痛みとなって残ります。プレイ時間は3~5時間くらいでしょうか。やり応えアリ。です。
こちらの作品は結構スタンダードな乙女ゲーマーさんがお好きなようで、でも幸せEDが見たい方にはお勧めできないよー結構痛々しいです!でも萌える!みたいに紹介されていたのでプレイしてみたのですが……、なるほど確かにこれは切ないですね。あと恋愛というより(主人公が幼いせいでしょうか)親愛に近いような、家族愛主従愛に近いものだと思います。リオをとりまく事情も恋愛より家族のほうが強調されているようです。
正直、もっと毒々しかったり人の黒さに絶望するもんかと勝手に想像していたのですが(笑)、根底にあるのは純愛で登場人物は皆優しいと思います。(ノクシア様がもっと黒いもんだと思ってしまっていました)だからこそ、簡単にはくっつかないのだろうなあ、むしろくっつくことはないのでないかという想像をしてしまうのが苦しい。
プレイ後アンケートページが面白いです(笑)
リオの一途さや、ラスの頼りない弱弱しい部分に乙女は心揺さぶられるのでしょう。キャラクター人気が高く、続編や後日談、はたまた攻略対象といちゃいちゃしたいよ!という要望が殺到しているようで、無理もないよなーと思いつつ、本格的な恋愛にしてしまうと悲劇にしかならないのでは、ここで止めておいてもらえるほうがプレイヤーは傷つかないのではとか考えてしまったり。本編では14歳で幼さの残るネージュ様の成長した姿も見られ、美しすぎる容姿に今後のリオの心境を考えると胃がひっくり返ります……。あ、好きなのはラスでした。


どの作品も、いつか書いた乙女ゲーに求められている要素(?)ような
・短時間プレイ
・コストパフォーマンス高し
・萌えられる
3点揃っているように見受けられました。満足度高し。商業ゲに見習ってほしいような、むしろ棲み分けて同人ゲーの良さをにやにやしながら閉塞的に楽しみたいような、そんな気持ちです。声の有無や原画にこだわり等がなければ、ちょっと足を突っ込んでみるのも楽しいかもしれません。うっかりするとハマりそう……!
2013.10.26.Sat

同人ゲームだらだら2(BL)

同人ゲー感想をだらだらと。今回プレイしたゲームは全てBLです。


・私と、そして誰かの記録。(シェア)

a.mさん製作「机の上に日記が置いてあるだけ」の、BL風味ゲーム。その日記を眺めるだけか何か書き込むのか、書き込むのなら何を書き込むのかかでEDが分岐していきます。いくつかEDを見ると「Another Story」という過去何があったかわかるシナリオが解放され、やがて真相がわかります。
ちょこちょこ話題になっていたのでプレイしてみたのですが、なるほど面白い切り口だなーと。ベースとなるのはBLっぽいシナリオで、キャラクタの感情がプレイヤーのプレイの仕方でわかっていくのが面白い。(途中、誰が誰を好きなんだかわかんなくなったりもしましたがw)こちらのゲームは声入りでOPムービーも凝っています。「私と、そして誰かの記述」という関連作(フリー)もありますので、よければ一緒にどうぞという感じです。

・Rust(フリー)

ある日目覚めたら、知らない異世界の「部屋」にいて、ディアボロという男が何故か目の前に座っており……というゲーム。アドベンチャーかつミニ脱出ゲーでしょうか。こちらもBL風味になっております。
背景と1人の人物といくつかのスチルで構成されたミニサイズなゲームですが、絵の説得力や演出の見事さ、「周回プレイしてもそれまでの記録は蓄積されている」というルールが世界観をブワっと広げています。情けないことにに真EDは見ていないのですが、私は結構好きだなーという感じでした。退廃的な感じがなんとも。基本的にファンが回るだけの音が響いている世界ですが、ここぞという時にBGMが入り部屋の外からドンドン扉叩かれたり、結構ハラハラします。そしてディアボロがクッソイケメンでヤバイ。
こちら製作された廃園さんはプロのイラストレーターさんで画面の美しさキャラクターの美麗さは折り紙つきです。余談ですが乙女風ゲーム作ってるwater colorsさんもプロのイラストレーターか漫画家じゃないかなと踏んでいるのですが、取材はお断りされているらしく、絶対にメディアに出ないし日記はほぼ業務日誌なので謎のままです。 ふおお

・ここはまどろみの底(シェア)

Rustと同じく廃園さんの作品。主人公が暗くてメガネ、そんな彼がネットゲーでは楽しく過ごしますが、やがて不思議な事件が勃発し、というネットゲームを題材にした和風オカルトちっく(?)なBLゲーム。と書くとなんか不思議です。良くわからないよ!って方は是非プレイされてみてください(ステマ)ネットゲーぽい文化やキャラのしゃべり方や雰囲気と、現実パートの空虚な感じの差の表現とかすごく上手いなあという感じです。あとやっぱり絵がすごく綺麗めっちゃ美しいホギャア!って思いました。
そしてネットゲーと和風ファンタジー(?)を関連付けさせたっていう発想が面白いです。

・王様ノ蝶(シェア)
余白屋
こちらも全て1人で製作されている余白屋さんの作品。主人公・ウカが借金返済のため、一年間、3つの国のどこかの王の「蝶」になりますが、どの国の王も曲者揃い。そして、契約が終われば蝶であった痕跡はウカ本人と王の記憶以外なくなりますが、ウカ自身にも秘密があり……というお話。
キャッチ―でわかりやすいテーマとコメディとシリアスを使い分けた見事なキャラ萌えゲー。ウカも王様も良くキャラが立っていて、心の壁が取り払われていく様がわかりやすく、可愛いです。ED数はハッピーもバッドもあり各キャラ3~4程度。攻略制限がかかっている伏犠の話が一番ハラハラしましたね。最後のほうはなんでだか飛ばし飛ばしになってしまいましたが、親切で丁寧なキャラ描写はとても好感が持てました。個人的にはアルヴァインバッドEDが凝っていて好きでした。

プレイしてからやや時間が経っていますのでちょっと温度が下がった感想になりましたが笑、どの作品も面白かったなーと思っています。同人ゲーは大体製作に時間がかかるので、過去の作品をプレイしようとしたらOSが合わなくて動かなかった~ということも多々あり出来なくなるゲームもあるのでほんと一期一会ですね。
2013.09.30.Mon

428~封鎖された渋谷で~ PSP版 感想

Spike The Best 428 ~封鎖された渋谷で~
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売り上げランキング: 4,997


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4月28日、午前10時。渋谷中央署の新米刑事、加納慎也はスクランブル交差点にいた。
渋谷管内で誘拐事件が発生し、犯人は被害者の妹、大沢ひとみに現金を持たせるよう指示。
加納は先輩刑事の笹山と共に、身代金引き渡し現場に張り込んでいるのだ。
配属後、初めての大事件捜査に緊張する加納。
彼はまだ、事件の裏に自分の想像を遥かに超える陰謀が隠されていることを知らない。

同じ頃、遠藤亜智は日課のゴミ広いに精を出していた。
途中、女性に絡むスカウトをあしらったりしながら渋谷駅前まで来た亜智は、
ハチ公前に佇む一人の少女を目にした。
好みのタイプであったため、思わず見とれてしまう亜智。突如目の前で起きる事件。
少女に向けられた銃口。身の危険を察した亜智は咄嗟に飛び出し、少女をかばい逃走する。

事件捜査に奔走する加納。少女と行動を共にする内に徐々に事件に関わっていく亜智。
二人の青年を中心にフリーライターの御法川実、被害者の父である大沢賢治、
謎の着ぐるみタマの物語が複雑に絡みつつ、渋谷の街は今、騒乱の渦に包まれようとしていた。

wikipediaから引用)
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2008年12月4日にセガより発売されたWii用サウンドノベルゲームの移植版。
一般ゲーで良いADVゲームっぽいものはないかなあ(いっぱいあるんだけど)って感じで探しつつ、そういえばこれがあったな、と。TVCMは前身である「街」の印象が強いのですが。それはおいおいやるとして。
このゲームでは5人の登場人物の物語を操作しつつ、それぞれの行動が影響しあいます。例えばAさんが右行くか左行くかでBさんが死ぬか生きるか左右される……という。で、バッドEDにたどり着くと「Aさんの行動を変えればBさんの運命が変わるよ!」と、結構具体的なヒントが示されるので、そこを直して進めていけばOK。
シナリオは1時間ごとに進み、選択肢も多く、死んじゃったり一攫千金狙ったり、理不尽なんだかコミカルなんだかよくわからないバッドEDだらけ。5分~30分刻みで進むシナリオをチマチマチマチマ進めバッドEDを避けハッピーEDを目指します。フツーに読み進めているとバッドEDに行きますので個々のシナリオをかなり行き来する。ですがタイムチャートが視覚的に確認できますので、過去のシナリオから簡単にやり直せます。
KEEP OUT、JUMPというシステムがあり、Aさんのシナリオがある程度まで進むと行き止まり(KEEP OUT)、BさんのシナリオからAさんのシナリオにジャンプ(JUMP)してくることが可能。というように、読むだけゲーにならない爽快感も用意されています。
最近の(?)ADVゲームに慣れていると5分刻みのシナリオでバッドEDに行ったりすると先に進まない~みたいな気持ちに最初はなりますが、自分の操作次第で誰かが助かったり話が進んだりするのは結構気持ちが良くなります。

この作品は10:00~20:00の、たった10時間の物語です。にも関わらず濃い。非常に濃い。5人分(のちのち増える)のシナリオを読んでいるせいか「たった一日でどんだけドラマしてるんじゃー」となります。
一般向けのエンタメサスペンスコメディミステリ(踊る大捜査線風味?)という感じ。一昔まえの邦画作品のような楽しさで、奇抜さはない王道を貫きながら胸熱な展開が人を選ばない作風となっています。ゲームジャケットを見て分かる通り画面の中身は実写になり、女優・俳優が演じています。ほとんど静止画でたまに動画、声がないのが最初ちょっと寂しい気がしますが、なくて良いのかな、という気もします(俳優の声あて、というのは声優の声あてに慣れた自分にはちときつそうだし)
オタク向け臭がほとんどしないためか(笑)、名作がやりたい一般ゲーマーにまで浸透はしていそう。
タイトルの通り渋谷を舞台にしていますので知っていれば「ああ、ここか」的な気分になれます。

で、一週しカナン編が終わりました。あとバッドED回収とかあるんですがひとまずこれにて終了ですので感想を簡単に。

●個々シナリオ
登場人物が山のように出てきますので、各シナリオごとにさらっと。

・加納慎也(かのう しんや)
新米刑事加納くんは婚約相手の留美さん……というよりお父さんに対しての部分がひっかかりまくっていましたが(笑)、良い感じの刑事ドラマでしたね爽やかすぎる。
刑事ドラマの理想のようなスタンダードさでした。ジャックとの関係は萌えますね。

・遠藤亜智(えんどう あち)
渋谷の元チーマー(?)かと思いきや渋谷を愛しすぎてしまい日々ゴミ拾いをする無職青年。あれこれといいヤツすぎる。お嬢様との恋愛もベタすぎますがメインシナリオとしては相応しいんだろうなあという感じです。しかし彼のお父さんが黒幕の一部ってのは意表を突かれましたね。

・大沢賢治(おおさわ けんじ)
ほとんど家の中から出ないで終わり、シナリオのほとんどが独白と過去回想なので、5人の中では異色のシナリオのような。彼のシナリオをやる時は結構気が重かったです。ですが一番真相に近いのでしょうか、面白くプレイできました。

・御法川実(みのりかわ みのる)
一番好きなシナリオでした。熱血すぎるライターミノさんの体当たりすぎる取材に、周囲が引っ掻き回されつつも心を動かされるという内容でした。
色々とくさい面もありますが、むしろそれがしっくりきましたね。しかし頭山さんの自殺を何度も見るのはしんどかったw

・タマ
猫の着ぐるみに入りっぱなしのタマ可愛いですね。正体がわからなかった頃のほうが良かったでしょうか。割とすぐ中身を出してくれちゃいますけれど。
とにかく緊張感に欠けるシナリオが和みます。それもこれもメインキャラ(柳下社長・チリさん)が色々と強烈だったからかな。

という訳で総じて爽やかでしたね。最終章で428を舞台にしたハートフルヒューマンドラマは終わります。
ですが、黒幕が実は……?というところでNEVER END。これの続きはテレビアニメ「CANNAN」になるのでしょうか。
428の空気が好きな方はここで終わらせ、毛色が違ってもその先が気になる!という方は「CANNAN」を見るのが良いのかな?

●ボーナスシナリオ:カナン編
2009年に放映していたテレビアニメ「CANNAN」の主人公がこのカナンということに気づくのはwikipedia見てからでした。
タマことマリアの友達として名前だけ登場したカナンのシナリオは、ある条件を満たしクリアしたあとに解放されます。なるほど確かにクリアして読むべきシナリオな気がしますが、これは、本編の余韻が吹っ飛ぶ内容ですね!!
これは蛇足であるとかつまらない必要ないという評価は知っていたのですが、私は概ね楽しめてしまいました。今プレイしているADVゲームよりクオリティ高い部分もありますし、個性も強いし、変に説得力があります。ですが、確かにこれは428の世界観と共通していても雰囲気はブチ壊してしまうので、勿体ないような気がしました。作品そのものはいいのに酷評で可哀想な感じ。
カナン編ではマリアの元に向かうカナンがアルファルドとの出会いを思い返す、という内容なので、カナンの生い立ちから師匠であるシャムについてや、カナンがいかにしてあのようなハイパー設定を持っているのかがアルファルドとの対決から説明してもらえるのですが、舞台が中東・アニメーション絵・列車を舞台にした傭兵バトル、何より奈須きのこ氏のあの文章なので、邦画のような428の雰囲気とはかなりかけ離れているんですよね。なんか、踊る大捜査線の中で聖杯戦争がはじまっちゃったようなwwてのは言い過ぎですが、そんな感じ。
たくさんの人々の思惑が絡み合いほっとするヒューマンドラマで終わった428が突然超人異能バトルっぽくなってしまうので(カナンの共感覚のせいですが)、余韻が飛ぶ飛ぶ。これ何のゲームだったっけてなっちゃいました。シナリオはカナンが空港に到着する所で終わり、EDロールでは428メインテーマが使われて気遣いは感じますが、それでは誤魔化しきれない個性の強さがあります。クオリティがそこそこ高いだけ、余計に。
ですが余韻どうこうを抜かせば、奈須きのこ氏の個性的な筆力や豊富なイラスト、退屈させないよう頑張りまくりアニメのようになった演出の細かさ、ややオタク向けですが心地いいBGMに酔いしれて、「面白いADVだなー」で終われました。「カナンとアルファルドは兄弟弟子の関係でした」をあそこまで勿体つけてカッチョ良く表現できるのはTYPE-MOON製作だからですかね(笑)私はふつうに「すごーい」と感心するだけでした。
ですが、人は選びます……!428の雰囲気を壊したくない方は、確かにやらないほうがいいかも。そこはそれと割り切れちゃうならばやってみたほうが良いです。ちゃんと関連性ありますので。
2013.09.15.Sun

夏空のモノローグ Portable 感想

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移植版発売からも相当経っている気がしますが、なんかネタバレしちゃいけないような気がするのでなんとなく閉じています。あまり意味がないような気がしますが……。
気になったことをつらつら買いているだけのさらっと感想になりますー。

2013.09.05.Thu

下天の華 感想

下天の華
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戦国時代の最中、安土城織田軍のとある武将から、扮装の得意な忍びを雇いたいと伊賀の里へ一通の密書が届いた。 長老の命でその任務を遂行する事となった伊賀忍者の主人公ほたる。 城へ向かうと、安土の警固を任されている信長の重臣、光秀が雇い主だと判明する。 内容は、天下間近である信長の身辺を案じ、城内で敵になりそうな人物の見張りを目的とした諜報任務だった。

光秀の妹姫、桔梗として安土城にひと月の間滞在する事となったほたる。 得意とする変化を利用しさまざまな情報を得ていくうちに、謀反の影が浮かび上がるのを目の当たりにするのであった。

wikipediaから引用)
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●私とネオロマンスのうっすい絆
下天の華はネオロマンス最新作です(2013年9月現在)。
ネオロマンスについて語るのはもしかしてここでは初めて……?と思うくらいの久々感でした。
アンジェ・遙か・コルダ他もろもろ、有名作は数々ありますが、私がプレイしたのは遙か4、3シリーズ、2、舞一夜、ネオアン(途中まで)です。なのでネオロマンサーとして語るには難しい点もありますが、遙か3は初めての乙女ゲームとして大変お世話になった部分もあり、ちょくちょく比較だったりなんだりすることにはなりそうです。

●萌えと燃えの超まっとうな乙女ゲーム!
突然の忍び主人公突然の信長突然のポルトガル語主題歌に、出てきた時は「どうしよう、迂闊に近づけない」となりましたが、ふたをあけたらザ・スタンダードな乙女萌えと丁寧な展開と筋の通ったキャラクターに、ネオロマジックを感じました。恋愛の展開・ストーリーの盛り上がり・キャラのテンションがガチーとはまった最終イベントに「うおおおおおおおお」と私の心にも火が灯り、この熱い感動、どこかで感じたことがある、そうだ、遙か3だと思い出したのでした。
というわけで、概ね「面白い」と思えました。あまり時間をとらせずそこそこ丁寧にツボを抑えつつ楽しませてくれます。
1人2人と攻略しながらこれはいい、これなら続けられるとさくさく進めていくうちに、「何か物足りない」と思うように。「長さ」でした。
ストレスなくコンプできる長さに抑えられたお手軽感は確かに正解なのですが、キャラが気に入れば気に入るほど「これで終わり?」と思わずにいられない。もっと!もっと安土城をうろうろしたかった。キャラのやりとりが見たかった。選択肢がやたらあるイベントを潜り抜けて、この人の真相までたどり着き、切なさにむせび泣き最高のハッピーEDでマンセーしたい!と、だんだんとわがままな気持ちになってきましたね。
これだけ良い素材を備えて丁寧に作れるなら、もっと長くて感動できてやりごたえのある展開に、本当は、出来たのかもなーと思ってしまいました。
しかし、時代がそれを許さなかったんでしょうね。続編が決定しています。わ、わーい(納得しかねる歓声)
確かにあれだけ良い素材を揃えていたのなら、次展開も納得です。まだまだ下天で何かが出来る!という確信も間違いではないと思います。今の時代、一本で完成度を上げるより初期費用でどこまで走れるかが重要なのでしょうと思いつつ、これ一本でもっと出来ただろうしそれが見たかったなーなどとあるわけもない妄想に浸ってみたり。
と、意味不明な不満が出てくるくらい、まっとうに萌え、まっとうに感動し、まっとうにキャラクターを好きになれた良作でした。

●キャラクターデザイン
イラストレーターではなくまんが家にキャラデザを依頼するネオロマンス方式はこちら下天でも継続され、出てきた時は純粋に流石だなと思いました。ここでしか見れない、量産型の匂いのしない尖ったデザインは見ているだけで感動もの。第一印象だけでハヤテ先生の原画見たいです、という気持ちになっていました。衣装の細かさや艶やかさや純粋な迫力のようなものは老舗の風格を備えつつ、主人公の顔のきつさに「!?」となったはず。ですが、いらぬ心配でしたね。ほたるちゃん、まともでした。

●見せ方は魅せ方
キャラクタの背景の池が光っていたり、鳥が飛んでいたり、火が揺れていたり……、と、これはゲーム画面を見ないと伝わらないのが悲しいww(私も実際見てみるまでわかりませんでした)また、スチルにも工夫がこらされていてただの一枚絵に立体感があったりすごくキラキラしていたり、そういう部分には技術の進歩を感じましたね。魅せ方ひとつでドラマチック演出になりますね。

●キャラソンよりBGM
これは純然たる好みですが、攻略キャラクリア後に見れるスタッフロールがキャラソン……なのはいいのですが、歌詞があまり雅でなくて、世界観との乖離をやや感じました。キャラソンの歌詞ははすごくストレートというかお前が好きだ!一緒に生きよう!って言葉そのまま言ってて、確かに作中の台詞でもそういうのありましたけれど、せっかくなんだから美しい景色に例えたりしないのかなーすると遙かと被るからあえて避けたのかな?とモヨモヨしながら聞いてしまい、スタッフロールの時だけは真顔になってしまいますw好みですよね、すみません。
BGMは涙でそうになるくらい良かったです。シナリオが短くても確実に感動できるのはBGMが仕事しすぎなんじゃないかな……?ってくらい良いものが揃っています。恋愛イベントで良く聞く「夏菫」、印象的なシーンでかかる「華」「一輪」「華一輪」は延々ループしていたいほどでした。しかしサントラは某箱にしか入っていないらしく手を出すにはややお値段高めといった具合ですね。
というわけでどうでもいい比較ですが、BGM>>>>>>キャラソン、という感じでした。

●キャラクタ

・ほたる(主人公)
顔がきりりとしすぎて最初はびっくりしましたが、内面は人の話を聞き優しさに溢れ機転の利く娘っ子でした。
目立った非がないというか笑。
感情が顔に出る非道な手段を使えないと忍びとしては駄目だろーと思いつつ、乙女ゲーのフォーマットに適したニュートラル主人公です。

・織田信長
いわゆるメインヒーローで、民からも慕われ人徳の高さが伺われ、なんていうか欠点ないの?ってくらいクソイケでした。
夢を語るシーンはジーンときますね。恋愛面では2話時点でガンガン攻められるのでちょっとびっくりしました。
(「暇つぶしにさんざん付き合わせておいて」ってのは笑いました。で、ですよねー。でも相手してくれて優しい)
しかしながら、萌え的には信長様にはドーンと構えてもらい、でっかく見守ってほしいなあと思ってしまうお父さんポジションに落ち着きました。

・羽柴秀吉
フラグが折れるの早くてびっくりしましたよ!?
というのも1話時点で正体がばれる、というイベントが備えられているからです。それくらい秀吉にはあっさり正体がばれてしまう。切れ者ポジションです。
農民の出であるということでやっかみを受けたりしますがほたるの機転で解決してしまうのでした。
クチナシをあげた時の「姫さん……好き!」は面白い。

・明智光秀
ほたるの雇い主で信長暗殺計画の黒幕。ですがその真意は……。明智くん人気ありそうだけれど、他ルートで見える忠義心がアツイね!
「唇に触れると恋してしまうんでしょう?君なんかいくらでもお饅頭に恋していればいいよ」って、こういう台詞すごい久しぶりに聞いた……という感じです。聞いた時感動してしまいました。気に入ってるし可愛いと思うけれど生意気だしからかってやりたい、けれど自分の素顔を見られてしまい、べ、別に恥ずかしくないんだからね!という照れ隠しっぷりがすごい上手く伝わってきて「ウオー」ってなりました。
なんというかこういう「態度」から感情の機微が伝わるようにするって、誰でも表現できるわけじゃないんだろうなあとしみじみ思いました、お見事です座布団10枚。

・織田信行
「兄上、これで最後です!」と燃え盛る本能寺のなか涙しながら刀を抜く姿は圧巻。
優しい物腰から本性がばれたあとの手のひら返しがすごい。ですがその本音は過去に裏切られた経験からの痛み。
ぎりぎりまで恋愛にならず最後まで抵抗され拒絶され、最後の最後でやっと心の内に入れてもらえると感動もひとしおです。全キャラクター中、一番ほたるとくっついて良かったねと思えるキャラクタだったと思います。ほたるの甘ったれ精神が人を救うという意味でもなんか説得力のあるエピソードなのでシナリオとしては一番好きです。
続編は決定していますが、信行の物語はここで終わりなのでしょうか。どうでしょうか。

・森蘭丸
下天のラブコメ要員。青臭い展開に気分は秀吉(からかいポジション)でしたね。
かんざしのシーンで店主に怒りまくるのはお前青すぎだろと思いましたが、うーん、あのスチルは好きです。微笑ましい。あと川のところも良いです。
本能寺での「ここを通すこと、まかりならん!」とか格好いいです。柄にもなく「死ぬーーーーー!?」と思ってしまいました。
EDでほたるが七介に化けてびっくりさせるのとか、可愛いですね。

・徳川家康
下天の女性不信要員……ていうか女性不信のキャラクタは乙女ゲーで初めてみたかもしれない!?ちょっと新感覚。覚えてないだけかもしれませんが。
小鳥と戯れ草木と触れ合うのが趣味です。動物と意思疎通してるんでしょうか。
女性が苦手すぎてどう接していいかわからず逃げ続け、その原因を琵琶湖で聞くシーンはあー可哀想だなーと思いましたし、納得しました。
家臣から見て情けないところがあるようで再三「家康さまをお願いします!」と言われます。「明智の姫に袖にされた!?」とか笑いました。
最終局面の抱え上げスチルはカッチョイイの一言です。

・百地尚光
親ばかというか心配症な師匠ですね。ほたるが感情を殺さない子に育ったのはこの人のおかげか。
忍びの育成方針としてそれどうなん?と思いつつ納得のキャラクターでした。

●その他
総括として、「姫さま生活楽しい」っていうのもありました。姫さまとして生活場所を整えられるとかモノもらうとかちやほやしてもらうとか、それもこれも立場が姫さまだから、皆優しくしてくれるんですよーという前提が整っているので、安心して姫さま生活を送れます。蘭丸とか姫様姫様言ってきて可愛いですしね、ペットのようで……。
続編では姫さま生活が継続できるんでしょうか?そのあたりが気になったりします。

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